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先の参院選で改憲勢力が3分の2を占め、東京都知事選でも日本会議議連メンバーで新しい歴史教科書をつくる会が推した小池百合子氏が当選しました。
こうした結果だけ見ると、「喜らしや雇用、人権はどうなるのか?」と危機感を募らせる人もいます。
しかし、 参院選1人区の沖縄や福島はじめ東北被災3県では「自民全敗」「野党統一候補が全勝」(河北新報、福島民報) です。現職閣僚を破るたたかいの成果と教訓を全国に発信し、共有したい。
さらに新潟や長野のように、定数削減で2人区から1人区となった大激戦で、野党共闘候補が現職を打ち破った意義にも着目すべきです。
「市民プラス野党共闘」の歯車がかみあい、地元紙(新潟日報や信濃毎日)が、きちんと争点を読者に明示する役割を果たすならば、民意が選挙結果に反映される可能性は高まります。 もちろん沖縄2紙のオール沖縄の民意に基づく政権与党批判はいうまでもありません。
7月19日、今年度のJCJ員が発表され、新聞では
大賞が「毎日新聞 憲法骨抜きを許した内閣法制局の対応スクープ」、
JCJ賞は「神奈川新聞の連載シリーズ『時代の正体』」
が受賞しました。
とくに、筆者がこの欄で何度も紹介した「時代の正体」の受賞は、わがことのようにうれしさをかみしめています。立ち位置が難しい首都圏の地方紙の「型破りジャーナリズム」-戦争法、米軍基地、ヘイトスピーチ、歴史修正主義まで、すべてのジャンル・地域の垣根を超えて、 危険な方向に傾く「時代の正体」 に対峠(たいじ)し、「記者も当事者」を体現する覚悟が記事からほとばしります。その潔さに拍手!
(あべひろし=新聞ジャーナリスト)
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