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2021年08月07日
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カテゴリ: 国内旅行365
​​​
こんにちは。
本日は、最新作 「​​​ おもしろ歴史ウォーキング 最新東京編 ​​​​​​」からのネタです。


 新たに取材したネタと写真をもとに書き下ろした本書は、激変する東京にある歴史スポットの紹介で人気を博しております。
今回は、 第7章の『 お面かぶりと戦国の城の魅力が満載の九品仏浄真寺とエピソードいっぱいの神社仏閣を歩く 東京都世田谷区、目黒区 をお送りさせていただこうか、と。
諸事情があって、冒頭の部分だけですが…。
すべての記事は、​ こちら ​ですよ。
是非、本書もご覧いただければ幸いです。
ちなみに記事は、 2020 8 に行った時のもの。
一日も早く、何の心配もなく出歩ける日が返ってくることを祈っています。
1.昭和の洋画壇を代表する画家のアトリエ跡に作られた宮本三郎記念美術館
 前回は、自由が丘周辺の観光スポットをご紹介しました。
 今回は、自由が丘から東急大井町線の九品仏駅、そして目黒通りを越えて目黒区八雲周辺を歩きたいと思います。
 スイーツフォレストから再び奥沢の住宅街を歩き、東急東横線の踏み切りを越えてしばらく行くと、コンクリート造りの真四角の建物が現れました。



 住宅街の真ん中に、無機質なコンクリートという斬新なデザイン。まったく装飾がないところが、逆に目を引きますね。
ここは、宮本三郎記念美術館。昭和の洋画壇を代表する画家、宮本三郎のアトリエがあった場所に作られたらしい。
 宮本三郎が亡くなった後、膨大な作品と土地を世田谷区が譲り受け、平成 16 年に世田谷美術館の分館として開館したのですか。
 美術館は、 2 階建てで、 1 階が講座室、 2 階が展示室になっています。
10 年前に来たときは、まだ建物が新しく、床や壁、天井、どれをとってもピカピカでした。建物のモダンさと、華麗な色彩の絵画がとてもマッチしていたのを覚えています。
 でも私は、絵を見るのは好きだけれど、あまり美術に詳しいわけではありません。当時は、宮本三郎という画家の名前を知らなかったのです。
 宮本三郎は、石川県の小松市出身で、上京して画学校に通い、若くして二科展に入選して注目されたらしい。
 晩年は、日本美術家連盟理事長や多摩美術大学教授、金沢美術工芸大学名誉教授にも就任した大家なのですね。
 初めて作品を見たとき、宮本三郎の多彩な画風に目を奪われたのを覚えています。
 もともと抽象画より写実画のほうが好きな人間ですが、その中間あたりの表現で、何より色彩が素晴らしい。
 行った日は、「絵画、その制作とプロセス」の企画展が開催されていました。
宮本三郎は、作品を描くに至るまで、丹念にデッサンを重ねることを常としていたらしい。自らの課題を繰り返し試行するように、同主題でモデルのポーズや構図を変えるなどして制作を続けたのですか。
 モデルが高峰秀子や新珠三千代、京マチ子など有名な人だったり、バレリーナや踊り子を独特の色彩表現で写し取ったりしている点も興味深かったです。



 写実の鬼才と評された洋画家の作品をゆっくり堪能できました。
2. 東京都指定の有形、無形文化財が満載の九品仏浄真寺
 美術館を出て、再び住宅街をテクテク歩き、東急大井町線の九品仏駅にやってきました。
 九品仏駅とは、いかにもお寺が近くにありそうな駅名ですな。その通り、駅名の由来となった寺院が駅前にあるのでした。


 それは、九品仏浄真寺(くほんぶつじょうしんじ)。
 九品仏のネーミングの由来は後で述べることにして、駅前から長く伸びる参道を歩きます。



 参道の入り口付近に、古い石柱がありました。そこには、「 禁銃猟 警視庁 」の文字が…。

 銃を使って猟をしてはいけないという意味ですか。
住宅街のど真ん中で、猟銃を撃つ人なんているの?と、臨戦態勢で周囲を見渡します。
 石柱の後ろを見ると、明治 32 11 月と彫られていたので少し安心しました。明治時代、この辺りは鉄砲を使って猟ができるほどの自然が残っていたのでしょうね。



 見晴らしのよい参道をしばらく歩くと、古刹の雰囲気が漂う東門がありました。



 そこをくぐると、 1678 年に当寺を開山した高僧「珂碩上人」の像を安置する開山堂が右手に見えます。さらに参道を進むと、威風堂々とした仁王門が出迎えてくれました。



 1708
年に建立された鐘楼は流麗で、関東でも名楼として知られているとのこと。



 本堂の脇に毅然と立つイチョウの大木は圧巻です。あまりの大きさに、どんなに後ずさりしても、全体が画面に収まりませぬ。


さすが、東京都の天然記念物ですね。
境内は隅々まで掃き清められ、真夏の猛暑の中でも清々しく本堂にお参りすることができました。



 ところで九品仏のネーミングの由来は、こちらの本堂ではないのですよ。
本堂の対面に、 3 つ並んで建つ阿弥陀堂がその由来です。


それぞれのお堂には、 3 体の阿弥陀如来像が安置されており、合計すると 9 体。



 仏様は、上品上生、上品中生、上品下生、中品上生、中品中生、中品下生、下品上生、下品中生、下品下生という、浄土教における極楽往生の 9 つの階層が表現されているらしい。
これらを合わせた九品の仏様から、「九品仏」の通称で呼ばれているのですね。
9 体の阿弥陀仏像は、江戸時代初期の 1667 年に造立されたもので、いずれも 2.8 メートルの高さがあるそうです。


一つのお堂に巨大な 3 体の仏様が並ぶ姿は圧巻でした。ただ、こちらも大きすぎてカメラの画面に、 3 体が一緒に収まりませぬ。


3 つのお堂が並ぶ写真も、すべてが収まるいいアングルの場所がなく、カメラマン泣かせのお寺かもしれないと思いました。
 ただ、これらのお堂の配置は、 1836 年に発行された「江戸名所図絵」の時代と、ほとんど変わりがないそうです。
 デジタルの現代は、ビジュアルが重視されますからね。今なら、それが建物の配置にも影響を与えるのかもしれませんが…。
406 文字略)
3. 今なお圧巻の土塁が存在感を発揮する奥沢城跡
 九品仏浄真寺について、大人になってから、見方が大きく変わる事件があったのですよ。
それは、ここが奥沢城の跡でもあるとわかったときです。
東京 23 区に戦国時代の城跡が残っているのは珍しい。そう思って再訪問してみると、思いのほか、しっかり城の痕跡が残っているではないですか。
 まずは、仁王門の脇に残る土塁。



(以下、 「​ おもしろ歴史ウォーキング 最新東京編 ​​ に続く)
このあと、世田谷城の出城の役目を果たしていた奥沢城の魅力を堪能しました。
一辺約 150 メートルの方形単郭の平城ですが、よく見ると、さすが戦国の城ですね。
戦国時代の息吹が伝わってくるような厳重な土塁に驚くのでした。
ほかにも、大正時代に新聞で紹介された怪談話で賑わった神社や 、大迫力の大イチョウが印象的な二つの古刹など、見どころが目白押し!
東京の歴史ウォーキングの醍醐味が味わえる続きは、是非、​​こちら​​をご覧いただければ幸いです。
目次より
第1章 赤穂義士とスター旗本ゆかりの場所、高輪ゲートウェイ駅近くの歴史スポットをめぐる旅 東京都港区
 1.伸びしろに期待が持てる高輪ゲートウェイ駅
 2.高輪ゲートウェイ駅の由来のひとつになった高輪大木戸
 3.赤穂義士の強い意志が今も生きている泉岳寺
 4.個性豊かな赤穂四十七義士のお墓がある
 5.大石内蔵助ほか 16 名の義士切腹の場所
 6.江戸時代の有名人のお墓がいっぱい
 7.有名な朝顔の井戸がある薬王寺

第2章 名門江戸氏ゆかりの慶元寺と東京 23 区内に存在した唯一の藩・喜多見藩の痕跡を探す旅 東京都狛江市、世田谷区
 1.美しい花を眺めなからウォーキングが楽しめる岩戸川緑地公園
 2.岩戸八幡神社に残る創建時の興味深いエピソード
 3.室町時代後期の仏像を有する古刹・明静院
 4.杉木立の参道、江戸中期の本堂、地域風景資産の三重塔と見どころ満載の慶元寺
 5.東京 23 区内にあった唯一の藩・喜多見藩の痕跡を探せ
 6.土塁か、古墳か、にコーフン

第3章 自然豊かな国分寺崖線沿いに並ぶ神社仏閣、空中庭園、古墳をめぐる散歩道 東京都世田谷区、狛江市、調布市
 1.喜多見家ゆかりの世田谷区内最古の鳥居がある氷川神社
 2.「真田幸村」にちなむ興味深い風習がある喜多見不動堂
 3.国分寺崖線の魅力を満喫できる神明の森みつ池と成城みつ池北緑地
 4.人工基盤の上に作られているとは思えない、きたみふれあい広場
 5.巨大な古墳とのかかわりが気になる糟嶺神社と明照院

第4章 東京で、お花見と歴史スポットを一緒に楽しみたいなら、芝離宮と浜離宮がおすすめ! 東京都港区、中央区
 1.芝公園の桜は、歴史スポットとコラボで楽しみたい
 2.東京のアイコンのひとつに数えられる増上寺と東京タワーのコラボ
 3.たっぷりゆっくりお花見が楽しめる旧芝離宮恩賜庭園
 4.旧芝離宮恩賜庭園は、絶景スポットも歴史アイテムもいっぱい
 5.全国的にも珍しい鴨場がある浜離宮庭園
 6.城跡でもある浜離宮は、歴史スポットもいっぱい

第5章 大森貝塚、馬込文士村、郷土資料館、城跡 考古学、文学、歴史学好きにはたまらない大田区馬込周辺を歩く 東京都大田区、品川区
 1.大田区の馬込地区には、都内屈指の文士村があった
 2.最近まで場所が特定されなかった、日本考古学発祥の地・大森貝塚
 3.「人生劇場」の著者・尾崎士郎の居宅跡に作られた記念館
 4.中高年に勇気を与えてくれそうな山王草堂記念館
 5.有名作家の文学碑めぐりと鎌倉幕府成立に欠かせない梶原景時ゆかりのお寺
 6.考古学、文学ファン必見の大田区立郷土資料館
 7.住宅街に眠る戦国の大城郭・馬込城

第6章 オシャレな街の中に垣間見える歴史と伝統 東京・自由が丘の魅力に迫る旅 東京都目黒区、世田谷区
 1.「衾駅」という駅名が有力候補だった「自由が丘駅」
 2.大蛇が鳥居に絡みついている奥沢神社
 3.自由が丘の「女神祭り」を知っていますか?
 4.異国情緒漂う自由が丘をタウンウォッチング
 5.昭和を代表するアイドルのオフィシャルショップがあった自由が丘
 6.かつての自由が丘、武蔵国荏原郡衾村谷畑の鎮守であった熊野神社
 7.スイーツの街・自由が丘のアイコンともいえるスイーツフォレスト

第7章 お面かぶりと戦国の城の魅力が満載の九品仏浄真寺とエピソードいっぱいの神社仏閣を歩く 東京都世田谷区、目黒区
 1.昭和の洋画壇を代表する画家のアトリエ跡に作られた宮本三郎記念美術館
 2.東京都指定の有形、無形文化財が満載の九品仏浄真寺
 3.今なお圧巻の土塁が存在感を発揮する奥沢城跡
 4.世田谷の小公園、緑道は、癒しスポットがいっぱい
 5.大正時代、新聞で紹介された怪談で賑わったという氷川神社
 6.大迫力の大イチョウが印象的な二つの古刹

第8章 野猿峠に点在する極上スポットと中世の見張り所があったと言われる平山城址公園を歩く 東京都八王子市、日野市
 1.多摩丘陵に並ぶ二つの都立公園
 2.変化に富んだ沢の景観が楽しめる都立長沼公園
 3.あゝ野猿峠、あるウォーカー哀史
 4.野猿街道に突如現れる逆ピラミッド
 5.森の中に佇む囲炉裏料理の店と小さな美術館
 6.源氏の侍大将の見張り所があったとされる平山城址公園
 7.平山城跡は、平山城?

第9章 関東厄除け三大師のひとつ西新井大師と、異国情緒漂う公園、歴史ある神社仏閣をめぐる下町散歩 東京都足立区
 1.ベルモント公園で、オーストラリア旅行のアリバイが作れる?
 2.国内最大級のネット遊具と大人も癒されるプラネタリウムがあるギャラクシティ
 3.歴史ミステリーのネタになりそうな伝承が残る猿仏塚
 4.徳川家の祈願所位牌安置所であった国土安穏寺
 5.神々が船で上陸したという神話の場所に祀られた鷲神社
 6.源頼義・義家父子と小林一茶の暑いエピソード満載の炎天寺
 7.関東厄除け三大師のひとつ・西新井大師
 8.見どころが盛りだくさんの西新井大師の境内
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最終更新日  2021年08月07日 12時18分50秒
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