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2010年01月18日
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カテゴリ: 政治問題
 参議院選挙を控えて、野党時代は憲法改正を語っていた鳩山首相は、もし任期中に憲法改正への道筋をつけるつもりなら、参院選の前にその意図を明言するべきではないかとする記事が、7日の朝日新聞に掲載されている;




 一郎氏の孫である鳩山由紀夫首相も憲法改正が持論だ。野党時代の2005年には「新憲法試案」を出版した。自衛軍の創設や、国から地方への権限・財源移譲などが肝になっている。昨年末のラジオ番組では「ベストな国のあり方のための憲法をつくりたい」と在任中の憲法改正に意欲を示した。

 だが、今の首相に、憲法についての国民的議論を喚起する執念はみえない。年頭記者会見では憲法順守義務を持ち出し、議論を政党側に委ねる考えを強調した。憲法改正には安定した政権基盤が必要との思いから、今夏の参院選まで議論を封印する思惑も透ける。

 首相在任中に憲法改正の道筋をつけたいなら、大型国政選挙である参院選前に堂々と自らの憲法理念を訴えてはどうか。選挙の洗礼を経ないで憲法改正の議論を進めるべきではない。     (村松真次)


2010年1月7日 朝日新聞朝刊 14版 6ページ「憲法改正-参院選前に首相は理念示せ」から引用

 私は憲法改正に反対なので、鳩山首相が憲法改正について言動を差し控えているのは結構なことだと思う。ものごとには優先順位というものがあり、今の日本は憲法改正よりも、政権交代した過去の野党が立派に与党としてやっていけるのだということを国民に示すことのほうが、はるかに重要である。また、憲法改正論議は政党側に委ねるという姿勢は、鳩山氏自身が言うように、首相には憲法遵守の義務があるのだから、正しい身の処し方であるといえる。私が思うには、憲法改正に賛成の人たちは首相自ら憲法改正を叫んで大幅に議席を減らした安倍内閣の失敗を忘れてはいないはずである。








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最終更新日  2010年01月18日 19時35分53秒


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