音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2018年03月20日
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テーマ: Jazz(1978)
カテゴリ: ジャズ
インペリアル第1弾


 ソニー・クリス(Sonny Criss)は、テネシー生まれだが、ロサンゼルスを拠点に活躍したアルト・サックス奏者。パーカー・スタイルと言われるが、その独特のサックスの音色が特徴である。少々わかりやすく言うならば、良くも悪くもべったりしていて、さらには独特の泣きが入る彼のサックスで、筆者は特に気に入っている。

 さて、彼がリーダーとして作品を録音し始めたのは1956年のことだった。インペリアル・レコードと契約し、ロスで吹込みを行なった。こうして最初に制作されたのが、この『ジャズU.S.A.(Jazz-U.S.A.)』という盤である。

 収録された演奏のうち、特に聴き逃せないと思う曲をいくつか挙げておきたい。1.「柳よ泣いておくれ」と2.「ディーズ・フーリッシュ・シングス」は、のっけからソニー・クリス節が全開である。正直言って、人によって好みはあるだろうけれど、このわざとらしいとすら言われかねないベタな感じが個人的には中毒症を引き起こし病みつきにさせる原因だと思っている。他方、4.「サンデイ」に代表されるあっけらかんとした爽快なアルトもまた、彼の魅力である。それから、10.「クリス・クロス」は、この曲自体が筆者のお気に入りで、緊張感ある展開がいい。

 この後、本盤を含めていわゆる“インペリアル三部作”と呼ばれる残り2枚の盤が出揃うことになる。その1枚は本ブログではずっと前に取り上げた 『ゴー・マン』 。そして、もう1枚は『プレイズ・コール・ポーター』である。後者の方も機会を見て取り上げることにしたいと思っている。


[収録曲]

1. Willow Weep For Me
2. These Foolish Things
3. Blue Friday
4. Sunday
5. More Than You Know
6. Easy Living
7. Alabamy Bound
8. Something's Gotta Give
9. West Coast Blues
10. Criss-Cross
11. Ham's Blues
12. Sweet Georgia Brown


[パーソネル・録音]

Sonny Criss (as), Kenny Drew (p), Barney Kessel (g), Bill Woodson (b), Chuck Thompson (ds)

1956年1月26日、2月24日、3月23日録音。







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Last updated  2018年03月20日 08時45分46秒
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