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2010年10月01日
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カテゴリ: 歴史認識
 きのうの日記に引用した投書に対して、3日後の東京新聞には次のような反論が掲載された。投書の主は元自衛官である;




 だとすれば、日本は真の東洋の盟主としてこれまでの大陸政策を反省し、ロシアの満州権益などに目もくれず、日清安全保障条約締結に邁進(まいしん)すべきだっただろう。そうすれば、その後の対華21ヵ条要求の必要もなく、従って満州事変も起きなかったともいえる。

 百歩譲って韓国併合を正当化できたとしても、それは日本の立場を弁護するにすぎない。韓国の立場は別である。韓国人の気持ちを考えれば、素直に「悪かった」と謝るべきではないだろうか。ただし何度も謝る必要はない。


2010年8月27日 東京新聞朝刊 11版S 5ページ「発言-日韓併合は正当化無理」から引用

 この投書が述べるように、もし戦前の日本政府と軍部の目標が純粋に国土防衛であったのであれば、日露戦争の勝利を機会に政策の転換をしていたはずである。しかし、実際は征韓論の昔から45年8月15日の敗戦まで、大日本帝国の方針は東アジアの武力侵略だったので、あのような結果を迎えたわけであり、日本が欧米の植民地にされることを防ぐために朝鮮の日本による植民地化は避けられなかったなどという議論も詭弁に過ぎないことは明らかである。






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最終更新日  2010年10月01日 21時50分51秒


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