音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2018年10月20日
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ブレーク前のセカンド作


 ビリー・ギボンズを中心に1969年に結成され、旧知のバンド仲間であったダスティ・ヒルとフランク・ベアードの参加で現在に至るメンバーが固定されたZZトップ(ZZ Top)は、1971年に 『ZZトップ・ファースト・アルバム』 でデビューを果たす。その翌年には本セカンド作『リオ・グランデ・マッド(Rio Grande Mud)』をリリースするが、アルバムが売れて知名度が高まるには1973年の次作 『トレス・オンブレス』 のセールスを待たねばならなかった。

 本アルバム自体はビルボードのチャートで104位、唯一のシングルの1.「フランシーヌ」は69位。というわけなので、早い話、“まだ売れていなかった頃の盤”ということになるのだろうが、初期のZZトップは、後々(特に1980年代)のイメージよりもブルースに根差し、ブルース・ロックへの傾倒が強い音楽を展開していた。確かにブギー(ブルース・ロックからの発展形なわけだけれど)もあれば、スロー・バラード風(といっても収録曲はブルース調バラードなわけだが)もある。ヘヴィな音も随所で聞こえてくる。でも、ファースト作からの延長線上にあるブルース・ロック的な部分に本盤の神髄があるように思う。

 そのようなわけで、筆者の考える本盤の聴きどころとは、ブルース的なカッコよさと若いながらも完璧といっていいその高いパフォーマンスである。個人的に一押しの3.「マッシュマウス・シャウティン」は、スリリングなブルース・ハープの演奏を含め、当時の彼らの年齢(20歳代前半)からは想像しがたい貫禄が感じられる。インスト曲の6.「アポロジャイズ・トゥ・パーリー」はビリー・ギボンズの絶好調なギター・プレイが聴きもの。上でも触れたブルース調スロー・バラード曲の8.「アフター・ザ・レイン」は7分近い長尺だが、なかなかの名曲で聴き逃がせない。


[収録曲]

1. Francine
2. Just Got Paid
3. Mushmouth Shoutin'
4. Ko Ko Blue
5. Chevrolet
6. Apologies to Pearly
7. Bar-B-Q
8. Sure Got Cold After the Rain Fell
9. Whiskey'n Mama
10. Down Brownie

1972年リリース。




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Last updated  2018年10月20日 08時04分05秒
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