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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2017.08.06
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​ ルポタージュ。
 取材記者やジャーナリストが、自ら取材した内容を各種メディアで報告すること。
 ですから、本著は著者の石川さん自身の体験を綴ったものではありません。
 あくまでも、石川さんが当事者らに取材をし、その内容をまとめたもの。

『ツレうつ』 は、夫が心の病となり、それを漫画家の妻が支えるお話。
 そこで描かれるのは、あくまでも病となった夫の姿がメイン。
 本著はその真逆で、妻が心の病となり、それを夫がどう支えたかという内容。
 主として描かれるのは、支える側の夫です。

こういった描き方をしたものは、実は少ないのではないでしょうか。
私も、本著が初めてのような気がします。
でも、考えてみれば、支える側に回る人間の数の方が、絶対に多いのです。
なので、こういった視点のものは、もっと数多く出版されて然るべきかと。

   ***

本著は、冒頭の「はじめに」からズシンときます。
「適応障害」と診断された皇太子妃雅子様に対する批判は、
「心の病」に対する社会の無理解や本音を、今更ながらに思い知らされます。
そして、それを支える皇太子殿下への著者の思いやりに、強く共感しました。

本著では、心の病となった妻を支える夫の辛さ・苦しさが痛いほど伝わってきます。
病気となった妻だけでなく、場合によっては子どもたちの日常を支えながら、
家計を維持すべく、社会人としての活動を継続していくことの難しさ。
援助者を得ること、そしてその援助を継続してもらうことの難しさ等々。

自身が病となったときよりも、妻がそうなったときの方が色々と難しい……
「それは、そうかもしれないな」と思いました。
そして、夫婦の一方が心の病となったとき、
もう一方もそれに近い、あるいはそれを越える状況になっていることが多々あるとも。

本著では、スッキリとした解決策は示されてはいません。
逆に、スッキリとした解決策など存在しないのかもしれません。
他のことは全て現状を維持したまま、
心の病だけを治すなんていうことは、不可能なのかもしれません。

心の病となった人を支えることは、一筋縄ではいきません。
一人で悩まず、救いの手を差し伸べてくれる人や場所を探しましょう。
そして、それでも一番辛くて苦しい思いをしているのは、
病となったその人だということを、忘れないでほしいのです。





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Last updated  2017.08.06 12:20:26
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