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2026年04月29日
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テーマ: ニュース(96560)
カテゴリ: ニュース
無実の人を58年間も牢獄に閉じ込めた「袴田氏冤罪事件」を反省して、再審請求が出た場合には迅速に対応できるようにする目的で、刑法改正の声が高まり、その声に対応するつもりで出してきた法務省の改正案が、まったく改正する意図が見られない愚案だったため、法務省の与党に対する説明会が紛糾した様子を、16日の東京新聞はトップ記事で報道し、現場の批判派、推進派の議員の様子について次のように書いている;




◆自民部会怒号飛び交う

 再審制度を見直す刑事訴訟法改正案を審査した15日の自民党部会は、法務省が示した修正案を巡って紛糾した。会議室の外まで響く怒号が飛び交い、予定した1時間を大幅に超える4時間15分にわたる議論でも結論は持ち越しになった。

 「これでは第2、第3の袴田さん事件が起こってしまう」。鈴木宗男参院議員は、1966年の静岡県一家強盗殺人事件で逮捕されてから再審無罪確定まで58年を要した袴田巌さんの名前を挙げ、検察官抗告による審理長期化の弊害を訴えた。

 今国会への提出期限が迫る中、最大の焦点は検察官による不服申し立て(抗告)を認める規定の扱いだった。 冤罪(えんざい)被害者の迅速な人権救済を図るため、禁止を求める声が高まり、法務省は譲歩したが、踏み込み不足の内容に「全く修正されていない」(閣僚経験者)とむしろ反発は拡大。党内の意見を軽視するような法務省の姿勢に対して「不誠実だ」という声も上がった。

 「制限と禁止では天と地の差がある」。抗告禁止を訴える井出庸生衆院議員はそう語った上で、「冤罪被害者が人生を棒に振ってきた歴史を直視した議論のはずなのに、検察による検察のための法改正と言わざるを得ない」と断じた。党内では影の薄い法務省擁護派の議員は「無制限には不服申し立てができないようになっているが、なかなか理解されない」と肩を落とした。
(長崎高大)


2026年4月16日 東京新聞朝刊 12版 1ページ 「検察抗告禁止、盛り込まず」から引用

 検察官は犯罪捜査のプロとして決して間違いのない証拠をそろえて、裁判に臨むべきであって、十分な証拠がそろえられないのであれば、軽々に人を裁判にかけたりしてはならない。ところが、実際の検察官は「こいつが犯人だ」と見込んでしまえば、証拠をねつ造してまで「犯人」を仕立て上げる事件が、袴田事件以外にも埼玉県狭山の女子高生誘拐殺人事件などがあり、これまで何百人の無実の人が、検察のそのような横暴で犠牲になったかはかり知れません。法務省には、その辺の「反省」がまったく欠落しており、自民党議員が納得しないのは、人間として当然の対応だと思います。検察は犯罪捜査のプロとして裁判に臨み、判決の後に数年経ってその判決に疑義が出た場合は、潔く己の「欠点」を認めるのが「人の道」であり、再審請求に対して検察が不服を申し立てるなど言語道断です。法務省のこの度のいい加減な改正案を承認しなかった自民党議員は、珍しく良い仕事をすることもあるのだなあと思いました。





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最終更新日  2026年04月29日 08時06分47秒


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