音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2018年11月03日
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テーマ: ラテン音楽(411)
貫禄のライヴ演奏盤

 メキシカン・ロックの大御所、EL TRI(El Tri, エル・トリ)にとって通算23枚目で、6枚目となるライヴ盤が『MTVアンプラグド(MTV Unplugged)』である。リリースされたのは2004年のことだったが、録音自体は1996年にフロリダはマイアミでなされている。

 1990年代に一世を風靡した音楽チャンネルによるアンプラグド(プラグをつながない=アコースティック)のライヴ・シリーズで、エリック・クラプトンなんかがこの企画によるライヴ盤をヒットさせたが、英語圏以外のアーティストも結構パフォーマンスを行っている。ちなみに、日本向け企画ではなくこのシリーズにはチャゲ&飛鳥(CHAGE & ASKA)が登場しているのだとか。実際のところ、とりわけ米国内に多く視聴者を抱えるスペイン語圏のロック・ポップのアーティストも多くこの企画に参加していて、本盤もその一つということになる。権利の関係だったのか理由は不明だが、収録から8年も経ってからリリースされた。

 内容はまさしくEL TRIの集大成的なヒット・リストとなっている。聴きどころとしては、まずは、本バンドの前身となるスリー・ソウルズ・イン・マイ・マインド(Three Souls in My Mind)時代の代表曲の2.「オジェ・カンティネロ」や9.「チャボ・デ・オンダ」といったナンバー。次に、メキシコ国内でロックが解禁され、バンドとしてはメジャーデビューでファン層を獲得していった時期の6.「トリステ・カンシオン」や7.「ニーニョ・シン・アモール」も当然ながら収められている。さらに録音当時から見ると直近に当たる1990年代前半のナンバーとしては、4.「ラス・ピエドラス・ロダンテス(転がる石)」と5.「ロス・ミヌスバリドス」さらには10.「ポブレ・ソニャドール」といった演奏が含まれる。もちろん、演奏はアコースティックライヴ形式だけれど、このバンドのエッセンスとライヴ・パフォーマンスの妙が詰まっていて、いい仕上がり具合だと思う(それにしても、メキシコ国内向けというわけでもないところで、いつもの調子で“ビバ・メヒコ”と絶叫しているこの様子、今のトランプ大統領が耳にしたら顔を真っ赤にして怒りだしそうな姿が思い浮かんでしまう…)。


[収録曲]
1. Difícil
2. Oye cantinero
3. Mente rockera
4. Las piedras rodantes
5. Los minusválidos
6. Triste canción
7. Niño sin amor
8. Pobres de los niños
9. Chavo de onda
10. Pobre soñador
11. Perro negro
12. A.D.O.

2004年リリース。



 ↓ベスト盤(本ライヴ盤ではありません)↓

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Last updated  2018年11月05日 07時12分10秒
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