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2005年01月12日
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テーマ: ニュース(100336)
カテゴリ: ニュース
昨年11月の米大統領選後、学長のボブ・ジョーンズ3世がブッシュ大統領に送った手紙に「もしあなたの周りに、聖書の価値観を共有しない弱虫がいるなら、彼らを解雇しなさい」と書いてあることが、今日の東京新聞国際面の特集「2005政教を考える-米国編」に紹介されています。ボブ・ジョーンズ大学は、聖書への信仰にあついキリスト教右派の牙城、アメリカ南部・サウスカロライナ州にある大学で、ブッシュ氏は選挙戦のときこの大学から州内の遊説を開始し、キリスト教右派の全面支援を取り付け、予備選を勝ち抜いていったのだそうです。しかし、選挙に勝利した後のブッシュ氏は、「宗教的対立や人種差別を助長する」との批判に配慮して、この大学を訪れることはしていないとのこと。もし、ブッシュ大統領がボブ・ジョーンズ氏の助言に従うと、「聖書の価値観」を持たない私のような仏教徒や、大部分のインドネシア国民のようなイスラム教徒は、働く権利も生きる権利も否定されることになる、恐ろしい社会がアメリカなのだな、と思いました。実際にはそのような極右を批判する勢力もあって、全体としてバランスが取れているのだと思いますが、それにしてもこういう発言をする人物が堂々と学長を勤めていられる社会は、なんだか身の毛がよだちます。






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最終更新日  2005年01月12日 20時37分24秒


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