音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

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2013年03月22日
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テーマ: 洋楽(3407)
カテゴリ: 動画紹介
スプリングスティーン曲の名カバー(その9)


 デイヴ・エドモンズ(Dave Edmunds)は、1944年、サウスウェールズ出身のミュージシャンで、主に70年代~80年代にかけてコンスタントにアルバムを発表していました。ポール・マッカートニーやステイタス・クオーの録音に参加したり、E.L.O.のジェフ・リンと共作したり、90年代にはリンゴ・スター率いるオール・スター・バンドへの参加経験もあります。決して派手なヒットメイカーという感じではないけれど、ロカビリーやポップの基本といった感じの親しみやすい楽曲と演奏で、もっと評価されていいと思うミュージシャンです。

 そんな彼は1981年にブルース・スプリングスティーンのライヴに行き、スタッフからブルースが会おうと言っていると声をかけられます。ブルースは、デイヴにこの曲をぜひやってくれとテープを渡したそうです。そして、その曲こそがこの「果てなき夢(From Small Things (Big Things One Day Come))」だったというわけです。TVショウでの、なかなか“キマっている”パフォーマンスをご覧ください。





 元々、この曲はスプリングスティーンが2枚組作 『ザ・リバー』 のために準備した曲だったとのことですが、お蔵入りになっていました(後に編集盤『エッセンシャル・ブルース・スプリングスティーン』の限定版ボーナスディスクとして1979年録音のアウトテイクが発表されています)。曲を預かったエドモンズの方は、早速、彼の次の作品(1982年の『D.E. 7th』)のオープニング・ナンバーとしてこれを収録したという経緯だったようです。

 スプリングスティーンがこの曲をデイヴに勧めたのも頷けます。ロックンロール黎明期を思わせるノリ、よき一昔前を感じさせるロカビリーの雰囲気をうまく現代風に出せるというのは、デイヴ・エドモンズの得意とするところでした。この曲は、見事にこれに合致したという気がします。



[収録アルバム]

Dave Edmunds / D.E. 7th (1982年)



[関連記事リンク]

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Last updated  2013年03月25日 07時56分34秒
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