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もう20年以上前、結婚前に勤めていた学校は底辺校と呼ばれる荒れた高校だった。生徒が警察に補導されることもあり、土曜の午後は教師が校外を巡視していた(当時は土曜半日授業だった)。
「お宅の生徒が広場でタバコを吸っています。何とかしてください」「お宅の生徒が店先で騒いでいます」という通報はしょっちゅうだった。
喫煙、飲酒、シンナー、暴走行為・・・ある日校外巡視中、公園で数人の生徒が集まっているので近寄ったら、その生徒たちが四方八方にすごい勢いで逃げた。シンナー吸引の跡が残っていた。
「うちの子には何を言っても無駄なんです」「もうあきらめています」と他人事のように言う。子どもが何をしても「もう何も言わないのだ」と言う。子どもの問題行動をできるだけ見ないようにし、見えても見えていない振りをする。そんな無責任な感覚で親になったのか?ととても腹立たしかった。
子どもに無視されようと、悪態をつかれようと、人として「してはいけないこと」は「してはいけない」と、「ダメなこと」は「ダメだ」と言い続ける責任が親にはある。あきらめて「ダメだ」と言うのをやめれば、それは親が容認したことになる。
子どもを育てるということは、その子の人生に責任を持つ覚悟をすること。その覚悟があるかないかは子どもにもちゃんと分かると思う。
面倒なことを嫌がって、子どもの問題行動にきちんと向き合わずに後回しにすれば、そのツケはいずれもっと大きな形になって親に返ってくる。問題が小さいうちに正面から向き合ってほしい。物事の善悪はもちろん、そういう行動に至った子どもの気持ちにもちゃんと向き合ってほしい。
今回の加害者の親と当時関わった保護者とがどうしてもダブって見える。 「子どもが無免許で運転していることを知らなかった」という言い訳は通用しない。