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2014.09.02

【不思議の国のアリスとニセアリス】小話　ＶＯＬ.３７６　機関車Ｂ２０　ACT.２９　ショップ

テーマ：連載小説を書いてみようｖ(10111)

カテゴリ：不思議の国のアリスとニセアリス　小話

それはどうやら鉄道のおもちゃが一式入っているセットで、実に豪華なパッケージになっていました。中にはレール、高架部分、列車のセットが入っていました。とても大きな箱です。それは新幹線のような未来的な列車を動かすセットのようです。

アリス「ミルキーさん、これだとお家で列車を走らせることができますよ。」

ミルキー「違う！違う！ミルキータンは蒸気機関車が欲しいんだよ！」

ミルキーが大きな声でそう言いましたので、店員さんは「あーーー！わかりました！」と言いました。
そう言って大きなおもちゃの蒸気機関車を出して来ました。それは1両の蒸気機関車のおもちゃでとても大きいです。その全長は３０センチぐらいあります。プラスチック製で、きれいな紫色に塗られていました。なんだか漫画チックです。蒸気機関車がデフォルメされていました。あきらかに全長が短いです。それはまるで機関車Ｂ２０みたいな感じになっていました。どうやらこれは子供向けにデフォルメされたおもちゃのようです。

店員「こちらが蒸気機関車のおもちゃになります。」

ミルキー「……………。」

ミルキーは無反応です。

店員「こちらは運転台の部分にこのようにいくつものスイッチが付いています。
これを押しますと…、」

音「ポーーーーーーーーーー！」

なんとおもちゃから汽笛の音が出ました。おもちゃに音が出る装置が内蔵されているようです。

店員「こちらのスイッチを押しますと…、」

音「シュッシュッポッポ！シュッシュッポッポ！シュッシュッポッポ！」

店員「このように走行音が出ます。」

アリスは少し興味があるようです。でもミルキーはジト目でした。

ミルキー「………………。(￣□￣)　」

店員「そしてこちらのスイッチを押しますと、このように車輪が回転します。」

車輪が動きます。なんと車輪に付いているロッドまでそれらしく動きました。それはまさに蒸気機関車の動きです。

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