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出発してしばらくはこのようなブナ林の中を歩きます。
鳥の鳴き声しか聞こえないとっても静かで、
木漏れ日が清々しく爽やかな気分にさせてくれる、
ちょっとした散歩道といった感じです。
前を歩いている二人のペースで付いて歩こうと決め
一生懸命歩いていたのですが・・・
二人はドイツ人のカップルで
とても背が高く歩く早さも私の倍くらい早いので
身長150cm程しかない私にはとてもじゃないけど付いて行けません。
二人に付いて行くのは諦め、
自分のペースでゆっくり写真を撮りながら歩く事に。
しばらくすると急に林が途切れ 草原に出ました。
みんな橋に向かって進んでいるようです。
先頭を歩く人達が見えます。
と?
草原の脇の方を見ると何やら新しく綺麗な建物が見えます。
あれが噂の‘ガイド付きウォーク’の人達が泊まる
ベッドがあり食事付きのGlade Hut(Private)のようです。
ちょっと羨ましいなぁ~と横目に見ながら
大きな荷物を背負った人達は(私を含め)、
「♪~そんなの関係ねぇ~!~♪」と先を急ぎます。
( 透き通った緑色に輝くClinton River )
橋を渡るとまたブナ林の中へ入っていきます。
運良くお天気に恵まれたので所々でとっても素晴らしい景色を
見ることが出来ました。
( Dore Pass の View Point
2日後にはあの山の上を歩く事になります。 )
ずっとフラットな道を2時間ほど歩いた所で今日泊まるHutが見えて来ました。
17:40 Clinton Forks Hut(40bunks)到着。
残念ながらHutの写真を撮っていなかったのですが
(フィルム節約のため)
山の斜面に溶け込むように作られたこじんまりとした、
年季の入った山小屋といった感じのHutでした。
既に半分くらいの人達が到着していて休んでいました。
暖かかったのですがストーブを覗いて見るとまだ火が無かったので、
時間も時間だし私は早速薪割りを始めました。
Hutの入り口に薪割りセット(斧&薪割用木の株)があったので、
一生懸命斧を振っていると一人のおじさんがやって来て、
「貸してごらん。」と軽々と斧を振り上げ薪をどんどん割っていきました。
おじさんは小さな私が斧を振り上げているのを見て
危なっかしくて見てられなかったようです・・・。
おじさんと薪をHutへ運ぶとストーブに火を熾しました。
その頃になるとグッと冷え込んできてみんながストーブの側へ。
もうそろそろみんなHutへ付く頃なのだろうけど、
まだ何人か着いてないようです。
私は早めに夕飯作りに取り掛かりました。
随分Hutの中も賑やかになってきています。
みんなが夕食を食べ終わってくつろいでいるところに。
「ハロー!」と突然DOCの人が元気良く入ってきました。
何事かと思うとどうやら1日目の夜はここミルフォードでの
注意事項をお話する事になっているようです。
もちろん英語のほとんど出来ない私には、
要所要所しか理解できなかったのですが絵とか地図とかで
分り易くお話してくれたので大丈夫。
やはり水(ジオリアGiardia)については
厳しく注意するように言われました。
お話が終わるとDOCの人が
「グローワーム(土ボタル)を見に行こう♪」
と言うのでみんなでHut前の河原へ降りて行きました。
岩や葉っぱなどに微かに青白く光るねばぁ~っとした物が。
それが土ボタルのようです。
いつもに比べて数が少ないと言っていたので、
もっといい時期にくればたくさん光るホタルが
見れたのではと思うと 残念です。
Hutの中はぽかぽかと暖かくなり
お腹もいっぱい、疲れもいっぱいなので
隣でコーヒーを飲んでいた老夫婦におやすみなさいを言って
寝袋に潜り込みました。
今回のミルフォード・トレッキングには日本人は私一人のようです。
珍しそうにおじいちゃん、おばあちゃん達が
私に話しかけてくれました。
20代前半~60or70代の一人orグループ、
といろんな国のいろんな人が一緒なので
今までとは違うとっても楽しい トレッキングになりそうです。
(「ミルフォード・トラック 4 」へ続く)
ミルフォード・トラック 6 2008.03.01
ミルフォードトラック 5 2008.01.29
ミルフォード・トラック 4 2007.12.14