2024/06/01
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★忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳

◆ 日本全域の気象観測を開始(1875年)。9年後のこの日は朝6時に日本初の天気予報を発表=警察署・派出所に掲示=するが、全国一般風ノ向キハ定リナシ天気ハ変リ易シ 但シ雨天勝チ。これで人々が信用すると思う? ◆ イギリスでしぶとく逆らい続けているデブを抹殺しようとしたナチス・ドイツが、手違いで二枚目の映画俳優を血祭りに挙げる (1943年=英国首相チャーチル暗殺が、映画俳優R.ハワードが犠牲となる) 。 ◆ 警察捜査の攪乱・妨害を繰り返す迷探偵の排除が目的として、探偵業規制法が成立 (2007年) 。
【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年06月01日 

      「ひまわり運動」の再来...頼清徳・新総統が「3万人以上の大規模デモ発生」
                              に触れたくない理由とは? =後節=

=NewsWeek_ コラム/ 新政権の台湾.... / 2024年5月29日/ ブライアン・ヒュー(ジャーナリスト)



10年前の教訓はどこへ
反対派は、国民党と民衆党が改革案を利用して政敵を攻撃したり、機密情報の開示を強要して国の安全保障を危険にさらすことを恐れている。台湾では昨年秋、国民党が立法院国防委員会の共同委員長に指名した馬文君(マー・ウエンチュン)が台湾製潜水艦プログラムに関する情報を中国と韓国に漏らしたとして告発された。
国民党は今回の法案を提出する前にも、賛否両論のある司法院の特別捜査部門(SID)を復活させ、法執行機関ではなく立法院の直接の支配下に置こうとしていた。
SID復活の試みが物議を醸したのは、この部門が国民党政権下で政敵を攻撃するのに利用されていたためだ。
例えば国民党政権当時に馬英九(マー・インチウ)総統と対立していた王金平(ワン・チンピン)立法院長が盗聴された問題や、民進党出身の初の総統になった陳水扁(チェン・ショイピエン)が2期目を終えた後に汚職に問われた件には、SIDが関与していた。問題が大きくなったため、蔡英文(ツァイ・インウェン)が総統に就任するとSIDは解体された。
国民党は立法院の権限拡大を狙う今回の改革法案を、行政部門に対する政府の監督能力を強化するための手段と位置付けている。だが反対派は、国民党が権威主義的な過去を思い起こさせる手法で、再び権力を掌握しようとしているとみている。
市民をさらに怒らせたのは、国民党が賛否両論のある新たな法案について、またも委員会審議を行わなかったことだ。ひまわり運動のきっかけとなった貿易自由化協定の強行採決と同じやり方に、国民党は10年前の教訓を何も学んでいないという批判の声が高まっている。
ひまわり運動は、台湾の社会運動史でも有数の、あるいは最も重要な出来事と考えられている。14年3月30日に台北で抗議デモに参加した人は、推定50万人に上った。


5月21日のデモ参加者には、かなりの数の若者が含まれている。彼らは10年前にはまだ若すぎて抗議デモに参加できなかったが、ひまわり運動の精神を受け継いでいると語った人たちが多かった。ひまわり運動にも参加していたという人たちは、10年たった今も当時と同じような問題ばかりが論争の的になっていると嘆いた。
改革法案に反対する人々が特に怒りを向けているのが、民衆党の黄国昌(ホアン・クオチャン)院内総務だ。
黄は10年前にひまわり運動を率いたリーダーの1人だった。しかし黄が民衆党および同党の柯文哲(コー・ウェンチョー)党首、さらには国民党とも手を組んで以降、多くの人が彼を「裏切り者」と見なしている。民衆党は今回、単独では立法院の過半数に届かない国民党に協力し、共同で改革法案を支持した。
民衆党は自らを、台湾の2大政党の対立・分断を超越する第3の選択肢として位置付けている。だが今回の改革法案のような物議を醸す問題で国民党と連携したことにより、民衆党には「国民党を支援するが立場は下の政党」というイメージが強まりそうだ。
21日夜、デモ参加者が膨れ上がるなか、立法院庁舎の周りには4つの特設ステージが組まれ、参加者がそこで自由に発言を行った。このとき多くの若者が「若い世代は一様に黄国昌と民衆党を支持している」というイメージを覆したいと訴えた。
民衆党は、頼が総統に就任する前日の19日に民進党本部前で抗議デモを展開。立法院改革の一環として、改革法案への支持を呼びかけた。屋外でデモが行われていたとき、立法院の中では民進党と国民党の議員たちが改革法案をめぐる議論を続けていた。
改革法案をめぐる投票は50回以上行われ、翌20日の朝までに議員同士の衝突が何度も起きた。立法院では17日にも民進党と国民党の議員の乱闘騒ぎが発生しており、民進党議員4人と国民党議員1人がけがをした。17日は深夜0時頃に立法院の審議が一時中断となり、抗議デモも同時に終了した。




 5日間で爆発した憤り
17日には立法院での乱闘騒ぎの後、改革案に反対する抗議デモも自然発生的に行われた。このときの参加者は、数百人にとどまった。
台湾で21日のような大規模な抗議デモが行われたことは、ひまわり運動以降の10年間で数えるほどしかない。17日には数百人だったデモ参加者が21日には数万人に増えたという事実は、つい最近までほとんど議論されなかった問題が、わずか数日で何万人もの人を抗議行動に駆り立てるほど大きなものになったことを示している。
デモ参加者を駆り立てた主な要因にも変化が見られる。
17日のデモの参加者が主に訴えたのは、民進党と国民党の議員が改革法案をめぐって暴力を繰り広げたこと、とりわけ偽情報や市民防衛の専門家であり、若者の間で人気が高い民進党の沈伯洋(シェン・ポーヤン)議員が負傷したことへの怒りだ。
しかし21日のデモで聞かれた主な訴えは、改革法案の潜在的な影響への懸念と、国民党が台湾の政治的自由を中国寄りの勢力のために再び弱体化させようとしたことへの怒りだった。
17日の自然発生的なデモから21日のはるかに大規模な抗議行動までの間に、立法院での乱闘騒ぎを捉えた画像や動画がインターネット上で広まり、事態はさらに注目を集めた。頼も就任演説でこの問題に暗に触れ、与野党の融和を呼びかけた。
だが頼はその後、一連の騒動に直接には言及していない。抗議行動が民進党の仕組んだものだと思われないよう、一定の距離を置こうとしているのかもしれない。
それでも立法院での一連の衝突は、今後4年間の立法院での議論の流れを決める可能性がある。国民党と民衆党は過半数の議席を握る強みを生かし、頼政権を弱体化させる方向で法案を可決させようと試みるだろう。台湾の総統は拒否権を持たないため、民進党は憲法解釈によって改革法案を阻止したい考えを示唆している。
一連の抗議デモが今後、10年前のひまわり運動に匹敵する規模にまで広がるかどうかは分からない。しかし21日のデモが今後の流れをある程度つくったとするならば、今後4年間は政府の各部門の間で対立が繰り広げられ、主要政党がそれぞれの主張を通すためにデモを画策する未来が待っている。

From thediplomat.com



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古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 
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Last updated  2024/06/01 05:10:09 AM
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