私の人生論 (思考が運命になる)

私の人生論 (思考が運命になる)

2023年06月05日
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カテゴリ: 認識の歩み


宋代の支那では、生まれの貧しさは、
出世のための越えがたい障害にはなりません。

聡明な青年なら、きわめて貧しい家の出でも、
ときとして高位の役人となれました。

ときには、村全体が団結して、有望な候補を、
その勉強期間援助するようなこともしました。

もし成功すれば、
村は高位の役人の保護をうけることになるから、
このくらいの犠牲を払う価値があったのです。

これによって、最終的に支那は、
重要な社会的流動性をもつことになりました。

官職は、地位と富をもたらしたのです。

しかし、最も富裕な家の子弟ですら、
高い社会的地位と親伝来の財産を推持するためには、
官僚制度の高い地位を獲得しなければならなりません。

試験による官吏採用は、
役人の権威に服さなければならない者たちに、
その権威の合理性を認めさせることになったのです。

つまり命令を下す者が、
自分個人の力でそのような権利を身につけたからです。





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最終更新日  2023年06月05日 08時22分06秒
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