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2005年06月18日
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テーマ: ニュース(100344)
カテゴリ: ニュース
ドイツでは連合国に降伏した5月8日を「民主主義の日」と名付け、今年の5月8日には政府主催の記念式典が催されたと、ジャーナリストの梶村太一郎氏が「週刊金曜日」6月17日号にレポートしています。ドイツ国会の隣の広場やベルリン市内の要所にステージと大型スクリーンが設置され、議会内の演説を中継しました。最初に演説に立ったティールゼ連邦衆議院議長は「ドイツの無条件降伏によって、ナチス独裁から私たちの国と全ヨーロッパが解放され、人類史上で最も恐ろしく、最も犠牲の多かった戦争が終わって60年が過ぎました」と始めましたが、演説の途中、ブランデンブルク門前の市民に直接呼びかけ「私たちの通りと広場はもちろん、私たちの言葉と考えを、二度と民主主義の敵、カビ臭いナショナリストと人種主義者たちに明け渡さないよう助け合ってください」と言うと、スクリーンの前の市民は大きな拍手で答えたのだそうです。この呼びかけと拍手の意味は、この日、ブランデンブルク門から3km離れたアレキサンダープラッツ駅の広場で3000人ほどのネオナチスが「60年の解放の嘘に反対、罪の崇拝を止めよ」とブランデルブルク門までのデモを予定して集会を開いていたらしい。この集会は1万人の警官隊とそれを上回る、議長の呼びかけに呼応した市民に取り巻かれて、夕刻にはデモ行進を断念して散会しました。梶村レポートは次のように述べています;





「週刊金曜日」6月17日号 30ページ 梶村太一郎「心に刻む歴史の通過点」から引用

ドイツはナチスのせいにしてずるい、みたいな論評をする人もいますが、先の大戦はナチスが起こしたものであることは否定できない事実であり、ドイツ政府は誠意をもって反省していると思います。また、日本においては、小泉首相は「自らの信念」とやらが、国際社会ではどう見られているのか、客観的な考察をお願いしたいものです。






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最終更新日  2005年06月19日 10時50分37秒


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