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2010年01月22日
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カテゴリ: 政治問題
 普天間飛行場移設問題について、昨年暮れの28日の朝日新聞にユニークな投書が掲載された;




 <アラスカに日本の自衛隊基地を建設することになったらしい。しかし、地元では騒音や事故を理由に反対の声が渦巻き、受け入れを約束したオバマさんも苦慮しているようだ。それでも鳩山さんは「共和党・ブッシュ政権との合意事項だ」と、日本の予算編成に間に合うよう場所の選定を強く迫った。「日本との関係がこじれると米国は孤立しかねない」と、米国のマスコミも日本との約束の履行を米政府に迫る。
 こうした中、「トラスト・ミー」と鳩山さんに言ったオバマさんだが、結論を延ばして熟考した末、ついに約束を撤回する苦渋の選択をした>

 こんな成り行きの話だったら、多くの人が約束の撤回は当然のことと思うだろう。

 現実には、米国が普天間問題の早期決着を要求している、とのニュースが流れ、私には、日本のマスコミも米国のご機嫌うかがいをしているように見える。

 属国でもない独立国の日本に他国の基地があるだけでも不思議なのに、そのことでいろいろ要求までされている。

 不可解な話ではないか。


2009年12月28日 朝日新聞朝刊 13版 8ページ「声-基地問題 日米の立場逆なら」から引用

 この投書は面白い。このように話を逆転させると日本がどのような立場にあるのか、よくわかる。鳩山首相が「普天間を辺野古に移設するというのは、前政権の話だったのだから、いったん白紙にしたい」とアメリカに通告すればいいだけのことだ。そんなことをしたら日米安保条約は失効するなどという規定はどこにもない。仮に失効するのなら、これ幸いに全国の米軍基地を一斉に日本に返還してもらって、米軍には母国に撤退してもらう良い機会になるであろう。しかし、沖縄は、日本の安全保障とは無関係にアメリカの世界戦略には絶対必要な基地なので、いったん日本が強く出れば、次はアメリカが基地使用料を払うから使わせてくれ、と言ってくるに違いない。








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最終更新日  2010年01月22日 19時12分21秒


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