私の人生論 (思考が運命になる)

私の人生論 (思考が運命になる)

2023年06月06日
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カテゴリ: 認識の歩み


十一世紀が西欧史の転換期であり、
十一~十二世紀が西欧文明の形成期です。

ロシア文明も、
ほぼこれとおなじころに誕生しています。

ロシアは、
862年にノルマン人のリューリクが
交易都市ノヴゴロドの公(クニャージ)となり、
リューリクの一族が東スラヴの居住地域に
支配を広げていく過程で、
東スラヴ人の間でいくつかの国家が形成され始めました。

この地域は、
リューリクの属する部族ルスの名前にちなんで
ルーシと呼ばれるようになりますが、
この地域名が、のちに
「ロシア」という国名と結びつけなります。

また、988年にはウラジーミル1世が
ビザンティン教会からキリスト教を受け入れ、
ビザンティン文化とスラヴ文化の統合を開始しました。

当時ロシアの中心となっていた
キエフ王国の国王(ウラジミル)が、一〇八八年に、
キリスト教とシリル文字をロシアに導入し、
ここから東ローマ帝国の伝統をひきつぐ、
ロシア文明が生まれてくるのです。

シリル文字というのは、
バルカン半島に住むスラヴ人が、
ギリシャ文字を改良したもので、
ロシア人などにぴったりした文字です
(ロシア人もスラヴ民族です)。

ロシアと西欧の中間にあるポーランドなども、
おなじく一〇世紀末が大きな転期になっています。





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最終更新日  2023年06月06日 05時10分06秒
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