bittersweetのホロ苦アヴェニュー

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夢のような日々。

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2005年07月31日

２日目に私が学校休んで 愛・地球博 に連れて行きました。やはりああいうんは子どもこそ見るもんだと
思うのよ私。たとえ内容は少ししか覚えてなくっても、衝撃はきっと心の深いところに残るでしょ。人気
パビリオンは軒並長蛇の列だし、やらせてやりたかった木登り体験なんて予約開始から２分で締切、
なんで一日２５人くらいしかできんのじゃーと腹立たしく思ったりもしたがね、子どもって大人みたく結論
ありきでモノを見ない。反応がストレートで意外で面白い。こっちが「喜ぶだろう」って用意してやったものに
目もくれず不可解なものを大喜びして飽きずに見つめてるし、兄さんと二人きりにしといても言葉の壁を
楽々乗り越えて楽しくやってる。たくましいよ。

てゆーか最近の英語教育ってのは結構すごいんだね。ヒロキの小学校(私の母校でもある)は別になんて
こたないフツーの田舎の学校だが週に１回くらい日本人の先生の教える英会話の授業があるらしい。
ヒロキの口から”スリーピー””ヤミー””ハングリー”なんて言葉がスラスラ出てびっくりした。１週間兄さんと
暮らす間にも彼の英会話力は飛躍的に伸びてまったく子どもの脳味噌のやわらかさには感嘆であります。

３日目の早朝に帰宅し、私はそのままチャリぶっとばして学校。簿記会計簿記会計。兄さんとヒロキは疲れも
あって一眠り、昼からはゲーセン三昧、そして近所の公園でセミとりというハナシ。

翌日兄さんの出勤時に田舎へ戻る電車に乗せようとしたら架線事故で電車各線が全面ストップ、復旧予定も
未定。ヒロキを駅にひとりで置いておくわけにはいかないし叔父に連絡して宿泊延長の許可をもらった後、
駅に連れに行って半日一緒に教室にいさせてもらった。すげーおりこうでまた驚いた。家族といっしょだと全く
おこちゃまなヤツが知らない大人に囲まれているときちんとケジメはつけるし静かに一人で遊んで勉強している、
ご挨拶もできる。休憩時間にはみんなに囲まれてオヤツ食べながら可愛がられている。できるんじゃん・・・

翌日、翌々日（週末）は新聞屋からもらった映画チケットで『ロボッツ』見に連れてったり、ゲーセンでメダル
ゲームに興じたりした。親の方は寂しがってないか不安になってないかと毎日電話してくるのに本人はケロリで
ある。むしろ宿泊延長まだまだオーケーよってなもんである。（こちらに来る日は電車の中でお母さんを思い出し
涙が少し出たらしいが）

いやーしかし、万博でも街中でもゲーセンでも何度も「おかあさま」と呼ばれたわ。見た目”新卒２２歳”な私ですが
やはり親子分の年齢の離れた子と歩くとそれなりに見えてしまうものなんですねハイハイ。泊まりにきた当初は、
ちょろちょろするし話は聞いてないしで、サザエさん家のカツオのような男の子ならやりやすいのにーとイライラ
したりもしたけれど、この子にゃこの子だけの良いところや彼らしさがあってそれを発見して伸ばしてやるのが
まわりの大人の責任だなという思いをまた強くいたしました。「さっさとしなさい」という言葉を何度飲み込んだことか。
ザ・忍耐。それと、子どもってこんなちょっとしかご飯食べないとかお菓子（糖分）をたくさん摂るとすげーハイに
なって飛び回るとかそういう発見も。うちの兄さんは、脳内子どもでも食欲は大人２人前だからね。新鮮でした。

また夫婦二人の生活に戻り、ホッとしたような、ちょっぴり寂しいような。この夏休みのこと、ヒロキは日記に
書いてくれるだろうか。

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