フォガット(Foghat)は、英国のブルース・ロック・バンド、サヴォイ・ブラウンから脱退したメンバーを中心に結成された。1971年のデビューの後、大きなヒットには恵まれなかったが、そんな彼らが注目を集めた盤と言えば、1975年発表の『シティ・ロックン・ロール(Fool for the City)』(当時の邦題はこのようになっていたが、現行では、邦題も原題通りに『フール・フォー・ザ・シティ』となっている)である。本盤は、それまでの4枚のアルバムと比べて最も上位となる全米チャート23位にランクインした。また、シングル曲にもなった3.「スロー・ライド」の全米20位、全カナダ14位は、フォガットの歴史の中でシングル・ヒットとしては最高位である。