あそべぇ! ~ 1+1≠2

2006.04.07
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カテゴリ: ひとりごと
うちから学校へ向かうと、ちょうど道の向こうに富士山が見える。
自分が子どもの頃は、冬の間ずっと富士山に向かって登校していたわけだ。

それもまた一つの贅沢。

で、いつしか、校門の桜が大きく張り出し、富士山は、見ようと思わなければ全く気がつかない存在になっていた。
昨年発生したカラスの巣がけ騒動(子どもが襲われた)で、桜の枝を大きく払ったのが秋。

桜の枝の張り出しがあたりまえになっていたので、とても殺風景で違和感を感じていたが、冬になって、久々に通りいっぱいに真っ白い富士が見えたときのうれしさといったら。

ああ、見えるんだなぁ。

朝は白く輝く富士をみて、今日も頑張るぞと思い、夕暮れに浮かぶシルエットを見て、今日も無事に帰ってきたなとおもう。昔と変わらぬ、そんなひと冬を過ごした。

離任された校長。4年間毎日、同じ道を歩いていて、富士山の存在に気がつかれなかったという(校舎屋上からはよく見えるのよ)。
桜が寂しくなった代わりに、富士山が見えるようになりましたとお伝えしたら、本当に喜んで下さった。お伝えできてよかったと思っている。

春の桜は、さすがに寂しいものだった。
桜切るバカ・・・といわれているが、丁寧に枝を落とされたようで、残された枝からは、雪のように花びらが降り注いでいる。でも、例年なら、足下は真っ白なところ、ちょっと土の割合が多いかなという具合。

でも、こうして花が咲き散ってゆく季節の巡りと、変わらぬかのようにそこにある富士と、そこに向かって歩いていく子どもたちの姿。
移り変わってゆくことの喜びと哀惜と、移り変わっても変わらぬものの喜びと哀惜。その両方が自分の中にあることがちょっと嬉しい。










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最終更新日  2006.04.07 22:41:00
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