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2021年06月12日
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カテゴリ: 国内旅行365
こんにちは。
本日は、最新作 「​​​ おもしろ歴史ウォーキング 最新東京編 ​​​​​​ 」からのネタです。



 新たに取材したネタと写真をもとに書き下ろした本書は、激変する東京にある歴史スポットの紹介で人気を博しております。
今回は、 第3章の『 自然豊かな国分寺崖線沿いに並ぶ神社仏閣、空中庭園、古墳をめぐる散歩道 東京都世田谷区、狛江市、調布市 』をお送りさせていただこうか、と。
諸事情があって、冒頭の部分だけですが…。
すべての記事は、 ​​ こちら ​​ですよ。
是非、本書もご覧いただければ幸いです。
ちなみに記事は、コロナの感染拡大が比較的抑えられていた 2020 7 月に行った時のもの。
一日も早く、何の心配もなく出歩ける日が返ってくることを祈っています。
1.喜多見家ゆかりの世田谷区内最古の鳥居がある氷川神社
 本章は、狛江から慶元寺周辺を巡った前回の続きです。世田谷区から狛江市に戻り、野川を遡って調布市まで足を伸ばします。
 区立稲荷塚古墳緑地を出て、慶元寺を左手に見ながら歩くと、長い参道を持つ神社が現れました。


 ここは、旧喜多見村の鎮守・氷川神社。
 慶元寺もそうでしたが、こちらの参道も深い緑に抱かれて荘厳な雰囲気が漂っています。
 ここは世田谷区ですが、 23 区で、これほど遠近感が意識できる参道を持つ神社仏閣は少ないかもしれませぬ。
 氷川神社の創建は、室町時代に起きた多摩川の洪水などで古文書が流失し、詳しいことはわからないそうです。ただ、天平時代の 740 年に創建したと伝えられているのですか。
 その後、荒廃していた氷川神社を 1570 年に修復したのが、江戸重長の末流になる江戸頼忠でした。江戸時代になって江戸氏は喜多見氏と改姓し、寄進を行ったり、社殿を再建したりして保護したらしい。
 ちなみに、この石の鳥居は、 1654 年に、喜多見重恒、重勝兄弟によって寄進されたもの。



 世田谷区内最古の鳥居で、世田谷区有形文化財に指定されているのですか。
 長い参道の先には、立派な社殿がありました。


 こちらは、 1990 年に再建されたのですね。拝殿と本殿で構成される社殿は、流れるような屋根の形が印象的でした。



2.「真田幸村」にちなむ興味深い風習がある喜多見不動堂
 氷川神社から次の目的地まではかなりの距離を歩きます。道に迷いつつも、世田谷通りを越え、喜多見商店街を歩き、ようやく小田急線喜多見駅に到着。
 ここからは、近くを流れる野川に沿って歩きます。



 野川にかかる上野田橋を渡って線路の高架下をくぐると、緑の小高い丘が目に入りました。
 丘の上にあるのが、喜多見不動堂。
明治 9 年に、当地の住民たちが、村内の安全や諸難消除、各願成寿のために建てたお堂だそうです。昭和 16 年には、さきほどお参りした慶元寺の境外仏堂になったのですか。
 境内にそびえる崖の前には、小さな池がありました。その池の中に、はけと呼ばれる国分寺崖線から湧き出た水が、小さな滝となって流れ落ちています。


かつては信者が、この滝に打たれて水行したこともあったのだとか。
 池のほとりの石段を上り、不動堂にお参りします。


 お堂は明治 9 年建立と、意外に新しいのですな。それでも、江戸時代以前から建っているような存在感がありました。
 本尊は不動明王座像で、多摩川の大洪水が明治の初めに起きたとき、 喜多見河原に流れ着いたものだそうです。その仏像を成田山新勝寺で入魂したと伝えられているのだとか。
不動堂の前にある世田谷区教育委員会の解説板に、以下の面白い記述がありました。


毎年冬至の日には星祭りが執行され、護摩が奉修され、特に南瓜に『真田幸村』と書き、 自分の名前と併記して護摩供養すると喘息や中風に罹らないという南瓜護摩が古くからこの日に行われている。
なぜ真田幸村の名前が、病気平癒の祈願に使われるのでしょうね。しかも、それをカボチャに書くのも面白い。
明治の初めの創建時から始まった風習なのか、あるいは、それ以前、江戸時代からあった風習なのか。
真田幸村が、知略を兼ね備えた強い武将として、当時から人気があったのでしょう。攻め寄せる病気を、幸村が真田丸で迎え撃つシーンをイメージしてしまいそう。
民俗学の研究テーマになりそうだと思いつつ、喜多見不動堂を後にしました。
3. 国分寺崖線の魅力を満喫できる神明の森みつ池と成城みつ池北緑地
喜多見不動堂のある丘から続く国分寺崖線を右手に見ながら、崖線沿いの道を歩きます。


国分寺崖線は、多摩川が 10 万年以上かけて武蔵野台地を削り取ってできた段丘なのだとか。立川市から国分寺市、調布市を通って世田谷区、大田区へと続く崖の連なりが、 30 キロも続くのですね。
崖線に沿って、木々や湧水などの自然環境に恵まれた帯が続き、世田谷区では「みどりの生命線」とも言われているらしい。
ただ、緑に包まれた崖線はフェンスに囲まれ、入ることができないのが残念。


この辺りは、神明の森みつ池と呼ばれるエリアで、湧水が 4 か所も存在するそうです。


ちなみに、神明の森とは、水神の祠を祭った場所だったからなのだとか。みつ池の名前は、かつて三つの池を作り、水を温めて田んぼに流していたことに由来するらしい。
東京 23 区内では 2 か所しか自生していないゲンジボタルや、絶滅危惧種に指定されている動植物が数多く残る特別保護区だそうですよ。


サンクチュアリとして、立ち入り禁止なのも頷けました。
 それにしても、ここは湧水の量が半端ないですな。


フェンスの下から、水道栓を閉め忘れたみたいに、ドバドバ水が流れ落ちています。貧乏性なので、もったいない気分になるのでした。
 それでも、国分寺崖線の緑地に入りたいと思っていたら、「成城みつ池北緑地」の案内板を発見。


 それを読むと、元住宅があった敷地を、国分寺崖線の緑を保全する目的で緑地公園に整備したとのこと。
 崖の下から上の広場まで散策路が作られているのですか。
 これは、行くしかありませんね、と急こう配の階段を上ります。


(以下、 「​ おもしろ歴史ウォーキング 最新東京編 ​​ に続く)
このあと、人工基盤の上に作られているとは思えない、きたみふれあい広場を散策。
地上 10 メートルの空中庭園からは、晴れた日には富士山や丹沢山地なども望めるらしい。
自分が立つ広場の下に、車両基地があるとは信じられませんでした。
このあと、住宅地の中の小高い丘に建つ糟嶺神社と明照院へ。
丘が、高さ 3.81 メートル、根廻り 127 メートルの巨大な古墳であると知って驚きました。


自然地形による独立の丘の可能性もあるそうですが、地形的に前方後円墳にも見えて、古代のロマンを掻き立てられます。
東京の歴史ウォーキングの醍醐味が味わえる続きは、是非、​​こちら​​をご覧いただければ幸いです。
目次より
第1章 赤穂義士とスター旗本ゆかりの場所、高輪ゲートウェイ駅近くの歴史スポットをめぐる旅 東京都港区
 1.伸びしろに期待が持てる高輪ゲートウェイ駅
 2.高輪ゲートウェイ駅の由来のひとつになった高輪大木戸
 3.赤穂義士の強い意志が今も生きている泉岳寺
 4.個性豊かな赤穂四十七義士のお墓がある
 5.大石内蔵助ほか 16 名の義士切腹の場所
 6.江戸時代の有名人のお墓がいっぱい
 7.有名な朝顔の井戸がある薬王寺

第2章 名門江戸氏ゆかりの慶元寺と東京 23 区内に存在した唯一の藩・喜多見藩の痕跡を探す旅 東京都狛江市、世田谷区
 1.美しい花を眺めなからウォーキングが楽しめる岩戸川緑地公園
 2.岩戸八幡神社に残る創建時の興味深いエピソード
 3.室町時代後期の仏像を有する古刹・明静院
 4.杉木立の参道、江戸中期の本堂、地域風景資産の三重塔と見どころ満載の慶元寺
 5.東京 23 区内にあった唯一の藩・喜多見藩の痕跡を探せ
 6.土塁か、古墳か、にコーフン

第3章 自然豊かな国分寺崖線沿いに並ぶ神社仏閣、空中庭園、古墳をめぐる散歩道 東京都世田谷区、狛江市、調布市
 1.喜多見家ゆかりの世田谷区内最古の鳥居がある氷川神社
 2.「真田幸村」にちなむ興味深い風習がある喜多見不動堂
 3.国分寺崖線の魅力を満喫できる神明の森みつ池と成城みつ池北緑地
 4.人工基盤の上に作られているとは思えない、きたみふれあい広場
 5.巨大な古墳とのかかわりが気になる糟嶺神社と明照院

第4章 東京で、お花見と歴史スポットを一緒に楽しみたいなら、芝離宮と浜離宮がおすすめ! 東京都港区、中央区
 1.芝公園の桜は、歴史スポットとコラボで楽しみたい
 2.東京のアイコンのひとつに数えられる増上寺と東京タワーのコラボ
 3.たっぷりゆっくりお花見が楽しめる旧芝離宮恩賜庭園
 4.旧芝離宮恩賜庭園は、絶景スポットも歴史アイテムもいっぱい
 5.全国的にも珍しい鴨場がある浜離宮庭園
 6.城跡でもある浜離宮は、歴史スポットもいっぱい

第5章 大森貝塚、馬込文士村、郷土資料館、城跡 考古学、文学、歴史学好きにはたまらない大田区馬込周辺を歩く 東京都大田区、品川区
 1.大田区の馬込地区には、都内屈指の文士村があった
 2.最近まで場所が特定されなかった、日本考古学発祥の地・大森貝塚
 3.「人生劇場」の著者・尾崎士郎の居宅跡に作られた記念館
 4.中高年に勇気を与えてくれそうな山王草堂記念館
 5.有名作家の文学碑めぐりと鎌倉幕府成立に欠かせない梶原景時ゆかりのお寺
 6.考古学、文学ファン必見の大田区立郷土資料館
 7.住宅街に眠る戦国の大城郭・馬込城

第6章 オシャレな街の中に垣間見える歴史と伝統 東京・自由が丘の魅力に迫る旅 東京都目黒区、世田谷区
 1.「衾駅」という駅名が有力候補だった「自由が丘駅」
 2.大蛇が鳥居に絡みついている奥沢神社
 3.自由が丘の「女神祭り」を知っていますか?
 4.異国情緒漂う自由が丘をタウンウォッチング
 5.昭和を代表するアイドルのオフィシャルショップがあった自由が丘
 6.かつての自由が丘、武蔵国荏原郡衾村谷畑の鎮守であった熊野神社
 7.スイーツの街・自由が丘のアイコンともいえるスイーツフォレスト

第7章 お面かぶりと戦国の城の魅力が満載の九品仏浄真寺とエピソードいっぱいの神社仏閣を歩く 東京都世田谷区、目黒区
 1.昭和の洋画壇を代表する画家のアトリエ跡に作られた宮本三郎記念美術館
 2.東京都指定の有形、無形文化財が満載の九品仏浄真寺
 3.今なお圧巻の土塁が存在感を発揮する奥沢城跡
 4.世田谷の小公園、緑道は、癒しスポットがいっぱい
 5.大正時代、新聞で紹介された怪談で賑わったという氷川神社
 6.大迫力の大イチョウが印象的な二つの古刹

第8章 野猿峠に点在する極上スポットと中世の見張り所があったと言われる平山城址公園を歩く 東京都八王子市、日野市
 1.多摩丘陵に並ぶ二つの都立公園
 2.変化に富んだ沢の景観が楽しめる都立長沼公園
 3.あゝ野猿峠、あるウォーカー哀史
 4.野猿街道に突如現れる逆ピラミッド
 5.森の中に佇む囲炉裏料理の店と小さな美術館
 6.源氏の侍大将の見張り所があったとされる平山城址公園
 7.平山城跡は、平山城?

第9章 関東厄除け三大師のひとつ西新井大師と、異国情緒漂う公園、歴史ある神社仏閣をめぐる下町散歩 東京都足立区
 1.ベルモント公園で、オーストラリア旅行のアリバイが作れる?
 2.国内最大級のネット遊具と大人も癒されるプラネタリウムがあるギャラクシティ
 3.歴史ミステリーのネタになりそうな伝承が残る猿仏塚
 4.徳川家の祈願所位牌安置所であった国土安穏寺
 5.神々が船で上陸したという神話の場所に祀られた鷲神社
 6.源頼義・義家父子と小林一茶の暑いエピソード満載の炎天寺
 7.関東厄除け三大師のひとつ・西新井大師
 8.見どころが盛りだくさんの西新井大師の境内
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最終更新日  2021年06月12日 13時08分11秒
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