さらにこの後、ジェフ・ベックは“フュージョン期”などと呼ばれる時期を迎えます。『ブロウ・バイ・ブロウ』や『ワイアード』といった名盤が生み出されますが、筆者は、この頃の彼のインスト演奏こそギタープレイの真骨頂が発揮されていると思っています。そこで、次は、『ブロウ・バイ・ブロウ』収録の「分かってくれるかい(You Know What I Mean)」を聴いていただこうと思います。
彼のインスト路線は、1989年発表のグラミー受賞作『ギター・ショップ』で一つの頂点を迎えます。元は同盤に収録された「ホエア・ワー・ユー(Where Were You)」のライヴ演奏の様子をご覧ください。