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2005年11月15日
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テーマ: ニュース(100344)
カテゴリ: ニュース
先ごろ自民党が発表した、あのお粗末な改憲草案について、ジャーナリストの斎藤貴男氏は6日の朝日新聞書評欄で、次のようにコメントしています。



 九条一項は残った。けれども書き換えられた九条二項は、”自衛軍”にオールマイティーを与えてしまっている。
 知る権利も環境権もまるで嘘。21条二項と25条二項で国の説明責任と環境保全の努力義務が条文化されただけだ。
 軍事裁判所の設置を謳うのは76条の3である。軍人だけを裁くとは書かれていない。近代立憲主義(国家権力に憲法で縛りをかけるという考え方)を否定する、自民党が小出しにしてきた発想も、まるっきり伝えられなかった。
 NHK番組改変事件報道で朝日新聞社の社長が頭を下げた光景が記憶に生々しい。内部資料流出問題についてのみの謝罪を、他のマスコミは朝日が全面降伏したかのような形に仕立て上げ、朝日も抗議しない。これでは21世紀の白虹事件(新聞が権力の走狗に成り下がる契機となった大正年間の事件。詳しくはマスコミ史研究の類を繙かれたい)だなどと、あまり絶望ばかりしたくはないのだが。(後略)


2005年11月6日 朝日新聞 12版 「斉藤貴男さんのポケットから-マスコミが受け止めるべき警鐘」から引用

このように斎籐氏が指摘しているとおり、自民党の草案は現憲法を100年後戻りさせるような愚かなもので、とても賛成はできません。






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最終更新日  2005年11月15日 19時32分46秒


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