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2016年10月30日
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テーマ: ニュース(100336)
カテゴリ: ニュース
 衆議院の憲法審査会では、与野党の代表が審議再開に向けて合意し、どのような議題について審議するのかを決めたにもかかわらず、その議題の中に「立憲主義」が含まれていることが、与党内で問題となり、与党代表が「立憲主義」を外してほしいという非常識な提案をしてきたため、審査会は今月の開催は不可能になったと23日の東京新聞が報道している;


議題に「立憲主義」が含まれていることに与党内で異論 が出て、議題の見直しを求めたからだ。与野党の筆頭幹事は議題についていったん合意していた。

 衆院憲法審査会が昨年6月、「立憲主義」を議題に参考人質疑を行った際、自民党推薦を含む憲法学者3人全員が、当時審議中だった集団的自衛権行使を可能とする安全保障関連法案を「違憲」と明言した。安保法の合憲性があらためて疑問視され、 安倍政権の姿勢は立憲主義に反していると指摘された。

 当時、与党は対応に追われ、与党筆頭幹事だった船田元・自民党憲法改正推進本部長は4カ月後に事実上更迭された。衆院憲法審査会は参考人質疑の一週間後に自由討論を行って以降、地方公聴会をのぞき実贅審議が1年4カ月以上にわたり開催されていない。

 野党側は審議再開には、立憲主義を議題にした参考人質疑から始めるべきだと主張し、与党側も合意した。だがその後、当時の議論が「再現」されれば、政権に対する批判が高まりかねないとの声が自民、公明両党内から上がり、19日に議題を変えるように求めたため、野党側が反発。再開のめどが立たなくなった。


2016年10月23日 東京新聞朝刊 11版S 3ページ「衆院憲法審 月内は困難」から引用

 1年4か月前の憲法審が「立憲主義」の審議の途中で中断したのであるから、これを再開するには「立憲主義」から始めるのは当然のことです。しかしながら、安倍政権としては、戦前のような、立憲主義は形ばかりにして極右独裁政権にしたいというのが本音ですから、憲法審の自民党代表が世間の常識に沿って「立憲主義」から議論を再開しようとすれば、「ちょっと待て」と言い出すのは、「安倍政権の”常識”」からは、これまた「当然」ということになるわけで、自民党支持者を含めた有権者は、こういう内閣にいつまで政権を担当させておくのか、よくよく考える必要があるのではないかと思います。








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最終更新日  2016年10月30日 18時34分51秒


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