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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2009.11.07
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 もちろん、次々に新しい著作を世に送り出し続けているのだから、
 これまでの彼女の著作は、どれもそれなりには売れているのだろうが、
 ランキング上位をこれほどキープし続けたのは、初めてではなかろうか?

 なぜ、本著はこれほどまでに売れたのであろうか?
 そう言う私も、新聞広告を見た瞬間「これは買いだ!」と思った。
 それは「<勝間和代>を目指さない」という見出しが目に入ったから。
 それ以後、週刊誌でもこの二人のことが、結構取り上げられた。

しかしながら、実際本著を手にして読んでみると、
予想以上にライトでアラカルトな一冊である。
そして、本著は序章と10の章からなっており、
そのテーマは、現代受けしそうな内容のオンパレードである。

  序 章 ほしいのは「ふつうの幸せ」
  第1章 恋愛にすべてを捧げない
  第2章 自慢・自己PRをしない
  第3章 すぐに白黒つけない
  第4章 老・病・死で落ち込まない
  第5章 すぐに水に流さない
  第6章 仕事に夢を求めない
  第7章 子どもにしがみつかない
  第8章 お金にしがみつかない
  第9章 生まれた意味を問わない
  第10章 <勝間和代>を目指さない

どれもこれも、「……べき」「……であらねば」と思って日々頑張っている人たちに、
「もっと肩の力を抜いて……」という癒しの言葉が、見出しとして見事に並んでいる。
確かに、勝間さんの著作とは、真逆の方向性が見て取れる。
そして、そういう言葉を求めている人は、実はとても多く、それ故売れに売れている。

さて、私は 『二重洗脳』 を読んだ直後、本著を読んだので、
この二つの著作の間にある類似性に、大いに驚かされることになった。
そして、現代人はある意味、色んな依存症に冒されている、
洗脳されているのかも知れないと気付かされたのだ。

  論理療法では、この「……べき」や「……ねばならない」を含む思考が、
  不適切な感情を引き起こす「誤った思い込み」の代表例だとし、
  これを「イラショナル・ビリーフ」(論理的でない信条)と呼びます。(中略)
  そうした「べき思考」を持っていると、何かうまくいかなくなると、
  「だから自分はダメなんだ」とか、
  「もう幸せになれない、生きている意味がない」と思ってしまいます。
  うつ病にかかりやすい人は、性格が几帳面でまじめなことがわかっています。
  こういう人は、もともと「ちゃんとすべき、そうしなければダメ」と考えやすい人と言えます。
  (『二重洗脳』p.165~)

本著は、洗脳された人々に「気づき」を与えることで、ドーパミン神経を回復させ、
元々感じられたはずの安らぎや幸福感(本著で言う「ふつうの幸せ」)を取り戻し、
現代社会にはびこる「歪曲した理想像」への依存症から解放しようとするものなのだろう。
さすがに、精神科医・香山リカである。





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Last updated  2009.11.07 20:07:04
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