本の虫の読書ノート

本の虫の読書ノート

2024.10.11
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カテゴリ: ミステリー
図書館で借りた大沢在昌の「語りつづけろ、届くまで」を読みました。
普通のサラリーマンなのに、なぜか極道の犯罪に巻き込まれてしまう物語。




食品会社に勤める坂田勇吉は、新製品のおせんべいを宣伝する仕事をしています。

お年寄り向きに開発した新製品をお年寄りに食べてもらい、感想を聞きたいと、
坂田はNPO法人「つるかめ会」のボランティアとして参加していました。

彼は祖父に可愛がれて育ったせいか、年寄りの扱いが上手で好かれる存在でした。
「つるかめ会」では、祖父に習った将棋が役に立って、重宝もされていました。

ある日、会が終わって帰ろうとする坂田に玉井という男が声をかけてきます。
「つるかめ会」に参加している節子さんというお年寄りの息子さんでした。

この玉井との出会いが、飛んでもない事件に巻き込まれた発端でした。

この坂田と「つるかめ会」でボランティアとして参加している小川咲子さんは、
トラックの運転手をしていて男勝りですが、お互いに憎からず思っているんですね。

二人の秘かな恋の行方と、玉井が引き起こしたヤクザ絡みのとんでもない事件、
人生の悲哀も感じながら、憎めない人間模様を描いていて、面白い作品でした。





都会のしがらみから離れ、海辺の街で愛犬と静かな生活を送っていた松原龍。
ある日、龍は浜辺で一人の見知らぬ女と出会う。







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Last updated  2024.10.12 07:13:30
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