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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2006.09.03
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カテゴリ: 文芸
小さき者へ
 「解決しなさかげん」が際だった6つの短編から成るのが本書。
 確かに「問題が何も解決していないじゃないか」というお話の集まり。

 父親の目を通して見た我が子や母、妻などを描いたのが、
 「海へ」「小さき者へ」の2編。
 こどもの目を通して見た我が父母や友だちを描いたのが、
 「フイッチのイッチ」「団旗はためくもとに」の2編。
 これらは、私がこれまでに読んだ
 「流星ワゴン」「私の友だち」や「エイジ」に共通する視点から描かれたもの。

それに対し「三月行進曲」は、
少年野球チームの監督として、チームの子供たちを見守りつつ、
家庭では夫として、そして父として、妻と娘を見つめる作品。
そして、「青あざのトナカイ」は、
夫として、そして父として、妻と娘を見つめながらも、
仕事や地域の人たちとの関わりを通して、自分自身を見つめる作品。

この2編が、他の4編と違っているのは、
家族以外のものを描くのに、かなり多くのページを割いていること。
そして、大人の男にとっては、後の2編の方が、よりリアルで重みを感じる。
家庭・家族は大事だが、外との繋がり・関わりもやっぱり大切で、
そのバランスを、どうとりながら過ごしていけるかが、本当に重要で悩ましいところ。

6編の中で、私が一番気に入ったのは「青あざのトナカイ」。
どん底まで落ち、そこから這い上がろうとする主人公に
最後、思わずエールを送りたくなる。

そして、巻末の『解説』は、
これらの6つの作品を、「中学生は、こんな風にとらえるのか」
と知ることができ、大変興味深かったです。





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Last updated  2006.09.03 12:42:45
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