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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2013.09.29
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カテゴリ: 教育・子育て

 が、今、学校や大学を卒業した後の世界は、予測不可能性に満ちている。
 現在行われているキャリア教育は、果たしてそれに対応したものだろうか。
 著者は、疑問を投げかける。

 キャリア教育は、将来の目標が立てられず、
 目標実現のための実行力が不足する若年者を鍛え直し、テコ入れすることで、
 若年者雇用問題の深刻化に対処することを目標として始まった。
 また、大学では、生き残り競争の中、就職実績維持いう目的もあった。

そのため、現在行われているキャリア教育の焦点は、
職業や就労だけに当たってしまっている。
また、その取り組みは、学校教育全体のものになっておらず、
外付けの実践、取り立て指導に終わってしまっている。

「夢」「やりたいこと」「就きたい職業」の探究。
しかし、まだ働いた経験がなく、職業(仕事)をよく知らないい若者に、
その回答を求めても、その根拠は随分と底の浅いものになる可能性が強い。
まずは、職業や仕事についての理解を深める学習に力を入れるべきであろう。

  日本の職業世界では、専門職や専門的職種などを除くと、
  そもそも雇用は、ジョブ(仕事)によって切り分けられていない。
  文系のホワイトカラーなどでは、その枠内であれば、
  どんな仕事でにも対応できることが求められる。
  職業世界の「現実」がこうであるのに、キャリア教育においては、
  「やりたいこと(仕事)」を明確にすることが求められる。
  - こうした対応関係には、もともと無理があるのではないか。
  僕が、「やりたいこと」重視のキャリア教育に、“危うさ”を感じてしまう理由には、
  この問題が根っこの部分に横たわっている。(p.67)

「俗流キャリア教育」においては、「やりたいこと」だけが上滑りしており、
現実との折り合いをつける役割を果たせていない。
また、「やりたいこと」だけに注目するのではなく、
自分の「やれること」、「やるべきこと」を意識して欲しい。

さらに、職場体験については、それをイベント的思い出に風化させぬため、
そして、キャリアプラン作成においては、将来の生き方をじっくりと考えさせるため、
学校教育全体としての取り組みが必要である。
さらに、正社員モデルを脱却し、非正規雇用を見据えたキャリア教育も。

本著は、今、定番となってしまっている「俗流キャリア教育」を脱し、
真に有益な、現実に即した「キャリア教育」が実現されるための、貴重な提言書である。





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Last updated  2013.09.29 10:38:23
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