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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2009.05.05
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カテゴリ: 文芸

 上杉景勝に謀反の疑いありとして
 「上洛して釈明せよ」という徳川家康に向かって放った
 所謂「直江状」のくだりだとか。

 豊臣家から徳川家へと、
 天下が、大きく流れを変えようとしているその時に、
 あえて、その流れに逆らう姿勢を見せた、この書状によって、
 上杉は、家康率いる東征軍を、会津で迎え撃つことになる。

その最中、上杉の動きに呼応して、石田三成が挙兵。
すると、待ってましたとばかりに、家康は上杉征伐を取りやめて、
光成との決戦に向け、徳川本隊を江戸城へと方向転換。
上杉にとって、千載一遇の好機到来!

兼継は、引き上げる徳川の背後を、
真田と連携して襲うことを、主君景勝に提案。
しかし、これまで、兼継の意向を全面的に受け入れてきた景勝が、
この時ばかりは、頑として受け入れなかった。

  忘れたか、山城守(兼継)。
  不識庵さま(謙信)が生涯、不女犯の誓いを立て、
  みずからを厳しく律してもとめつづけた上杉の義の心を。

  退却する敵に、背後から追い打ちをかけること、
  それは上杉の義ではない。
  利しか眼中にない、卑しい野心家のすることだ。

  徳川内府は、わが上杉家に無理難題を吹きかけてきた。
  われらは、それをはねつけ、徳川を迎え撃つにいたった。
  そこには、天に恥ずべきことは何もない。
  されど、敵の背中に矢弾を撃ちかけた瞬間から、
  上杉の名は薄汚い泥にまみれる。

  どうしても出陣するというのなら、このわしを切り捨ててゆけ。

この瞬間に、上杉家の歩むべき道が定まった。
耐え難きを耐え、忍びがたきを忍びつつ、とにかく、とことん生き延びる……。
その時、兼継が果たした役割は、もちろん絶大なものがあった。
彼の働き無しに、上杉家が生きながらえることは、決してなかっただろう。

それでも、もし、あの時、景勝が違う行動を選択をしていたらと考えてしまう。
上杉軍が、徳川軍の背後を追って、それとの合戦に及んだ場合、
関ヶ原の戦いの情勢は、かなり変わっていたのではないか。
場合によれば、関ヶ原の戦いそのものに至らず、
別の場所で、別の戦いが、違った展開で繰り広げられただけかもしれない。

そして、徳川家と豊臣家の対立の決着には、さらなる時間を要したかもしれない。
そうなると、江戸幕府成立の時期が遅れ、
徳川家康は年をとり、豊臣秀頼は成長していき……
歴史の流れは、変わっていったかもしれない……。

しかし、上杉家が、徳川を追って、その背後から攻め込んだ場合、
伊達政宗は、確実に行動を開始したであろう。
そして、当時の政宗の力量からすると、手薄になった会津を攻め滅ぼし、
その時点で、上杉家は滅亡……。

たった一つの決断が、こうまで歴史を変えてしまうものか……。





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Last updated  2009.05.05 09:50:45
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