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皆さん、お久しぶりです。もう7月かと思っていたらあっと言う間に6日!うかうかしてられません。毎年毎年夏の過ごし方は同じパターン、つまり、1.6月がだいたい忙しい2.その疲れが取れない間に7月突入3.ま、いいか、もうちょっと休憩の「もうちょっと」がダラダラ続く4.気付いたら9月なのです。今年はもうちょっと気合を入れて、自分なりに作った課題をこなすようにしようかなとも目論見中。・・・ってもう夏も始まっちゃってるんですけどね・・・。とりあえず今考えているのはまず課題図書の読破。課題図書選択は最近買った本を読み終えてから次を考えるか、今度本屋に行ったときにめぼしいものをいくつか買ってしまうかなんですが、おそらく前者の予定。できれば同じ作家のを読みたいので(ただし今の本があまりに合わなければ他のにする)。3~5冊、いけるかな・・・。毎日ちょっと運動。これはまた再開しなければなーとずっと思っていて、先週月曜日にちょっとやったのですが、あまりの暑さに断念。今週はまた少し気温が下がるようなので、また始めます。ヨガは昔、せっかく順調に進んでいたのに途中で止めてしまったので、また一からのスタート・・・。部分運動用にピラティスも再開予定。あとは天気がよくなってからずっと続けてた、「歩き」をまた始めなければ。フランス語の勉強知らない単語をスルーせず、ちゃんと書き留めて覚えるようにする。・・・って今さらなんですが。まあこちらに住んでるわけですから、自然と覚える単語もあるわけですが、自分では使わない単語は一瞬覚えても右から左状態。これを左に抜けないようキープする努力はしないとね。フランス語は仕事で毎日たくさんメールやら書類やらを書くのに使ってるわけですが、オートコレクションって便利なようでいて怖いですね・・・。このおかげでずいぶんと綴りが適当になってました。あまりに基礎なのでここで書くのも恥ずかしいのですが、ずっと前から「いくつかの」という単語、書くたびに下に赤の波線が出ておかしいなーと思っていたのです。で、何回か適当に書き直して赤線が出なくなればOKとしていました。けれどそこでどこが悪かったのか、ずっと考えずに来ていたのです。それが・・・。本日、その謎が判明しました。これってplusieursと最後にsが付くんですね・・・。知っていたはずなのにどこでどう頭がおかしくなったのか、途中からplusieursはplusieurとsが最後に付かないのが基本形で、後ろに来る名詞の性によりplusieursとかplusieuresとなったりするもんだと思い込むようになってました。変化しないんですねぇ、この単語って。パソコンで書くたびに赤の波線が出るようになったのはここ2~3年のことなので、おそらくその頃に何らかの刷り込みがあったものと思われます。今日気付いて衝撃でした。絶対どこかで間違って書いてるはず。恥ずかしい・・・。ほんと、辞書はちゃんと引くべきだと思いました。一方、最近ようやく数字の書き方がほぼ完璧になりました。ずっとずっと覚える気がなかった数字の書き方。あ、綴りは一応大丈夫なんですが、例えば31とか62などの書き方がずっとあやふやだったのです。31=trente et un62=soixante-deuxポイントは「-」が2つの数字の間に入るか入らないかということなんですが、これがずっと覚えられなくて。結局「30と1」という言い方の場合は「-」は付かず、「60、2」という場合は間に「-」が入るという簡単なルールだったのです。それがなぜか毎回毎回はっきりわからず、辞書のお世話になってました。今となってはなぜこんな簡単なことを覚えていなかったのかと思うんですけどね。ま、簡単なことでも、覚えようという気がなければダメということですよね・・・。というわけでこの夏からは「覚えよう」という気持ちを持っていこうと思います。その他、まだまだ課題にしようと思うことは多々あるんですが、いろいろと考えすぎると今度は一つもできないなんてことも起こってしまうので、とりあえず上の3つはやるつもり。できるかな・・・。
Jul 6, 2009
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日本語が客観的にどのように聞こえるか、そんなことを考えたことはありませんか?私は日本語を理解しない外国人にとって日本語の響きってどんな感じなのか、自分の耳で聞いてみたいなってずっと思ってました。その機会が一度だけ訪れたことがあります。それはタイの空港で乗り換えの待合室にいたときのこと。私はこれからパリへ行くというところで、待合室にはタイ旅行を終えたフランス人団体がたくさんいました。あまりに盛り上がってるその人たちに気を取られていて、近くに日本語を話してる人がいることに全く気づかず、その日本人が話している日本語が日本語とわからないまま自然と耳に入ってきてました。それが日本語だったとわかったのは数分後。その間、流れるように聞こえていたその日本語の響きはわりと心地よかったように思います。先日、「のだめカンタービレ」のヨーロッパ編を見てたときのこと。ドラマ中で日本人達が話すフランス語は全く理解不能でしたが(笑)、唯一フランス人役のウエンツ君のフランス語はイントネーションの雰囲気は出てたなと思いました。ところがうちの彼は、あれが客観的に聞こえるフランス語のイントネーションならちょっとショックだと言うのです。あれじゃあ、フランス語はスノッブだと言われるよな~と。私にはほんと、あれは典型的なフランス語のイントネーションなんですけどね。で、タイトルのアラン・ドロン。おそらく人生で初めて聞いたフランス語は、アラン・ドロン出演のダーバンのCMの中だったと思います。CMの締めで、アラン・ドロンが「ダーバン、なんちゃらなんちゃら」とフランス語で言うのですが、私はいまでもそのフレーズのイントネーションだけが頭の中にこびりついてます。今回、「のだめ」の話で、そのフレーズのイントネーションをまた思い出しまして、早速探してみました。便利な世の中になったもんですねぇ、ほんと。そんな昔懐かしいCMも簡単にもう一度見ることができるんですから。ご覧になりたい方は是非どうぞ↓もう~、たまらなく懐かしいです。http://fr.youtube.com/watch?v=NM4oGDkBBZoで、これまでの長い人生で初めてアラン・ドロンが何を言ってるのかが判明しました。D'URBAN, C'EST L'ELEGANCE DE L'HOMME MODERNE.いつかこんなフレーズが理解できる日が来ようとは、あの時は思いもしなかったな・・・。ちなみに小さいときにずっとわからなかったCMのフレーズにKANEBO, FOR BEAUTIFUL HUMAN LIFEってのもありましたっけ(懐)。 開店休業中。皆さん、いつもクリックいただいてありがとうございます。今日もよろしくお願いします!→
Aug 21, 2008
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日本では毎月どんどんDS用ソフトが出ているようですが、フランスのソフトの数は日本に比べればまだまだ・・・。最近ほしいなと思ったのはお料理ソフト。TVでも結構宣伝してるし、メトロの大きなポスターでも宣伝されていました。ポスターでは「父の日に!」と書いてあって、ほー、お父さんにプレゼントってのはしゃれてるなと思ったのですが、よく見ると発売は父の日の後(爆)!こういうのって日本じゃないですよね。で、タイトルのDSでフランス語。第一弾はやはり川島教授の脳トレ。日本のバージョンを知らないのですが、たぶん内容は同じでしょう。簡単そうで意外にハードなのが、色を即座に答えるトレーニング。これ、偶然同じ青になっちゃいましたが、NOIR(=黒)と書いてあっても、ROUGE(=赤)と書いてあっても答えはBLEU(=青)。はっきりとBLEUと発音しないとDSは聞き取ってくれません。そこが脳トレのみならずフランス語トレーニングにも少しなるような・・・。そして日々のテストに時々組み込まれる、単語暗記。画面に40個(もないかもしれませんが)くらいの仏単語がずらっと順不同に並べられ、それを3分間で暗記。次の2分間で、いま覚えた単語をガンガン書いていく・・・。これは私の好きなトレーニングなんですが、知らない単語はやはり覚えにくいですね。本来はその後すぐに知らなかった単語の意味を調べておけば、さらに勉強になるはずなんですが、そこまでなかなかできませんねぇ(笑)。トレーニングの中には短文が出てきて、その音節を数える(これも結構難しい)ものとか、何ページもの文章を声を出して読むものとかもあります。まあ一応全部挑戦はしたのですが、1つだけこれだけはフランス語でできないというのがあります。それは1~120までの数を声に出して数えよという問題。フランス語でできない・・・というより数えることはできるんですが、どうしてもタイムが遅くなってしまうのです。日本語でやるより3倍くらいは時間がかかってしまいます。これはやはり訓練でしょうかねぇ?でも97をフランス語で書くとquatre-vingt-dix-sept。日本語の「きゅうじゅうしち」というよりやっぱり長くて、タイム的に不利な気がするんですが・・・。それからこれはフランス語の問題ではありませんが、簡単な計算をすばやく解くという問題。2X3=6X8=などというのが足し算、掛け算入り混じって次々出てきます。フランスでも一応九九はやるみたいですが、日本語のような「にさんがろく」という便利な覚え方は特にないようで、「2掛ける3は6」とそのまんまのよう。ですからこういう計算の答えをすばやく出すのは日本人の方がかなり有利だよな・・・と思いました。実際、私のスコアはかなりいいです(笑)。まあ結局、フランス語の勉強とは言ってもタイム、スコア重視になっちゃうのであんまり意味はないかもですが、ゲームで覚える単語って結構頭に残りますからね。DSじゃないですが、私はPCゲームで昔の戦争で使われた兵隊の名前(槍騎兵とか)や道具、装置などの名前をわりと覚えました(笑)。 開店休業中。皆さん、いつもクリックいただいてありがとうございます。今日もよろしくお願いします!→
Jul 24, 2008
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フランスも長いんですが、いまだにフランス語書いててあっているのかどうかわかりづらいのが「定冠詞」。日本語にはないし、英語だって結構省く場合があったりで、定冠詞というのはどうも使いにくいですよね。定冠詞を意識するあまり、英語を書いててもやたらtheを入れたくなってしまう時期もあったりして。だいたい定冠詞どころか冠詞自体が日本語にはありませんから苦労しますよね。そんな苦労、韓国語を使う人もそうだし、中国語を話す人にもありそうだし・・・となんとなく欧米系じゃない言葉を使う人にはありそうだなとは思っていましたが、ある日、冠詞の質問をとある友人から受けました。LA BAISSE DU TAUXLA BAISSE DE TAUXどっち?という質問です。このとある友人というのはロシア人。この人からこんな質問を受けるとはなんだか意外で、最初質問の意味すらわかりませんでした。聞くところによると、ロシア語も定冠詞がないとか。小難しいアルファベットから始まって、行くという動詞が10種類だったか30種類だったかあるとか、なんだか非常にややこしそうな言語なので、フランス語にある要素はすべて含まれるのだとばかり思ってました。アジアの国々と比べるとよほどヨーロッパ言語に近そうなロシア語を使う人が我々と同じ苦しみを味わっているとは・・・。ははははは、なんだかうれしくなっちゃいました。・・・ってそこでうれしくなっても何の解決にもならないんですけどね(笑)。 開館中です。 皆さん、いつもクリックいただいてありがとうございます。今日もよろしくお願いします! →
Apr 2, 2008
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今、フランスで最も注目されているのではないかと思われる言葉が「CASSE-TOI」。つまり私がタイトルに書いた失せろってことなんですが。もう2日前のニュースなので、今さら・・・かもしれませんが、ちょっとだけ説明を。これは某仏大統領が一般市民に対して吐いちゃった言葉なんです。この一部始終を収めたビデオの閲覧数が300万突破(少ない・・・と思われるかもですが、フランスの総人口は日本の半分なので・・・)。私も思わず事件後すぐに見ちゃった一人ですが、面白すぎ。下記のページのビデオをクリックすると見られます↓http://www.leparisien.fr/home/index.htm場所は今年もやってきました、農業展にて。農業国フランスの一大イベントの一つでして、私も毎年楽しみにしています(今年も近々行って参ります)。そのオープニングの日に大統領が訪れたときに起こったのがその事件。しかしこの事件の発端となった一般市民の方、勇気ありますよね。大統領に向かって「止めろ、触るな」とは。こう言われてカッとなった大統領、「なら失せろ」と言っちゃうわけですが、この一般市民の方はさらに「汚れる」とまで・・・。問題はさらに大統領が「失せろ、バカ」とまで言ってしまったことで大きくなっているのですが、私は一方で「触るな、汚れる」と面と向かって言えた人ってすごいなと・・・。ビデオで面白いのは、「ボンジュール」「ボンジュール」と愛想を振りまきながら歩いていた大統領の顔が、事件後明らかに引きつってること。支持率が下がってることも承知の上なんですが、面と向かってこうまで言われるとさすがにびっくりしますよね。さてその後、大統領として然るべき言葉遣いではないと批判を受けた大統領は、本件を掲載した新聞の読者たちと特別に会見した際に「バカなどと言うべきではなかった」と発言したのに対し、公に発表されたその会見内容ではその部分が「彼に答えるべきではなかった」と修正されていたというのがまた問題になってるようです。・・・で、私が言いたいのは、その「失せろ」って言葉。フランス語で大統領が言ったのはCASSE-TOI!で、私の頭の中で一番に浮かんだ日本語訳は「失せろ」なんですが、実際使いますかね、この言葉?なんとなくドラマでしか聞いたことがないんですよね(笑)。そうじゃなかったら何と訳すのがいいんだろ???「だったら引っ込んでやがれ、このバカ」「だったら出て来るな、このバカ」うーむ・・・どっちもいいのかもしれないけど、ちょっと私のイメージでは違うかな。ちなみにこのCASSERと言う動詞はそれだけで使うと「壊す」という意味ですが、代名動詞(?でしたっけ???)になる場合は上記のような場合で、きれいに表現すると「行ってしまう」という意味になります。私自身が行ってしまう場合、私はJE ME CASSEと言いつつ、気分は「ずらかる」なんですが、「ずらかる」こそ普段使いませんよね(笑)? 開館中です。皆さん、いつもクリックいただいてありがとうございます。今日もよろしくお願いします!→
Feb 26, 2008
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昨日は鉄道関係と政府の会談がありました。なんだか疲れて眠ってしまっていたので晩のニュースの肝心な部分を見逃してしまい、最後のレジュメだけしか聞けなかったため、どうなったのかよくわからん状態だったのですが、どうやら改善の兆しです。一応明日もストの予告は出てるものの、運行状況はかなりよくなるらしいです。まあそれでもやっぱり全然動いてない線は動いていないようなので、いつもの経路では会社に行けないようではありますが。とにかくこれで、ある程度通常の生活に戻れるとうれしいですねぇ。映画とか全然行けてないですし。昨日も書きましたが、ちょっとメトロの本数が少なくなると途端に車内にもホームにも人が溢れる・・・。日本じゃわりと慣れていたはずのこの状態にもホトホト疲れました。スト1週間ちょっとでこの疲れですから、95年の3週間連続ストの時に通勤していた人はほんとに大変だったんでしょうね。さてその日本で言う「スシ詰め状態」。スシ折りって悲しいかな、そんなにギュウギュウに入ってない気もしますが。フランス語では「鰯のように」ギュウギュウ詰めになると言います。缶詰を開けたら鰯たちが折り重なって入っている様を言うようですが、確かにスシより実感ありますよね、これ(笑)。ちなみに「ニシンのように」とも言うらしいですが、やっぱり鰯のほうがイメージしやすいかな。所変われば表現もいろいろ変わりますね。というわけで今日は短くまとめてみました(笑)。皆さん、いつもクリックいただいてありがとうございます。今日もよろしくお願いします!→ パリの日常の写真はこちらから↓
Nov 22, 2007
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道を歩いていると、2人の若い男性が話している声が通りすがりに聞こえました。「どうしようか?」「寿司にしようか、寿司」同じ通りにある日本食レストランって、なんちゃって寿司だけれど、まあそれはおいといて・・・。こういう会話で普通に寿司が選択肢に出てくるとは、時代も変わりました。映画なんかでも普通に寿司折りをテイクアウトして家で食べてるシーンがよく見られるようになりましたし。くだらないことかも知れませんが、私は日本語をわざわざ外国語調に言うということがちょっと苦手。?って感じかもしれませんが、例えば日本人の名前。日本語ってもともと抑揚がないのに、わざと名前に抑揚をつけて言うとか。ヤマダと平たく言えばいいものを、わざわざヤマー(ここで上がり気味)ダという、あれです。自分の名前なんだから誇りを持って普通の日本語のアクセントで言え!と思ってしまいます。まあでも一方で、通じてもらわないと困るわけで・・・。実際、私も自分の名前を名乗るときはフランス語調になってしまってますし。ただし日本語の発音で言わない私の名前は、自分にとっては本当の自分の名前という意識はなく、芸名みたいなイメージなんですけどね(笑)。まあそういうちょっとひねくれた考えの持ち主なので、ハリウッド映画に出演している日本人が日本語の単語まで英語調に言うのを聞くがつらい・・・。まあしかたないんでしょうけれど。そこで唯一非常に好感を持ったのが映画「SAYURI」の渡辺謙さん。まあ、あれはめちゃくちゃな映画でしてねぇ。本の方は最初日本語翻訳版を読んだので、原作者はアメリカ人というのがほんとに信じられなかったくらいうまく書けてるなと感心し(翻訳者の方も京都弁、祇園の慣習などかなり勉強されたと思います)、ほんとうにアメリカ人が書いたのか、どのように書いたのかが非常に気になって英語で読み直したくらいです。で、その映画。もちろん全編英語なんですが、日本語の単語がいろいろとでてきます。日本人を演じる各アジア人俳優達・・・しかたがないですが、日本語の単語が怪しい。さらにここで無理に日本語を出さなくてもというところで日本語の単語が出てきて、日本人にとってはちょっと痛い感じもしましたね。そんな中で、出演者のうちの数少ない日本人の一人、渡辺謙さん演じる会長はんはきちんと、そしてはっきりとした日本語の発音とアクセントで発していました。彼の日本語はアルファベットの「SUMO」じゃなくて普通の日本語の「相撲」でした。英語を話す中で、日本語の部分だけきれいに日本語の発音で丁寧に言う・・・ほんとによい感じでした。・・・で、何が言いたいかと言うと・・・。上の状況とは背反して、たまには日本人の誇りを捨てねばならないこともあるということ。冒頭の「寿司」。ローマ字で書くと、SUSHI になりますね。でも日本人の実際の発音はそのHが入っていません。うまく書きにくいんですが、SHIってこれだけ読むと「シャ、シィ、シゥ、シェ、ショ」の「シィ」ですよね。ですからSUSHIも表記通りに読むと「スシィ」みたいな感じになるのです。(以降「スシィ」と書きますが、「シィ」はCではなくあくまでHを意識した、「シャ、シィ、シゥ、シェ、ショ」の「シィ」です。)残念ながらフランス人に話すときは、その「スシィ」のHを意識した発音を使わないとうまく通じません・・・。寿司などという日本の大事な食文化を堂々と日本語の発音で言えないのは残念なのですが。というのは、フランス語にはSOUCIという単語があり、日本人の発音の「スシ」はこっちに聞こえがちなのです。SOUCIというのは「心配、不安」などという意味。ですから会話の内容で日本人の発音でもまあなんとか理解はできるみたいですが(SOUCI食べに行きましょうとは言わないわけで)、やっぱり「スシィ」の方がかなりわかりやすいみたい。私も最初は「スシ」と言ってましたが、便宜上「スシィ」とHを意識した発音を使っています。郷に入れば・・・ってやつでしょうか、臨機応変というのも大切なんですよね。・・・とこちらでSUSHIという単語を聞くたびに思うことでした。皆さん、いつもクリックいただいてありがとうございます。今日もよろしくお願いします!→ パリの日常の写真はこちらから↓
Oct 12, 2007
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今日は仕事の方でいろいろあって疲れました。というわけで気分転換にちょっとだけ。一口に日本語と言っても日本国内でいろんな方言があるのと同じで、フランスの中でも地方によりアクセントや言葉遣いに当然違いがあります。そしてフランス語の場合はフランス以外でも話す国があるので、国によっても当然フランス語に違いが出てきます。これまで仕事でいろんな国のフランス語に触れてきました。ベルギー、カナダのフランス語圏、アフリカ諸国・・・。それぞれ特徴がありますね。これらの国の人と話す場合は、しかも電話なので当初非常に厳しいものがありました。ベルギー・・・。今、ローマの歴史について読んでるところなんですが、ベルギー人というのは紀元前から存在してたそうですね。ベルガンとかそういう名前でローマの人には呼ばれてたようですが、なにしろ非常に獰猛な民族だったようです。私的にはベルギーの人は一般的にフランス人よりのんびりしてる感じがして、とてもベルギー=凶暴とは思えないのですが。ブリュッセルに行って驚いたこと、そしてどうしても慣れないのが、MERCIと言うと必ずS'IL VOUS PLAITと返ってくること。S'IL VOUS PLAITというのは、フランスでは英語のPLEASE的に使われ、ベルギーの人が言うような「どういたしまして」的には使われません。ですから例えばカフェでコーヒーを運んでこられてMERCIと言ってS'IL VOUS PLAITと言われるとビクッとします。実際フランスだと何かこの後言葉が続きますしね・・・。まあ私はこういうところが外国っぽくて好きなんですが。今日は最近連絡を取り合うようになったベルギーのある会社の人と話しました。え?私ってこの人と友達だったっけ?なんか思いっきりタメ口で・・・。確かにね、ベルギーの人っていきなり「あなた」という二人称に敬称のVOUSじゃなくTUを使う人が多いのです。ただ仕事だし、一応今のTUは空耳?って思ったりもするんですが、後で電話の内容を確認したメールを見て空耳じゃないことがわかりました。ちゃんと私のことをTUって書いてある・・・。まあいいんですけどね、お互い協力して仕事しなきゃいけないわけで、そういう意味では友達とは言わなくても同僚みたいなもんですから。フランスでもいい仕事関係の人だと違う会社同士でもお互いTUで呼ぶ場合は確かにあります。ただベルギーの人みたいに第一声からっていうのはないですね・・・。そうそう、フランス国内の取引先で、ちょっとフランス語がたどたどしい外国出身の人がいるんです。この人が私のことを思いっきりTU呼ばわりで(笑)。普段はこういうことに寛容な私ですが、この人はいつも非常に感じが悪いだけにムカッとしてました。いつか機会があったら「私はあなたの友達じゃないんだから・・・」と言ってやろうと思ってるくらいです。一応そんなことを言わなくても済むように、私の方からはその人のことをVOUSと呼び続けているんですが(普段はフランス人同士、こうやってお互いの距離がわかるもんです)、今のところ全く通じていません(笑)。しかし、そうか・・・。この人、第3国から直接来た人だとばかり思っていましたが、もしかしたらベルギー滞在経験があるのか?とふと思いました。なるほど、そう思うと変なところで腹を立てなくていいかも。人間大きくならなきゃね。皆さん、いつもクリックいただいてありがとうございます。今日もよろしくお願いします!→ パリの日常の写真はこちらから↓
Sep 26, 2007
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日本に住んでいた頃、時々休暇でフランスに来ていました。今は目的地に着いたらできるだけ早く荷物を置きたいし、限られた時間を有効に使いたいので、旅行に出る前にホテル予約はしっかりとするようになりましたが、あの頃は現地で自分の足で歩いてのホテル探しも旅行の楽しみの一つ。一人で旅しようが、友達と旅しようが、フランスであろうが他の国であろうが、そのスタイルはずっと変わりませんでした。と言っても行きあたりばったりであったことはあまりなく、一応持っていたガイドブックから事前にいくつか選んでおいて、それを見て回る程度でしたが、それでもよくそんなことやってたなと今になって思います。特にパリは見本市が多くてホテルがほんとにないってことが多いので。まあ当時はそんなことも知らなかったから大胆にやってたんでしょうけれど。そんなことをやっていた当時、そしてかなり後になってからも、ずっと気になっていたことが一つあります。それはどこの町に行っても必ず目にする表示。HOTEL DE VILLEああ、ここでわかった方は笑ってください。これ、市庁舎って言う意味なんですが、フランス語を勉強しはじめてからもかなり長い間、ずっとこの「HOTEL DE VILLE」をホテルのチェーン店だと思っていたのです(汗)。そりゃあ市庁舎ですからどこの町に行ってもありますよねぇ(笑)。どこでも必ず「HOTEL DE VILLE」という看板があって、大きなチェーン店だなあと真剣に思っていたのでした。実際は、フランス語ではHOTELが意味する言葉は通常の旅行者が宿泊するホテル以外に別の意味もあるのです。市庁舎以外にも公共の建物にはHOTELがつくものがときどきあります。造幣局=HOTEL DES MONNAIESとか。あと大きな邸宅なんかもHOTELって呼ぶときがあるようですね。タイトルに注意!なんて書きましたが、こんな勘違いをするのは私くらいのもんでしょう。チェーン店と言えば、社会人になってからずいぶん経って、恐ろしい勘違いに気付いたことがあります。「月極」パーキング私はこれを「ゲッキョク」とは読まないだろうとはわかっていたのですが、読み方がよくわからないので心の中で常に「ゲッキョク」と読み、さらにこの「ゲッキョク」さんという人はすごい土地持ちなんだなーとずっとずっと思っておりました(大汗)。だいたい「月極パーキング」とか「月極駐車場」とか書いた看板って、不動産屋さんの看板と同じような感じではないですか。それに「極」って当て字ですよね。学校で習った知識だけでこれを「ツキギメ」と読めという方が無理なんですよ。これに限らず、まだまだ思い込み、勘違いが山のようにあるかもですよね。よろしければ皆さんの「勘違い」を教えてくださいませ。皆さん、いつもクリックいただいてありがとうございます。今日もよろしくお願いします!→ パリの日常の写真はこちらから↓
Aug 31, 2007
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8月28日ですか・・・。まる2ヶ月間ボーッと過ごしてしまいました。休み明けの今週、思ったよりつらくないのが幸いなんですが(まあ言っても一週間だけでしたしね)、なぜか言葉がしどろもどろ気味。フランス語が・・・と言うより日本語もおかしくて。昨日の朝、一番最初に書いたメールは日本語だったんですが、数行なのに恐ろしいほどぐちゃぐちゃで・・・。それも直そう直そうとしてまた違う字を打っちゃったりするんです。あれには参りました。いずれにしてもこちらはまだバカンス中の人もいれば、バカンスから帰ったばかりで本調子じゃない人もいて、私が休んでいた間にそれほど仕事は溜まっていませんでしたので、いきなりハードな内容のフランス語長文を書かなくて済んだのは助かりました。そんな案件があったらとてもじゃないけど頭が回らなかったことでしょう。それにしても確か2ヶ月前は勉強不足を反省して、いまさらながら仏語単語毎日10語おさらいなんてのをやってみようと思ったりもするくらい気合が入った時期もあったのですが、結局単語おさらいも思っただけでやらなかったし、何もやらなかった・・・。本ももうちょっと読みたかったのだけれど、結局読んだハリー・ポッターは英語だったし。・・・とまあ毎年こんな感じで9月を迎えるわけですが、今年もやっぱり反省たっぷりの夏になってしまいました。天候はいまいちでもこの季節はやはりバカンス一色。このダラダラ、ウキウキのバカンスの雰囲気の中で、気合を入れてなにかをやるなんてこと自体無理なのかも。と言い訳したりして。そんな中でちょっとうれしい出来事がありました。うれしい・・・と言うと大げさかな。ほっとしたと言うべきでしょうか。メトロから降りたときに放送があったんです。確か内容は「危ないのでホームでは一歩下がってお待ちください」とか「電車が来たらすぐに近づかないでください」とかそういうものだったように思うのですが、その最後の「~ください」に該当する部分の活用が、あれ?と皆が一瞬黙るような間違いでした。動詞はCONSEILLERで、主語はNOUSですから、正解はNOUS (vous) CONSEILLONSとなるはずなのに、なぜか放送はNOUS (vous) CONSEILLERと動詞が活用せず原形のまま・・・。フランス語をご存じない方には?な話題かもしれませんが、フランス語の難しいところの一つって主語によって動詞の活用が変わるところなんです。 主語の次に動詞が来ますから、動詞はすぐ前の主語に影響されて形が変わるのが当たり前。上記動詞の場合、主語がJEなら動詞はCONSEILLE、VOUSならCONSEILLEZと変わります。この辺りはたぶんフランス人の頭では自動変換されるはずなので、VOUSの後にCONSEILLEと活用させて話す人はこれまでお目にかかったことはありません。まあ最悪書くときにきちんと綴れなかったとしても、ずっとフランス語で生活している人々はこういうのは一種の口慣れで、耳と口は覚えているものでしょう。たまにメトロかなんかで小さい子供がIL FAUT QUE CA SOIT... とSOITなどという高度な活用をさせているのを聞くと、ほー、さすが小さくてもフランス人だなーと感心することもあるくらい。ところがこのときはなぜか動詞は活用すらしてませんでした。ネイティブでない私ですらしないようなそんな間違いがハキハキと放送されてて、驚きました。もちろんその場に居合わせたフランス人は、ん?です。いやあ、こちらの人でもこういう間違いすることがあるんですねぇ。私がちょっとしどろもどろになってるくらいどうってことないか、と妙に開き直ったりして(笑)。皆さん、いつもクリックいただいてありがとうございます。今日もよろしくお願いします!→ パリの日常の写真はこちらから↓
Aug 28, 2007
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続けば続くもんで、またまたえ?というフランス語を発見(その1はこちら)。今度は市バスの広告なんですが、ふと目に入って、「ん?」と思ってしまいました。DES BUS, PLUS TOT, PLUS TARD, PLUS SOUVENT日本語にはちょっと訳しにくいので英語で書くと、BUSES, EARLIER, LATER, MORE FREQUENTとなります(・・・かな?)。私、これを見た時にびっくりしたんです。増発するのはいいんですが、ただでさえいつ来るかはっきりしないバスが、さらに時間より早めに来ることもあれば遅くなったりするのか!?と。まあバスは道路事情も関係しますから、ある程度はしかたないと思うんですが、それでも待てども待てども来ないとき、イライラしますよねぇ。そして挙句の果てに2台連なって来たりなんかして。せっかく増発しても時間がさらに不規則になるようなら全然意味ないじゃないですか。・・・とそこまで考えてから、やっぱりおかしいなと思って下に小さめに書いてある文を見たら、それがどういうことか判明しました。バスが定刻より早く来たり遅く来たりすることが増えるんじゃなくて、始発のバスの出発時間が早くなり、そして終バスの時間が遅くなるとそういうことでした(ホッ)。普段バスを信用していないせいか、どうも悪いほう悪いほうへ解釈しがちですね(笑)。ちなみにこれ、私のフランス語解釈力がおかしいのかと思ってフランス人に聞いてみたら、やっぱり最初の一文を見ただけじゃ私と同じように思ってしまいがちだそう。広告は簡潔さが大事なのは確かですが、下の説明を読まないと意味がはっきりしないってのはどうもね。皆さん、いつもクリックいただいてありがとうございます。今日もよろしくお願いします!→ パリの日常の写真はこちらから↓
Jul 12, 2007
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涼しい涼しいと毎日言ってるパリですが、今日はびっくりしましたよ~。なんと雹が降りました。こちらに来た当初、4月に雹が降って驚いたことがあったんですが、これまで経験した一番遅い時期の雹は5月だったかな。それが7月に降るなんて・・・。怖いですね、ほんと。「デイ・アフター・トゥモロー」みたいになったらどうしよう・・・と本気で恐ろしくなりました。さて、今日は久しぶりにフランス語ネタです。先日時間つぶしに友達とカフェのはしごをしました。・・・と言っても残念ながらおしゃれな界隈じゃないので、日本語で言うならカフェというよりは「純喫茶」とかそういう名称の方が似合いそうな雰囲気のところだったんですが。2軒目に入ったところで、お手洗いに行きました。するとトイレのタンクの上にこんな張り紙が。まあ皆さんご存じだとは思いますが、こちらのトイレのタンクって日本みたいに手洗い用の水が出るところはないんです。これがあったらもうちょっと皆ちゃんと手を洗うんじゃないかと思うんですが・・・。フランス人って手を洗わない人、結構いるんですよね。トイレと洗面所が一緒のところはあまり確認できないんですが、別になってるところだとトイレから一直線に部屋に戻ってくるのが見えちゃって。あー、手を洗ってないなと思ってしまうのです。公衆トイレでも、手を洗わずにそのまま出て行ってしまう女の人を見るといまだにショック・・・。まあそういうわけで、ブルー○ット置くだけみたいな製品はこちらでは需要はありません。・・・で張り紙に話を戻します。日本語に訳すと「水を流すときはボタンを押してください」となるわけで問題ないんですが、フランス語をこのまま一語ずつ訳してみると、「水洗を引くにはボタンを押してください」とちょっとおかしいんですよね・・・。トイレの水を流すってTIRER LA CHASSE D'EAUってよく言うんですが、このTIRERという動詞が「引く」という意味なんです。昔のトイレは天井のところにタンクがあって、そこから長い紐状のものが伸びてました。これを引くことによりトイレの水が流れる仕組みだったので、今でも「引く」って言うんじゃないかと思うんですが・・・。まあ今はもうあまり言う人もいなくなったと思いますが、テレビがチャンネル式からボタン式に変わっても、しばらくの間「チャンネルを廻して」という言葉が残ったような感じでしょうか。・・・とまあ単独にはトイレの水を流すのに「引く」という言葉を使っても全然おかしくないんですが、その後にこうやってボタンを押してくださいとなると変ですよね(笑)。正しいようでおかしいフランス語・・・見た瞬間、どう正していいのか一瞬考え込みました。皆さん、いつもクリックいただいてありがとうございます。今日もよろしくお願いします!→ パリの日常の写真はこちらから↓
Jul 9, 2007
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昨日の日記を読んでくださった方はあれ?と思ったかもしれませんね。ソーセージ1000kg・・・。18本入りでこの重量ってことはいったい1本何kgなんでしょう(笑)?ではここでもう一度昨日の日記に戻ってその重量表示を見直してみてください。よく見ると、1,000kgと書いてありますよね。フランス語をご存じの方には当然のことかもしれませんが、これ、フランス語では1kgという意味です。つまりフランス語では小数点がピリオド= . ではなく、コンマ= ,なのです。ですからエクセルを使って例えば29.65と打つと勝手に29,65と小数点がコンマになって表示されます。ややこしいですよね。上の例がまだ小数点第二位までだからマシですが、第三位まで書くと29,653となり、二万九千六百五十三とも読めてしまいますから。この表示で他の国に書類を送ると何これ?ということになりかねないなと思うんですが、意外にこれまで一度もそういう問い合わせはありません。私も最初の頃はこの小数点がコンマなのがなんだか気持ち悪かったんですが、今はこれに慣れすぎて、例えば日本で書くような1000,000,000.000とかを見ると一瞬何がなんだかわからなくてクラクラします。フランス語で書くと上記は1000 000 000,000。小数点の訳を知らなかったらこれこそ意味不明ですよね(笑)。余談ですが、欧米では数字は3桁ごとに区切った考え方で、千の次は百万、その次は10億という感じですが、日本人は(韓国や中国もそうみたいですね)万という単位があるからどうしてもゼロ4つで区切ってしまって、慣れないととっさに大きな数字を欧米の言葉で表すのにどうしても不自由してしまいますね。万の単位の数字くらいならいいんですが、例えば四千万と言うとどうしても頭の中で浮かぶのはゼロ3つの4000万。4000X一万ってイメージが先行してしまって、英語やフランス語の40X百万というのがすぐでてきません。一番苦手なのは一億単位。例えば四億だと、すぐ上の単位が区切りの10億だというのはすぐ思い浮かぶんですが、上の単位にあわせようとすると0.4X10億。新聞の経済面なんかではこれもありですが、話し言葉ではあまり使いません。しかし一つ下の単位だとこれは百万ですから、ちょっと遠すぎる気がするんですよねぇ。4億が400X百万っていうのはどうもいまだに信じがたい。ま、これくらいの単位が日常茶飯事の世界にいれば問題ないんでしょうけれどね。宝くじさえ当たればな・・・(笑)。皆さん、いつもクリックいただいてありがとうございます。今日もよろしくお願いします!→ パリの日常の写真はこちらから↓
May 23, 2007
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映画館にて。長らく続いた予告編が終わり、いよいよ本編が始まるというころにコソコソと話し声が・・・。途端にシーッ!とどこかから声が飛びました。また別の日、なんとなくガラの悪い女の子4~5人組が映画館いっぱいに響き渡るような声でしゃべっていました。その声はやはり本編が始まろうという頃になっても止まず。そして一斉にシーッ!とあちらこちらから飛びました。そうなると彼女達はわざと話をやめません。スクリーンに出てくる○○ PRESENTS と書いたのを大声で読んだりなんかして、いよいよシーッだけではダメとわかった人々は彼女達に怒鳴りつけ出しました。これでストーリーに入り込んでるときにまた大声で話し声が聞こえたりなんかすると嫌だなーと思っていましたが、「私たちだってあなた方と同様、映画を見る権利はあります」みたいなわけのわからない女の子達の宣言(大声)を持って話し声は最後まで聞こえませんでした。このシーッという声・・・というか音。こうしてカタカナで書くと日本で我々がやるようなシーッと全く同じようになってしまいますが、実はこれも発音がちょっとばかり違っていたりします。フランス人のそれは妙に力強いというか、きつくて遠くの人にもきっちり届きます。映画館なんかだと全体に響き渡る感じと言えばおわかりいただけるでしょうか。最近、友達が例の「日出る・・・」のおっさん(下記注参照)にキレている理由はまさにこの「シーッ」。いつも左から友達、私の順で座っており、その私の右隣にそのおっさんがやってくるというパターンなんですが、友達がちょっと私に質問した瞬間、「シーッ」とやられます。私は通常、右隣の席にかばんを置くのでおっさんは隣と言っても一つ席を空けた隣だったのに、先週は私が少し遅れたため、おっさんはちゃっかり私のかばんの席に座ってて、その「シーッ」をすぐ耳元でやられて、耳が痛いのなんのって。それも毎回毎回、ちょっと友達が口を開いたらこうですから、そんなに気に入らないのなら我々の隣に座るなって話なんですが。日本人の「シーッ」って相手を静かにさせるために、「シーッ」自体もわりと穏やかで「シーッ」と延ばすこともありますが、「シッ」と短くする場合もありますよね。ところがフランス人のって、ヘタすると静かにしてほしい相手より「シーッ」の方がうるさかったりする。それも短くなることはなく、逆に「シーーーーーッ」と長くうるさくなるのです。実際にシーッとやってる人の口元をはっきり見たわけではありませんが、恐らく口の形はこんなのになっているのではないかと思われます:つまり、うまく描けないので文章で表現すると、子供がやる「イーッ」とやっている口の両端をそのまま真ん中の方に引き寄せてみてください。唇は横から見ると突き出ていて、前から見ると口が四角く開いているようなそんな感じです。それで「シーッ」と強くやるとフランス人調になるのではないか・・・。ああ、そうでなければ今思いつきましたが、犬とかにあっち行けと「シッ、シッ」って言いますよね。あれをすごく強く言った感じ。まさにこれかもしれません。耳元でやられるとかなり不愉快ですが、威力はあります。是非お試しを(笑)。注)おっさんなんだかんだ私と友達につきまとってくるおっさん。かなり昔に日本に3ヶ月滞在したという経歴があり、私が日本人と知るや会うたびにその思い出話をしようと、無理やり会話を日本ネタにこじつけようとする。先週は「お、日出る国の人が日が暮れる時間においでなすった」というあまりにも寒いギャグを発し、これまで我慢しつづけてきた私もとうとう限界に達したわけである。先週の終わりには「来週からは奥の席に座る」と言い残して去ったので、今週はほんとうに我々の隣に来ないのかとその動向が非常に注目されていたところ、今日そのおっさんは本当に席を変わっていた。休憩時間に一瞬近づかれて友人が餌食になりかけた場面もあったが、私はとっさにカンニング大魔王を楯に身をかわした(おっさんは男には興味がないらしいので、カンニング大魔王がいる時は近寄ってこない)。よって一言も話さずに済んだ(ホッ)。さて来週はどうなることか!?いつも応援ありがとうございます。今日もどうぞ一発クリックいただいてもう少し順位回復にご協力ください。→ も開館中。 パリの日常の風景の写真、そしてパリのクリスマスの様子の写真もときどき展示しています。
Nov 28, 2006
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「また電話する」つい出ちゃいますよね、挨拶の一つとして。さようならの代わりに使ったりするんですけど、こう言われるとついなんとなくその人からの連絡を待ってしまったりすることってありませんか?普段よく連絡を取り合う人なら全然問題ないんですが、そうじゃない場合って私は少し気になったりすることがあるんです。あまり知らない人なので自分からはちょっと連絡できにくいなと言う時に、相手から「連絡する」と言われればつい嬉しくなってしまうではないですか。けれどちょっと気になった時に限って「また電話する」はイコール「また機会があれば電話する」という意味なんですよね。ですからほんとに機会がない限り絶対掛かってこない。先日、どうやら久しぶりに会ったらしい友人同士の男女が駅前でじゃあまたと言って別れるところにふと出くわして、この話題を思いつきました。女性は、「それじゃまたね」と言ってさっと去っていったのに対し、男性の方はその場から動かず、女性の背中に一言"on s'appelle"と付け加えていました。彼女が聞こえたかどうかはわかりませんが・・・。この"on s'appelle"は「また(こちらから)電話する」という意味ではなく、「またお互い電話しあいましょう」という意味。発音はカタカナで書くと「オンサペル」と非常に簡単。「お互いに電話をし合う」ことを提案したことにより、自分からも掛けるけど、相手からの電話も期待できるという状況になりますのでとても便利な表現だと思います。最初にこの言葉を聞いたときに感心しました。「また電話するね」と言っちゃったけど、用もないのに電話しにくい、しかし言っちゃった以上はやっぱり電話をしなきゃいけないかな・・・とか、そう言われたら言われた方で、相手の電話を延々と待ち続けなければならない・・・とかそういうプレッシャーが全部この簡潔な言葉からは全く除外されてるのですから。キープ・イン・タッチでね、という非常にフレンドリーな意味を持ちながらも、相手にもその責任の一端を負わせるとはなかなかしたたかかとも思われます。上記の男性の場合はどういう意味で"on s'appelle"という言葉を投げかけたのでしょうか?また彼女と近々会いたいなーと思ったけど、「自分から電話するから」と言ってすぐに電話をしたりするとちょっと引かれてしまったりするかもしれない。だから「お互いに」と言っておいて、双方イーブンにしておいてから、たまたま自分が先に掛けたということにしようと思ったのか。彼女から電話が欲しいなーという期待を込めてそう言ったのか。はたまた久しぶりに会ったので懐かしくて今度は一緒にお茶でもという気持ちで軽く言ったのか。いろんなことが考えられますが、男性がわざわざ去り行く女性の背中に向かってこの言葉を投げかけたのがなんとなく印象的でした。そのうち2人がまたねと言って別れたすぐ横にあるカフェで2人仲良く並んで座っている姿が見られれば、この話にも一段とロマンの香りが増すのですが・・・。残念ながら、どちらの顔も全く憶えておりません・・・。(写真は写真館の昔の写真からちょっと拝借)いつも応援ありがとうございます。ちょっと順位が落ち気味です・・・。今日もなんとかクリック一発よろしくお願いします。→ も開館中。 パリの日常の風景の写真を展示しています。
Oct 27, 2006
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実家に帰ったときに、私がはじめてフランス語を習ったときの昔懐かしいテキストを見つけました。LE NOUVEAU SANS FRONTIERES 1。思えばこの頃が私のフランス語人生(って言えるほどのもんでもないですが・・・)で一番楽しかったかもしれません。この頃はとにかく「パリ」が流行っていて、今よりもっと頻繁にいろんな雑誌でパリ特集が組まれていました。そのせいか私の入ったフランス語学校も盛況で、かなりの数のクラスがあって学校全体も活気があったように記憶しています。私のそこでの最初のクラスは12~3人(いや、もっといたかもしれない)はいたと思います。パリが流行っていた時代の初心者クラスにしては、不思議とパリに行きたいからという理由よりそれぞれもっと別な理由がある人々がほとんどでした。この十数人、すべて女性(!)で、フランス語という共通の目的があったものですからなんとなく気が合って皆で課外活動もときどきやりましたっけ。それぞれ理由があると言ってもそんなに急いで勉強しなければならない訳でもなく、本来なら1クラスに10人以上もいれば当たる回数が少なくなるから語学上達にはよくないなんて思うところ、逆に休みが多くて5人くらいしか来なかった日なんか「当たり過ぎて困ったよねえ」って言ったりするのんびりさ。結局、フランス語を習いに行くというよりまず皆に会いに行くために授業に行くという本末転倒な感じになりました。そういう状況で語学を根気よく続けて勉強するために、テキストの内容というのは非常に大事なものですよね。私のテキストは「シャンゼリゼ通りで自動車事故」という衝撃的な内容から始まっています。絵を見ると思いっきり追突してガラスとか割れまくりなんですが・・・。もっと衝撃的なのは、初心者用テキストのダイアログ第一声。なんと、「EXCUSEZ-MOI, MONSIEUR!」(すみません、ムッシュー!)とフランスではありえない言葉で始まっていることです。現実であれば、2人とも思いっきり興奮して「お前のせいだ」とお互いやりあってそうですが、テキストの中の登場人物はかくもスマートに描かれています。謝られた方は「どうしてくれるんだ、このヤロー」の代わりに、「いや、大丈夫ですよ」。車のぶつかり具合を見たら大丈夫でもなさそうなんですがね・・・。この後、2人はお互いがミュージシャンであることを知ります。特にうち1人はかなり有名な歌手でした。このエピソードが見開き1ページ目。かたや右側のページでは、久しぶりに女友達2人が出会うことになります。場所はムフタール通り。この学校に来るまでに一度だけパリには来たことがあったんですが、ガイドブックをよく研究した友達に付いて歩いただけでして、ムフタール通りなんて場所があることはこのとき初めて知りました。この2人の女性のイントネーション、声などが特徴的であったせいか、ムフタール通り=”rue Mouffetard”という言葉が妙に印象に残りました。で、今気が付いたんですが、2人のうち1人はこのムフタール通りに住み、もう1人はモンジュ広場というごく近所に住んでいたんですね・・・。当時は全く理解してませんでした。この後、この4人が出会ってストーリーが展開していくのですが、最終的に誰と誰が付き合うことになるのかと我々、わくわくしながら勉強したもんです。これがテキスト一冊続いてくれればもっとやる気も出たんでしょうけど・・・。レッスン2はマルタン夫妻というおじさんとおばさんの話。話というほどの話もなくて急に熱が冷めました。そしてあれから進むにつれてテキストもいくつか変わりましたが、やっぱり一番最初にやったあのエピソードほど面白いのはありませんでした。最初のクラスはその後人数が減ってしまって消滅。私は何度かクラスを変わりつつこの学校へは数年行きました。どのクラスも初めのクラスほど大人数ということはさすがになく、登録人数5人、出席人数常に3~4人なんていうこともありました。けれどいつも楽しいメンバーで、クラスでパーティーしたりご飯食べに行ったり・・・。最終的には毎回必ず飲みに行くようになったりして、授業に行くモチベーションがフランス語より飲みになったりもしたんですが、そのおかげで長続きしました。あ~楽しかったな・・・あの頃・・・。いつも応援ありがとうございます。今日もクリックどうぞよろしくお願いします!→ もボツボツ再開。 パリの日常の風景の写真を展示しています。
Sep 20, 2006
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「たくさんの」「多くの」と言いたい場合、もちろん「たくさんの」という単語もありますが、そこは数字好きのフランス人、具体的な数字を使うことが結構あります。具体的・・・と言えば、「2分お待ちください」。この「2」という数字はあまりに具体的なのでほんとに2分くらい待てばいいのか?と思いきや、10分経っても20分経っても一向に相手は帰ってこない。「二言で言い表してください」も二言であったためしはなく、書いたら最低10行くらいになってそう。フランス語のこの「2」は曲者だという話は前にも書きました。具体的な数字がかえって曖昧だったりするんですよね。上の「2分お待ちください」は「ちょっとお待ちください」だし、「二言で」は「簡単に」ということであって決してほんとうに二言ではない。これらは実際の数字よりも大げさに少なめに言う表現ですが、逆に実際の数字よりもかなり派手に多めに言うこともあります。それが「たくさん」になると・・・。最たる例はMERCI MILLE FOIS。直訳すると「1000回お礼を言います」ってことでしょうが、実際1000なんてありえるわけがなく・・・。「ほんとにどうもありがとう」って感じですね。これはまあお礼だから1000回だろうが10000回だろうが多いに越したことはないんでしょうけれど。あと1000じゃちょっとという場合は100とか、あと多くなるときは100万とかもありますね。10億・・・はさすがに「たくさんの」という意味ではめったに聞くことはありませんが。日本語で言う「星の数ほど」って感じでしょうか。ちょっと分厚い本で数百ページだったら、「今読んでる本1000ページもあって・・・」という感じになっちゃいますね。なんせ具体的に1000じゃなくて、心理的に1000ある感覚ですから。大阪の商店で買い物をして300円のお釣りのところを「はい、300万円のお釣り」と言われるのと同じでしょうか・・・(いや、違いますね)。このギャグ、どっから出たんでしょうねぇ。吉本あたり?こういう寒いのがあるということは知っていましたが、実際に自分に対してやられたのは社会人になってからです。それも思いもかけないお花屋さんでなんですよ。こういうのってイメージ的に八百屋、果物屋、魚屋といったちょっと威勢がいい感じのところの決り文句なのかと思っていましたのでびっくりでした。あまりに不意を突かれて、私はどう言っていいのかわからず、その場が気まずーい雰囲気に・・・。以来あの花屋さんで買うことはありません。吉本と言えば、私の一番のお気に入りのギャグがあります。ちょっと昔の人のなんですけどね。うどん屋さんで食事をした人が「細かいのがないから払えない」と言うと、お店の人は「大きいのでも構いませんよ」と言う。すると相手は「あほか、細かいのがないのに大きいのがあるわけないやろっ」道理ですよねぇ。実践したことはないんですけど。さて脱線しましたが、この「たくさんの」の表現で解せないのは「36」。例えばこんな感じ。「あいつは36回説明してもわからない」36回も言ったのにわからないなんていったいあいつは何なんだ?って感じですよね。実際は多くても3回くらいしか言ってないんでしょうけれど、まあ心理的な要素が大きいですから・・・。一番最初に聞いたときはこういう表現があるとは知らず「なぜ36なのか」と思いました。なぜ12でも24でも50でもなく「36」という数字なんでしょうね?けれどこういう中途半端な数字だからこそ強調になっていいのかもしれません。36というのはなんとなく響きも好きだしときどき利用させてもらってます。ところで前も問題になったフランス語の数の数え方。80を4X20と言ったりするのって、古代ローマ時代のガリア人の影響なのだとか。ガリア人と言えば、アステリクス。フランスの国民的コミックで知恵者のアステリクスとでぶっちょで少々頭の弱いオベリクスの2人が繰り広げる物語で今何巻でてるのかもわかりません。フランス人を知りたいならこれを読まなきゃと思い、ある時パリに旅行で来たときに最初の2冊を買って帰りました。・・・が、結局ちょっと読んだだけで断念。なんかあんまり面白くなくて。こちらに引っ越してきてから「あれは最初は面白くないけど読み進めたらどんどん面白くなる」と言われて、一時帰国したときにまたその2冊を持ってきました。以来まだ読んでません・・・。従って皆が楽しみにしている映画が出ても笑いについていけないと思って見たことがありません。ま、見たところでフランス人でないとわからないギャグもあるみたいですが。フランスのコミックながらヨーロッパの人は皆読んでるみたいで、これを見て育ったというイギリス人もいましたっけ。そして皆やっぱり面白いと思ってるみたいです。ヨーロッパはいまでこそ国にきっちり分かれていますが、昔はいろんな民族が北から攻めて来たり海から攻めて来たりと民族同士の争いが耐えませんでした。今でも国籍より民族で性質をはかるようなところがあります。アングロ・サクソン系とかゲルマン系とか・・・。「アステリクス」はまさに昔々のお話ですから、そういうヨーロッパの歴史をきちんと学んだ人にしか本当の面白さはわからないかもしれませんね。フランスに住んでいてああ自分は外国人だなと感じるのは、知らない単語を聞いたときじゃなくむしろ自分にこういう歴史的背景がないと感じるときです。まあ日本の歴史だってあんまり知らないんですけどね・・・。一応受験は日本史専攻で全国模試で順位がトップいくつに入るかというくらいびっくりする成績をとったことがあってちょっと自信はあったんですけど、所詮はあの教科書の上っ面しか知らなかったわけで。あら、話がタイトルから大きくはずれちゃいましたね。今日はこのへんにしておきましょう。クリックよろしくお願いします!→ も開館中!パリの日常の風景の写真を展示しています。
Aug 9, 2006
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今日はちょっとフランス語の?と思う話を。例えばお店に「8月16日から21日まで休業」とあったら、このお店の営業再開日は何日でしょうか?普通は8月22日ですよね。フランス語をやってらっしゃる方はご存じでしょうけれど、今日は敢えてこのお話を。フランス語で上記が書いてあると、お店の再開日は21日なんです、なぜか。「○○~××」の××は期間に含まれないようで・・・。同じく会社に電話して誰だれさんいらっしゃいますか?と言うと、「23日まで休暇中です」と言われるとしましょう。するとこの人は23日に帰ってくることになります。なぜこんなややこしい言い方をするのかわかりません。でももしかしたら敢えて次の出社日をきちんと数字で表したいからかも?とちょっと思いました。だって上記の場合、「22日まで休み」と言えば、相手の出社日「23日」という表現は言葉の中に入りませんよね。ですから聞いた方は22日までと聞いて自分で「じゃあこの人は23日から来るのだな」と予想しなければならない(ったってたいした計算も要りませんが)。ある意味親切な表現なのかもしれません。ところが現場ではやっぱりフランス語のこの表現ははっきりしないんですよね・・・。うちの会社に電話が掛かってきて同じようにBさんいらっしゃいますか?と言われた場合、23日まで休暇中ですと言うと、相手はやっぱり「23日は事務所にいらっしゃいますか?」と聞いてくるんです。ですから私はこういう場合、「Bは休暇中で23日の戻りです」というような言い方をするようにしています。どうしても「○○~××」までと期間をクリアーに言いたいときは「~を含む」という意味の”INCLU”(英語で言うINCLUDEDですね)を使い、「○○~×× inclu」と表現します。ここ数年、メトロはどこかの駅が工事のため閉鎖になっています。この工事期間を知ること、これは結構大切なことですよね。この期間を表現するにはやはり上のようにINCLUが使われています。これで「××は期間に含まれるので駅が開くのは××の翌日から」ということがはっきりわかりますよね。店の休業日だってこの表現を使ったほうがわかりやすいでしょう。という具合に、フランス人だってただ「○○~××」と言うだけじゃややこしいようです。なんか変な話ですね。クリックよろしくお願いします!→ も(さぼり気味ながら)開館中!
Aug 4, 2006
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あ~、今日も暑かったです。昨日の夕方7時頃にファーマシーの看板で見た気温が38℃。今日はそれくらいの時間は少し風が出て多少楽でしたが、日中は昨日より暑かったのでは?と思われるほどでした。しかも帰りのメトロが・・・信号の不具合とやらで遅れ気味であったため恐ろしい混雑で、なおかつ途中の駅で全員降ろされるはめになりました。これがとどめの一発で、今日もぐったり疲れました。明日は少し気温が下がるって聞いてましたが、天気予報を見たらしっかり30℃以上あるではないですか・・・。そんな暑い中勉強の話というかフランス語の話。久々ですね。フランス語をやってらっしゃる皆さんには今さら・・・な話なんですが。フランス語には英語に当たる主語YOUが2つあります。1つはVOUS。学校でまず習うのがこれですね。二人称単数の丁寧版、もしくは二人称複数に使われます。もう1つはTU。親しい間柄で使われる二人称単数。子供に対しては、たとえ知らない子でもTUですが、そんな子供が複数いたら皆まとめてVOUSになります。・・・と書いてみれば簡単なんですが、この使い分けが結構難しい。特にTUというタメ口がよいのか悪いのか判断に困ることが。例えば学校で。同じ生徒同士、TUを使えばいいとは思うのですが・・・。学校には同じ授業を取ってる人でも様々な人がいます。20代前半くらいからすでに定年になった人まで。20代前半の人には初対面でもTUを使って問題なさそうですが、定年くらいの年齢の人にいきなりタメ口というのは日本人としてちょっとためらわれますよね。そんなわけで私も学校行きたての頃は同じクラスの人でも年配の人にはVOUSではじめてたんですが・・・。これも必ずしもいいかどうか。私がその人の立場ならやっぱりVOUSよりTUって言ってもらったほうがうれしいような気もするし。でもTUって若い人から呼ばれるのがいやな人もいるだろうし。よくわからないなと思いながら回りを見ていたら、20歳くらいの子でも50くらいのクラスメートに普通にTUと言ってる場合がやっぱり結構多いようで。でもまあほんと、人によるでしょうね、VOUSにするかTUにするかって。基本的に私は自分と同じくらいの年っぽい人でも友達の知り合いとかそういうシチュエーションじゃなきゃ初対面はVOUSです。日本語だってそうですよね、例えばどこかの会場でたまたま隣になった自分と同じくらいの年の人にはまず敬語を使いますよね。それでちょっと驚いたのが、ある日歩いていて道を聞かれたときのこと。彼がその人に道を説明するのに、VOUSではなくTUを使っていたのです。まあ相手も若い人でしたが、上記のように初対面を必ずVOUSで始める私にはちょっとできないな・・・と思いました。それに彼だっていきなり誰にでもTUで呼びかけるタイプでもないので、余計にびっくりでした。「なぜTU呼ばわりしたのか?」と後で聞くと、「なんとなく」という答えではっきりしませんでしたが。先日ジダンの頭突き事件があった直後に友人宅から帰宅途中、たまたまメトロで話した男の子はいきなりタメ口でした。まああんな場合はそんなもんかな。余談になりますが、昔日本でちょこっとフランス語を習っていたときの先生の話。当時大学生だったある男の生徒さんが1年フランス留学して日本に帰ってきたら、いきなり先生であろうが誰であろうが全部タメ口になっててびっくりしたということでした。その人がどこをどう誤解して全員にタメ口をきくようになったのかそれは謎。語学学校でもまずは丁寧なVOUSから習うし、まずはVOUSを徹底するようにと生徒同士でもTUを使うことを禁止してるところすらあるのですから。・・・と今頃なぜこんな話をするかと言うと・・・。課題提出のあった授業で、一人先生をTUで呼ぶ生徒がいました。最初は皆、先生にVOUSを使い、呼ぶときも「ムッシュー」と呼んでいたのですが、だんだん先生にTUを使い、呼ぶときは下の名前で呼ぶ人が増えました。ちなみに先生→生徒はもちろんTUでOKなんですが、生徒をTUで呼ぶかVOUSで呼ぶかは先生によります。うちの学校は社会人相手だしVOUSで呼ぶ先生がほとんどなんですが、この授業の先生は最初から我々をTUで呼んでいましたから、先生にTUを使うようになったのもこの返しのようなものだったのかもしれないし、最初に先生にタメ口をきいた人の影響だったのかもしれません。私はやはり先生にタメ口というのは非常に違和感があったのですが、最初に先生にTUを使った人が私の隣だったのでそれにつられたのもあるし、この授業は先生との個々のコミュニケーションが多かったのでそれで徐々にというのもあって、いつのまにかタメ口になってました・・・(汗)。先生というのもこの場合微妙で、理論の講義の場合はほんとに先生様ばかりでとてもTUなんて雰囲気にはなりませんが、演習の場合は論文を書いてる途中とか先生自身がまだ勉強途中であることがよくあるのです。我々の先生も後者の場合なので、我々が身近に感じたのも確か。そのせいか授業はいい雰囲気で終わったのですが、後で彼にその話をしたら、「え~!先生にTUはやっぱりまずかったんじゃないの?」この一言でビクッとなりました。やっぱそうですよね・・・。私にはやっぱり判断が難しいです。ま、単位もらえたし先生も怒ってないとは思うけど。どんな立場であっても先生は先生。これからはどんな状況であろうともやはりVOUSにしようと誓ったのでした。・・・とまあこのようにVOUSとTUの使い分けがときどき難しいのですが、一方で非常に便利な場合も。例えばある取引先。毎日毎日数回電話連絡するようなところがあったのですが、一度ちょっとしたことで大喧嘩になったことがあります。こちらがよかれと思ってやったことが相手に理解されなくて、こちらは相手が理解しなかったことに腹を立て、あっちはあっちでキレて・・・という感じでかなり長い間電話で怒鳴り合いでした(怒)。しかしそこはフランス人。キレてもわりとすぐ機嫌が直る人が多いのです。この時も案の定電話の最後には和解しました。そしてそれまではお互いVOUSだったのが、このケンカ以降TUの仲になりました。お互い言いたいことを言い合って、理解しあったという証拠みたいなもんですね。わかりやすいです。逆にとあるフランス語圏というかフランス語もしゃべる国の人。この人は取引先というよりはむしろ同僚に近い人だったのですが、この人のむちゃくちゃさにある日キレました。そしたら向こうが逆ギレ。この人とはそれまでTUだったのに、私はその日以降VOUSに変更することで対処。このようにちょっと「距離を開ける」ときにVOUSは便利。ただ親しい間柄でも尊敬を込めてVOUSの場合もありますので、その辺はやはり人によるってことですが。日本語って丁寧語やら尊敬語やらなかなか複雑で面倒ですけど、その代わり半タメ口みたいな口のきき方ができたりとちょっと融通がききますよね。フランス語だってVOUSを使いつつもニュアンスや態度でフレンドリーさはもちろん出るんですが、日本語のようなあいまいな言い方って便利だなって思います。そうそうそう言えば、先日郵便局にMERCI LES BLEUSの切手を買いに言った時の話。窓口のお兄さんに、「MERCI LES BLEUSまだありますか?」と言ったところ、お兄さんのところにはもう残ってなかったようで、お兄さんは隣の同僚のところにまだ残ってないか聞いてくれました。お兄さんと隣の人は同僚ですからもちろんTUという主語を使って。それが、あるよと言われて今度はお兄さんが私に「何枚御入用ですか」と聞くところを、ふと同僚との会話の続きのようになってしまって「T'EN VEUX COMBIEN?」(何枚いるの?)と私に急にものすごくタメ口になったのです。そして次の瞬間、お兄さん、顔が真っ赤になって「す、すみません・・・」と2秒恐縮、その後大爆笑になりました。まあお客さんをTU呼ばわりしてそんなに面白いことでもないんですが、ふと私、お兄さん、お兄さんの同僚と3人が同僚であるようなそんな空気が一瞬できてたんですね。お兄さんがそこで真っ赤にならなかったら、私はそのタメ口質問になんの違和感もなく普通に「10枚」と言いかけてたのですから。あの空気、妙な連帯感は何だったのだろうか?そんな私も一度スーパーのレジで口のきき方を知らんやつにTUと言われキレかけたことがあったんですが。まあ、長くなるのでこの辺で。フランス語はやっぱり難しいですね。クリックよろしくお願いします!→ も(さぼり気味ながら)開館中!
Jul 19, 2006
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さあ、今日もサッカーの話題から始めますが、最後までサッカーの話題じゃないのでちょっとだけご辛抱を。ジダンの話はいろいろと憶測が飛び交ってますねぇ。そのせいかどうか、頭の中はいまだに先日ご紹介した「ZIDANE Y VA MARQUER」の歌がぐるぐる回ってます。その一方で今度は「ZIDANE Y VA FRAPPER」(もしかしたら過去形なのかも?ちょっとはっきり聞こえませんが、FRAPPERは「殴る、たたく」の意味)のような感じの曲が登場しました。曲中には「頭突き」という言葉もちゃんと聞こえます。さっき読んだのは、マテラッツィの発言。「ほんのちょっとシャツを引っぱっただけなのに、ジダンがこちらを振り返ってものすごく横柄な物言いで、”そんなに僕のシャツがほしいんなら試合後にくれてやる”と言ったのでキレた」のだとか。それで確かにそれに応戦はしたが、言ったのはそこらへんで聞かれるような侮辱の言葉に過ぎないのだそう。ジダンのお母さんのことを言ったのでは?という噂も出ていたけど、マンマは聖なる存在なのでお母さんを侮辱することはありえないとか。マテラッツィは14歳の時にお母さんを亡くしているらしいですが、個人的にはなんかあんまし信用できないな。これまでかなりこの口の攻撃でいろいろあったそうですから、この人。ブラジルのある番組では、ジダンの妹さんのことを娼婦呼ばわりしたのではと言われ、またイギリスの数紙によると、ジダン自身のことをテロリストで売春婦の息子呼ばわりしたと報道されてるらしいです。いずれにせよ、そのうちジダンも会見するらしいので、そのときにもうちょっとわかるかも。アンケートではフランス人の過半数以上がジダンのやったことを許すと言ってるそうです。私はこれを許すとか許さないって次元じゃなかったですね。いまようやくショックから立ち直ったって感じだし。なにが悲しいって、これまで一丸となって戦ってきたチームメイトたちの落胆が悲しかった。けれどコンコルド広場でフランスチームが国民に迎えられ、これまでの健闘をたたえられたときのこの場面でなんだか救われたような。そうそう、こういうのを試合の最後に見たかったんです。この写真、私は写真立てに入れて飾っておくつもり。なんかああいう団結したチームを見た感動を忘れたくないんです。そしてこれ・・・。ああ、トレゼゲ(PKで失敗)かわいそう・・・。彼が試合に出たのはジダンが出場停止だった試合と、決勝の途中出場のみ。彼がベンチにいるってことはよほど充実したチームだってことの証明なんですが、それでいきなりPKはちょっとキツかったですよね。ああ、それにしても美しい写真ですね。アンリ、なんて素敵なんでしょ。さてジダンの一件の時もアナウンサーが叫んだのですが、「ZENでいましょう。」という言葉・・・。このZENって言葉、数年前くらいからやたら巷で見られるようになりました。ZENって=禅なんでしょうけれど、どっからこんな言葉を引っ張り出してきたのか・・・。たぶん最初はどこかの店かなんかがコマーシャル的に使った言葉だったような気もしますが、一般の人も使うようになりましたし、先日は映画の字幕でも使われてました。英語ではCALM DOWN! CALM DOWN!と言ってましたが、これがフランス語の字幕ではZEN! ZEN!となってました。時代ですよね・・・。けど落ち着けよ!と叫んでる字幕がZENってのはちょっと無理があるような気がしないでもない。実際、「禅、禅!」って叫んでる人なんかいませんし。ZENという言葉はもっと普通の会話のなかで落ち着こう、冷静でいようという感じで使ってる場合が多いかな。普通って言ってもやっぱりわざと使わないと使えない言葉ではありますが。それにフランス人がZENって言うと妙に最後のNが強調されて、禅っぽくないんですよね・・・。きっと彼らはZENって言葉を日本でも普通に使ってるって思われてるかもしれませんね。我々からしたら外国からきた人が急に禅なんて言うと、座禅でも組みたいのか?って思っちゃいますが。ただジダンの頭突きで興奮した時に、「禅」という言葉はなぜかしっくりきました。あの状態の時はまさに禅の心が必要だったかも。ま、特に我々がZENになる前にジダンにZENでいてほしかったわけですけどね・・・。現在フランスでは日本ブーム続行中だし、店に入って普通に焼きそばとか注文するフランス人も増えてるわけで、日本語っぽい言葉を使うってこと自体がかっこいいのかもしれません。皆さんもニュースで読まれたかもしれませんが、パリ近郊で行われた「ジャパン・エクスポ」。たまたま仕事の関係で行った人の話によると、あらゆる日本の文化が紹介されててすごかったそうです。昔なら日本文化の紹介と言えばお茶・お花・書道・将棋・碁、あとは柔道の型の披露とかそんな感じだったんでしょうけれど、今年はお決まりのアニメやマンガの他にメイド・カフェコーナーもあったとか。ウェイトレスがひらひらの衣装を着てサーブ、そしてコーヒー代はなんと5ユーロ(約725円!)、メイドと写真を撮るのにさらに3ユーロ(435円!)で、その友人はかなりびっくりしていました。本場には執事カフェとかもあるらしいよって言おうかなと思ってなんとなくやめました。ただでさえメイド・カフェにびっくりしてる人に追い討ちをかけることもないかなと思って。でも日本ってだけできゃあーってなる人、結構いるみたい。一方、先日メトロで「あんたは日本人か?」とアフリカ系のおっさんに話し掛けられました。「日本人は一週間休みなく働いて、変だ」とか何とかいかにも日本のことをよく知ってるように言われて、「はあ、まあ日本人は働き者ですから」とか言いつつ適当に相手してたのですが、そのおっさんの締めが「ニイハオ、ニイハオ」。「・・・それ・・・中国語ですけど・・・」おっさん、黙ってしまいました。周りの人は「くすっ」みたいな。ZENって叫んでる人、アニメのコスプレやってる人、ニイハオのおっさん・・・日本に対するイメージはさまざまですね。最後に一言。イタリアよ、いい加減にして下さい。例のいっぱいスパムメールが付いてる日記に今日はイタリア語のスパムが山ほど付きました(涙)。コメント数はなぜか255からカウントされなくなりましたが、今で400くらいになってるんじゃないかな・・・。クリックよろしくお願いします!→ も(さぼり気味ながら)開館中!
Jul 11, 2006
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コメントのお返事を書こうとして、普段は気にして見たことのないアクセスカウンターを見て、引きました。66666・・・。ダミアンの何倍の数字でしょう?あ、ダミアンって「オーメン」という映画に出てくる悪魔の申し子なんですけどね。野良犬のようなジャッカルがお父様という変わった経歴の持主でした。あの時は結構流行ったんですよね、この手の映画。「サスペリア」とか「エクソシスト」とか。「エクソシスト」はビギニングというやつまで追っていましたが、最新のエミリー・ローズはさすがに見るのをやめました。ちょっと古いですよね・・・。ま、日本人には6は関係ないですから、例え100個並んでも怖がる必要もないですね。今日はずっと気になっていることを。欧米社会ではファーストネームで呼び合うことが多いですが、日本では幼稚園を卒業してからは名字が主。日本語で人を呼ぶときにつかう「~さん」って、ほんとに便利だなと思います。丁寧語、尊敬語、謙譲語とシチュエーションによって細かく言葉の使い方が変わる日本語にあって、この「~さん」は性別、年齢、その他すべての枠を取り払って使える珍しい言葉。名字であろうが、下の名前であろうが普通に使えますし。この言葉を使い慣れてきた日本人に取って、欧米の人を何の敬称もなしに「呼び捨て」にするっていうのにちょっと抵抗がある人がいるというのも理解できます。でもファーストネームにムッシューやマダムやマドモアゼルを付けるのって、実際のところどうなんでしょう?例えばファーストネームがリチャールという人を、ムッシュー・リシャールと呼んだり、フランソワーズという名前の人を、マドモワゼル・フランソワーズと呼んでみたりすることなんですが。この話題を出すのは、実は身近な日本人でファーストネームにこうやって敬称をつける人がいるからなのです。これがもう気になって気になって。もう在フランス歴がかなり長い方だから、私よりももちろんこちらの生活のことをよく知っておられるはずなのですが、どうもこれだけは疑問に思ってしまうのです。これはありなのか?と。フランス人でこういう呼び方してる人をいまだかつて聞いたことがないんですよね・・・。ただ、唯一その例を見つけました。それは例の「マリー・アントワネット」の本の中で。ルイ16世の妹さん。ベルばらにも少しだけ登場しますが、彼女はマリー・アントワネットと一緒に投獄されます。その後、マリー・アントワネットは一人だけコンシェルジュリーに移されるのですが、それまでは一緒。この彼女、エリザベスという名前なのですが、Madame Elisabethとして登場します。常にファーストネームに「マダム」付き。さらにアントワネットの娘である王女なんて、文中ではMadameという呼び方しかされていませんでした。まあ王族の人だから名字もないのだろうし、だからといって呼び捨てというわけにもね・・・。辞書で調べるとMadameは、《古》 《上流社会の婦人の敬称》 奥方; 《王の弟の妃の敬称》 奥方, 妃殿下という意味だそうです。上記エリザベスは王の弟の妃ではなくて、王の実妹、アントワネットの娘は確かベルばらでは内親王殿下だったと思うのですが。要は、王の弟の妃に限らず王族の女性には年齢に関わらずMadameという呼び方なのかもですね。・・・と辞書には昔の呼び方として上記が載っていたわけですが、現代で普通に敬称として使われる「マダム」にはちゃんと、《姓の前につけて》という注意書きがありました。やっぱりファーストネームにマダムはおかしいのかも。しかし、ついでにムッシューの方も調べてみました。すると・・・。《冠詞なしで》 (a) _氏, _さん〔様〕 《男性に対する敬称; 名・称号・職名の前, または呼びかけとして用いる》とあり、姓とは限定せず名としかありません。ということは、ムッシュー・リシャールはOKなんでしょうか?例文もありました。《姓でなく名前につけて》 Bonsoir, Monsieur Jean. 《話》 今晩は, ジャン(様)けれど、《多くは召使いなどが主人の子供に対して》なんだそうです・・・。あとマダムと同じように王弟殿下の敬称としても使われるとか。最後にマドモワゼルは、《姓の前につけて》の注意書きがありました。王族に関しては《王の弟の長女の敬称》 なのだそう。やっぱり雰囲気的にファーストネームに敬称はつけないみたいですね・・・。これはフランス語に限らず欧米の他の言語でも似たような感じじゃないかと思うんですが、実際どうなんでしょう?以上、すべてクラウン仏和辞典を参照させていただきました。クリックよろしくお願いします!→ も(さぼり気味ながら)開館中!
Apr 7, 2006
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先日、フランス人にちょっとした数学の質問をされて説明しなければなりませんでした・・・(汗)。その質問とは、はどうしてではなくなのかということでした。一瞬、ゲッと思いがちですが、よく見ると彼女は1/4+1/5を解くのに、分子は分子同士、分母は分母同士足してしまって(1+1)÷(4+5)みたいなことをやっちゃっていたわけです。間違いは明白なんですが、これを説明するとなるとちょっと話が違います。「分母同士、こうやって足しちゃだめだよ」と言うのにしても、はて分母ってどういう単語だっけ?d?nominaなんとかとだったような気がするが、はてなんだっけ?専門用語を使ってる場合じゃないので上の1/4+1/5の例を書いて説明して事なきを得ましたが・・・。結局分母はd?nominateurというのが正解でした。ちなみに分子はnominaなんとかrかなと思っていたらnum?rateurでした・・・。以前覚えたはずなのにな???使わない単語っていうのはもう即座に忘れちゃいますね。ちなみに分数は、日本語では2/3なら3分の2と分母から先に言いますが、こちらは分子から。冠詞がある国では皆この順番かもしれませんね。1/2=un demi1/3=un tiers1/4=un quartというように、1/2が1つ、1/3が1つ・・・という数え方ですから。1/5はun cinqui?me、1/6はun sixi?me...という風に、以下序数になります。”分子 sur 分母”、例えば1/5ならun sur cinqという言い方もOKなのですが、簡単な数字の場合は上のような言い方をする場合が多いようです。私にはなんとなく”分子 sur 分母”の方が言いやすいのですけれど。簡単な数字でない場合・・・25/42なんかは25 sur 42を使います。分母から先に言う言い方に慣れていたので、分数は一瞬戸惑いましたが、上から下へ読めるので返って楽かもしれないという気がします。足し算は 3 plus 1引き算は 3 moins 1割り算は 3 divis? par 1掛け算は 3 multipli? par 1が私の辞書では最初に載っていますが、実際は 3 fois 1 の方をよく聞きます。Xの2乗・・・これはX au carr?、3乗はX au cube、それ以上になるとX puissance 4となるよう。また平方根のルートは、フランス語ではracineです。なるほど・・・。ルートってこれまで深く考えたことなどありませんでしたが、英語では「根」という意味ですね。フランス語のracineもやはり「根」ですし。なんとなく感心してしまいました。こんなこと知らなくても日常生活で困ることなんて全くないのですが、ひょんなときに困るもんですねぇ。こういうときに、こちらで学校に通った人と通わなかった人の差がでちゃったりするわけです。こちらの学校では計算機を使います。日本は計算が合うように合うようにということに重点を置いてましたが、こちらでは計算よりもその過程、そして結果が何を表しているかという理論に重点を置いているようです。ですから式だけ書いて終わりではなくて、文章で説明しないと減点です。逆に、考え方があっていれば計算間違いはそれほど重視されないことも。合理的なんですよね、きっと。私は数学が大嫌いでしたので、こういうことを聞くと、あれほど計算一つにピリピリしてたのにこちらでは計算機を使うのかと思うとちょっとバカらしくなっちゃいます。反面、計算が合うように合うように・・・という小数点第何位までの細かい計算は脳のある部分の発達には役立ちそう。同じ数学でも、きっと日本とフランスでは使う脳の部分が違うということでしょうか?確かに分数の言い方一つ全く逆なのですから・・・。そりゃあ、普段の生活でも日本人とフランス人の視点が違って当然ですね。クリックよろしくお願いします!→ も(さぼり気味ながら)開館中!
Mar 31, 2006
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今日は最後ににお知らせがあります。どうぞご一読くださいね。先週は、実際はまだ水曜日なのにすっかり木曜日と思い込んでいて、水曜と気付いた時点で何度も何度も自分に「今日は水曜だ」と言い聞かせていたにも関わらず、どうしても木曜日という感覚から抜け出せず。翌木曜日は当然木曜だとわかっているはずなのに、金曜日と思ってしまってました。一度思い込んじゃうとなかなかそこから抜け出せませんね。おかげで金曜日は会社に行っているのにまさか土曜日だと思うことはできず、一日余分になったみたいでものすごく体調が悪くなりました。一種の時差ボケ症状です。さすがに週末をはさんで今週は大丈夫だろうと思ったのですが、土曜日の午後にテストがあってまるまる潰れちゃったので、まるで土曜日はなかったかのよう。当然、日曜日はすっかり土曜日だと思い込んでしまって、これまた調子が悪い・・・。先週は一日余分に働いた上に週末は一日削られた・・・そんな気分です。ああ、気分悪。さて先日のある授業で、100X をソン・ジクスと読んでいる人がいました。つまり頭の中ではCENTS X となっていたわけです。先生もそれを繰り返してソン・ジクスと言っていて、ふと我に返られました。CENT X ?それとも CENTS X ???100は数字がいっぱいあるように見えますが、1掛ける100で、100は一つしかないのでCENTは複数にはなりません。CENTが2つ、3つ・・・つまり200、300となって初めてCENTS と複数のSがつくのです。ですから100の場合はSなしのCENT Xが正解。日本人はこういうのって学校できっちり習うのでしょうけれど、フランスの人ってたぶんなにげに使ってるのであらためて考えるとわからなくなっちゃうんでしょうね。それにしてもネイティブの人でもソン・ジクスのような間違いをする人がいるんだなと思うとすこしホッとしました。ちなみに200、300ときっちりと何百という場合は DEUX CENTS、TROIS CENTSとSがつきますが、これが201とか220とかCENTの後にまだ数字が続く場合はCENTにSは付きません。・・・・・というか付かなかったはず、確か・・・(汗)。DEUX CENT UNとかDEUX CENT VINGTになります。また千の単位はなぜかSがつかないですね。常にMILLE。鬱陶しい法則ですね。フランス人に言わせると、本を○冊といい、ビンは○本といい、人は○人と、物や人を数えるときにいちいち単位が変わる日本語の方がよっぽど鬱陶しいそうですが。フランスでは小切手を使うことがあって、アラビア数字で1235と書くのと同時にMILLE DEUX CENT...とアルファベットでも書かなくてはいけません。日本でやる壱千二百三拾五(もっと難しい書き方でしたね、きっと)みたいな感覚だと思います。そうでなければ、会社の書類なんかでやる以外は普段はあまり数字をアルファベット書きすることがないので、いきなり書かなければならない場面に遭遇したときはちょっとあせります。VINGTって単語・・・見てる分にはいいのですが、じーっと見てるとおかしくなりますね。え?こんな綴りだったかな?みたいな。***さて冒頭に書きましたとおり、ここで皆さんに重要なお知らせがあります***PひよこPさんが2月11日にブログ開設1周年を迎えられます。そしてこの日を持って、ひよこさんはブログを閉鎖されることになりました・・・。黙って削除するのは皆さんに申し訳ないとのことで、私が皆さんにこのことをお伝えする大任を仰せつかりました。ご本人は「同じ目をした人と出会ってしまって、うわの空」で日記をお書きになれる状態ではないとのこと。これまでご自分の気持ちを素直に書いてこられたひよこさんならではのご決断だと思います。ひよこさんは私がブログを始めた初期の頃からお付き合いくださっていました。きっともっと長くお付き合いされている方もたくさんいらっしゃることでしょう。寂しくなりますよね・・・。ほんとはご多幸をお祈りしますとかそういう言葉で締めなきゃいけないのでしょうけれど、この言葉以外にいい言葉が見つかりません。クリックよろしくお願いします!→ も開館中!
Feb 6, 2006
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とうとうテストの山場を越えました。・・・ってまだ来週もあるから油断はできないんですが。いずれにせよ、結果がどうであろうが物理的にテストの日々は終わっていきます・・・。テスト前は皆必死で、これまでしゃべったこともなかった人にノート貸してなんて言う人が出てきて結構不愉快だったりします。ターゲットになる人ってどうも決まってるみたい。で、ノートを借りようとする人も日々そういう人に狙いをつけてるようです。前にも書きましたが、私はそのターゲットになりがち。見るからに外国人に借りるなよーって思うのですが、相手が外国人かどうかなんて微塵も考えないんですよね・・・。どうも例の道を聞かれるオーラのように、ノートを貸してくれそうオーラを発しているのかもしれません。そして去年から同じ科目を続けて一緒に取ってるある友人。この人はもろフランス人ですが、やはりターゲットになっています。この人はきっと私よりすごい。つい先日も、全く見ず知らずの人に声を掛けられてましたし・・・。まあ、ノートを貸した相手がそれで単位を取ったからと言って、こちらが単位を落とすという選抜式のテストでもないからいいんですけどね。ただ知らない人にノートを貸してと頼んだ場合、その相手がほんとにちゃんとノートを貸してくれるのか、きちんとノートを取っているのか信用できない部分もあるでしょうから、やっぱりギリギリに知らない人に声を掛けるより前もって人とのつながりを多少なりとも作っておく方が無難でしょうね。さてテーマの「キロ単位のお茶」。今日の試験の内容は各問について文章で説明するようなテストだったのですが、授業中に先生が言った言葉を借りると「キロいくらのお茶じゃない」のでそれなりの書き方が必要というものでした。キロいくらのお茶?普段犬やら猫やらいろんな表現が多いフランス語ですから、これはまた新たな表現か!?と思いました。要するに先生が言ったのはこうです。「確かに終始一貫した内容でちゃんと説明しなければならないことはその文の中に入れなければならないけれど、キロいくらのお茶じゃないから15枚も20枚も書けばい言ってことではない。かと言って半ページしか書かないとなると、その中に書かなければいけないすべての要素が入れられると思えないからこれは少なすぎる。適量に書いてください。」キロいくらのお茶ってことはキロ単位で買うような安いお茶?つまり量より質ってことか!?先生はこの「キロいくらのお茶」を好んで何度か使っておられましたが、とくに辞書に載ってるような表現ではないようです・・・。でもちょっと使えますね、この表現。ちなみに今日のテストではたぶんやっちゃいました、このキロいくらのお茶・・・。クリックよろしくお願いします!→ も開館中!
Jan 27, 2006
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ちょっと前にフランス語的英語という日記を書きましたが、今回は英語的フランス語とでも言うべきフラングレについてちょっとだけ。フラングレとはフランセ(フランス語)+アングレ(英語)から来た単語で、英語が混じったフランス語という意味。その昔、イギリスでは上流階級の人はフランス語を話していたのだから、英語にはフランス語の影響がたくさん残っています。それが今ではフランス語が英語に影響されるという現象が起こっているというのはおもしろいですね。日本語では、語尾に「る」や「する」をつけて新語の動詞を作ることがありますが、フランス語ではこの「る」や「する」にあたるのが「ER」。これを付けると動詞ができます。例えばstop。これはstopperとなります(発音の都合上Pが2つになってますが)。ストレスを与えるという意味のstresserだって元々は英語です。動詞だけでなく名詞にも英語の単語がたくさんあります。パリに来た当初、「へえ、こうやって使っていいんだ」と思った最初の単語はmeeting。フランス語にはréunionという言葉もありますが、meetingは普通に使っても驚かれない言葉です。FAX。これはもっと一般的。これはERをつけてfaxerという動詞も存在します。ただ、なんとなくあんまり使わないですね。なんとなくfaxerっていう響きが悪いような気がします。名詞の方は普通に使いますけどね。faxに対応するフランス語はtélécopie。téléはテレビジョンのテレ、テレパシーのテレと同じで「距離が離れている」という意味、copieは文字通りコピーで、télécopieは離れた場所にコピーするという感じでしょうか。FAXの機械のことをtélécopieurと呼ぶことはあっても、fax自体をtélécopieと呼ぶのはあまり見聞きしなくなったように思います。私が知っている限りでtélécopieという言葉を連発していたのは、もと上司のみ。TELECOPIE世代とFAX世代の狭間の世代だったのかどうか・・・。télécopieは女性名詞でla télécopieなのでこの意識があったのでしょうが、この上司が書くfaxにはすべて"la"fax となっていました・・・。でも実際はfaxは男性名詞で"le" faxなんです。最初は単なる間違いだと思っていたのですが、どうやら本気だったようで・・・。念のため同僚に確認しましたが、「ああ、あの人、どういうわけかずっとla faxなんだよね」の一言。フランス人でもこういう間違いがあるのかと感心した次第です。一般的にfaxのような外来語は男性名詞であることが多いようです。上のmeetingだって、フランス語はla réunionと女性名詞ですが、同じ意味でもmeetingの方はle meetingと男性名詞ですし。さて、英語単語が満載のコンピューター関係。日本語ではこの分野の文献はへたすると半分以上がカタカナ用語で、ほとんど意味がわからないなんてピンチにも陥りがちですが、フランス語は結構健闘しています。がんばり方としては、ホームラン=満塁打、フォアボール=死球のような感じでしょうか。実は、今なぜかこのコンピューター関係の授業が必須で、知っててもあまり我々には直接関係のないコンピューターの構造なんかを覚えなくてはいけないのですが、computerをordinateurと呼ぶことから始まって、中身に至ってもそれぞれフランス語の名前が使われています。そして授業では英語単語は厳禁!「RAMはランダムアクセスメモリーと英語では言いますが、当授業では英語は使いません。mémoire viveと呼びます。」「ソフトウェアとは言わない!logicielと呼びなさい」等々と言われるわけですが、こうして長々と説明をした後に、先生が使った言葉が「UPGRADER」。どう見てもアップグレードという英語を得意のERを使って動詞にしただけのような言葉ですが・・・。やっぱりコンピューター関係を語るに当たってはフラングレが必須なんでしょうか?ところで、本場フランスよりはるかに健闘しているのはカナダのケベックの人々のようです。英語の単語を使わずに、とてもうまくフランス語単語を新造しています。有名なのはcourrielという単語。フランスでは英語のmailを使うか、それがいやだったらcourrier electronique(電子郵便)という単語しかなかったのですが、ケベックの人がそれらをうまくミックスしたcourrielを発明してくれました。この言葉はパリに来るまで知りませんでしたが、見て意味がすぐにわかりました。それくらい優れものの言葉だと思います。ケベックのフランス語は18世紀のフランス語だと言われていますから、この言葉に英語単語を混ぜてもそぐわないので新語を作って時代に合わせようという試みなのでしょうか?メールと言えば、先日学校でmélなる言葉を発見しました。その後にメルアドが書いてあったので、mailのつもりなんでしょうが・・・。他のどこを見てもこんな単語が使われているようすはなく、フランス人に聞いてもこんなの見たことないと言われます。学校ではオフィシャルにmélを使っているようなんですけどね・・・。英語を使わないようにがんばったというのなら大健闘と言うべきなんでしょうが、フランス語ではaiをエと発音するから、発音通りに書いちゃっただけというほうが正しいのかもしれません。このご時世、どの国でも特にコンピューター・機械関係で無理に英語を使わないのは返って難しいですね。クリックよろしくお願いします!→ も開館中。ただいまパリのクリスマスデコレーションの写真をアップしています。こちらもよろしく!
Dec 15, 2005
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血気盛んだった頃は、「T」を「テー」と言ったり、「D」を「デー」と言ったりするおじさん達が許せませんでした。「テー」なんて言ってるのを聞くとイライラして、「そりゃティーだろっ!」って心の中で思ったりして。今思うと一本取られてましたね、このおじさま方に。だって「T」を「テー」、「D」を「デー」と発音するのはフランス語じゃありませんか。当時フランス語のフの字も知らなかった私は、それすら気付かず一人でプンプンしてました。なぜ今そんな話かと言うと、つい先日久しぶりに「誰、これ?」って思う名前を聞いたからです。マリア・キャレー誰のことだか全然わかりませんでした。で、テレビの画面を見たらそれはマライア・キャリーのことでした。日本語でも「まらいあ・きゃりー」と日本語で発音すると、きっと英語圏の人にはわからないのだろうから人のことは言えないのですが、マリア・キャレーもわからないですよね。この通り、フランス語で発音する英語って難しいのです。自分で発音できない言葉は聞き取れないなんて言いますが、まさにその通りで、フランス語スタイルで英語を読むなんてやったこともなかった私は、当初ずいぶんと苦労したものです。一番最初にショックを受けた言葉は、「ディスネラン」その度に聞きなおして一旦意味がわかるのですが、後でまたこの言葉を急に聞くと全然わからなくなる不思議な言葉、ディスネラン。DISNEYLANDのことでした。英語と言えど最後の子音を発音しないフランススタイルです。このように外来語でもフランス風発音でフランス語にしてしまうフランス人ですが、英語をしゃべるときはちゃんと英語風に発音しています(だいたい。そしてHの発音がよく抜けるのでHAVEがAVEになったりする)。が、アクセントはやっぱりフレンチ。フランス人の英語がどんな感じか詳しく知りたいと思われる方はをご覧下さい。ジョン・マルコビッチが悪いフランス人を演じていて、まさにフランス人の英語をしゃべっています。(余談ですが、イギリスやアメリカ映画では悪者と言えばフランス人が多いですね。戦争ものはドイツ人ですが。)パリに来て最初に勤めた会社では、パートナーの会社が海外の会社だったので、英語が多く使われていました。こうして1年半、フランス訛りの英語の洗礼を受けた私。ある日、スコットランドの知り合いに電話をしたが不在だったので留守電を残しておいたところ、折り返し電話が。「留守電聞いたけど、フランス語訛りがきつすぎてよくわからなかった」ガーン・・・。結構ショックでした・・・。今でも英語を話さなければならないときは、これが気になってしかたがありません。もともと英語の発音がうまかったわけでもなんでもないのに、さらにフランス語っぽい発音になったりなんかしてたらもう救いようがありません。仕事上どうしても英語が必要なときがあるのですが、そのときも「あ~、しゃべってる、しゃべってる、またフランス語っぽくしゃべってる」と思いながら話しています。つまり、外国から英語でかかってきた電話の場合、相手は私がフランス人だと思っている確率大なのです。ある意味すごいですね。「耳で覚える○○語」をそのまま実践しているようではありませんか。実はパリに来てからちょこっとドイツ語を習ってた時期があるんですが、そのときも他の生徒さんが全員フランス人だったので、やはり発音が気になりました。ICHって・・・大学では「イッヒ」って発音するように習ったのに、こっちじゃ「イッシ」。先生はドイツの人でしたからちゃんと発音されているのですが、先生は1人。対して「イッシ」と発音する人が30人。こりゃあどちらに染まってしまうかは明白でしょう。私は結局2年ほどそこで遊んでやめちゃいましたが、最後の方はやっぱり「イッシ」系になっていました(今ではそれすら忘れてしまっていますが・・・)。大人の脳でもこれだけ洗脳されるのですから、子供が外国語を覚えるのなんてほんとにわけないことなんだなってあらためて感じます。ただ、フランス人にフランス語訛りの英語を話さなければならない時・・・これは緊張します。なんてったって、彼らはフランス語訛り英語のネイティブですから。一番緊張するのはタイトルが英語のままの映画の券を窓口で買うとき。映画館では映画の種類毎に窓口が違うということはありませんから、券を買うときは窓口で映画のタイトルをはっきりと口にしなければならないのです。毎回毎回、私の発音では通じないのではないかと緊張するので、余計に言いにくくなっちゃいます。「はあ?」って聞きなおされるとどうしようかと思っちゃうんですよね・・・。フランス語が通じなかった場合は、いかにもあんたが聞こえなかったんでしょ?という感じで大きな声で言い直しますが(というくらい神経が図太くなってしまいました・・・涙)、英語の場合はなぜか自信がありません。余計にしどろもどろになっちゃったりなんかして。で、話の始めの方に戻るわけですが、こうして英語のタイトルの映画を観た後に、フランス人の友達から「ねえ、○○もう観た?」と聞かれると、私は必ず固まります。その「○○」が一瞬何のことだか聞き取れないのですね・・・。自分が発音できない言葉は聞き取れない。語学の鉄則ですね。「フランス語的英語」、続きます(続きはすぐには書けないかもしれませんが)。次回は「フラングレ」の予定。クリックよろしくお願いします!→ も開館中。パリの写真を毎日公開しています。こちらもよろしく!
Nov 24, 2005
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フランス語で話すときに限らず日本語でも、人に奢るって私にはなかなか難しいことなんです。決してケチというわけじゃないですよ(笑)。ただなんとなく緊張しちゃうというか、タイミングがよくわからないというか・・・。いい年して言うのもなんですが、「さらっと奢る、奢られる」って大人の世界ですよね。日本での長い社会人生活の中で、私はすっかり「奢られる」ほうには慣れましたが、「奢る」ほうはまだまだなんです。親しい友達同士ならまだ簡単なんですけれど・・・。例えば、友達に本を借りるのにカフェで待ち合わせをしたから、その友達に「お茶代はいい」と言うとか、皆で飲んでて隣の子が小銭がなかったら、「じゃまた今度奢って」と言ってその子の分まで払うとか。私が人の分まで払おうかというときのセリフのパターンは決まっています。さっきのように、友達が何かを持ってきてくれてそのときにお茶をした場合なんかは、レシートをぱっと取っちゃって相手が財布を出そうとするところを制して"Ca va. C'est pour moi."(いい、いい、ここは私が払うから)と言えますね。この場合は、例え相手が「え、何で?」と言っても「わざわざ本を持ってきてくれたんだから」と続けることができますし。そうじゃなきゃ、タイミングが合った時に限り"Tu m'offiras un verre à la prochaine fois"(次、奢ってね)という感じで言うこともあるかも。・・・奢り慣れてないせいでこれくらいしか状況が思い出せず、他のセリフが考え付きませんが、私の引き出しに入っているセリフのパターンはあとあっても1つ2つくらいでしょう。昨年、ある授業で一緒になり、少し話をするようになった女性。最初は顔を知ってる程度だったのですが、前期試験の直前に親切にも資料をメールで送ろうかと申し出てくれました。以来、後期でも同じクラスになってもう少し親しく話をするようにはなったのですが、その程度。それがある日、別の授業で教室が開くのを待っていたら、その人にばったり会いました。彼女は隣の教室で授業があるとのこと。待ってる間、立ち話もなんだから外で座りましょうということになりました。彼女はコーヒーを買いたいと言ったので、販売機まで一緒に行ったところ、彼女が「何飲む?」と聞くので、素直に「コーヒー」と言ったら、そのままお金を入れて買ってくれました。無粋なもので、私は小銭を返そうとしてしまったのですが、そうするとびっくりされました。日本の会社では私はよく同じ課の後輩の男の子と行動を共にしていて、一緒に自販機に飲み物を買いに行ったときは、ときどき「何飲みますか~?」って聞いてもらってましたけど(注・決して先輩風を吹かして奢らせていたわけではありません)、これは親しい仲の話ですからね。この彼女の場合は、顔と名前を知っていて少し話す程度でしたから、ちょっと事情が違います。"Tu veux quoi?"(何がいい?)というさらっとした態度になんだかとっても好感をもっちゃいました。このときにお互いのことをよく話したおかげで、以来授業で会ってももっと親しく話をすることができたし、今はちょっと中止しているビーズの作り方なんかを教えてもらったりもできました。向こうもこちらに好意があったからこそ、コーヒーをくれたのでしょうから、私ももうちょっと親しくなりたいなという人がいれば、この手を使ってみればいいんでしょうけれどね・・・。なかなか難しそうです。この人とは示し合わせて今年も同じ授業を取ることにして、さっき会いました。もう1人、昨年全部の授業で同じクラスだった男性。なんとなく変わった雰囲気というか人を寄せ付けない感じ。他の友達も「なんか変わってるよね~」なんて言ってたものです。その彼になぜかある日、話し掛けられました。全部同じ授業を取っているという安心感もあったのでしょう。以来、お互い欠席した分のノートを貸し借りするようになりました。去年はそれだけで、最後も特に挨拶することなく終わってしまったのですが、昨日また授業で一緒になりました。どうやら今年の登録のことで相談に乗ってもらいたいらしくて、昨日の授業で会わなければメールしようかと思ってたとのこと。で、授業の後、「時間があれば一杯」と言われたので近くのカフェに行きました。私も今年の登録にはずいぶん苦労させられたのですが、彼のは輪を掛けてひどいみたいです。いちおう登録は済ませたのですが、月・火・水・木・金・土ときっちり時間割を作っていたにもかかわらず、登録締切り後の10月に入ってからまた学校の時間割表をネットで見たら、火曜日のはずの授業が突然金曜日に変更になっていたとのこと。金曜日は他の授業を入れているのでこれでは無理。でもお金もちゃんと最初の計画通り払い込んだらしいんですよね・・・。で、学校に問い合わせるも、電話を掛けても誰も出ない、事務所で聞いても誰もわからないのだとか。困りますよね・・・。私もギャーギャー騒ぎましたが、これに比べるとマシだったかもしれません。で、一通り話を聞いてそろそろお勘定というときに、彼から出たセリフが"Tu me permets de t'inviter?"「ここ僕が払ってもいい?」という意味ですが、直訳すると「ここは僕が払うということをお許し願えますでしょうか?」誘ったのも話を聞いてもらったのも彼なのだから払ってもらって当然という声もあるかもしれませんが、自分が払いましょうっていうときにそのセリフを疑問形にして相手に一応お伺いを立てるとは、なんとも丁寧ですよね。普段親しくしている仲間うちではついぞ聞こえてこないような言葉です。なんとなく感動しつつ、いつか使えるなとこの言葉を頭の引き出しに入れておきました。この人にしても、上の女性にしても、こういうのができるのが大人なんですよね。・・・って、タイトルは「奢りたい」という話だったのに、結局奢られてる話ばかりになってしまいましたね(笑)。まあ、これらの経験がいつか生きてくることでしょう!続編に乞ご期待!クリックよろしくお願いします!→ も開館中。パリの写真を毎日1枚公開しています。こちらもよろしく!
Oct 6, 2005
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"célibataire"という単語、辞書にある通り「独身の」という意味で、公式文書では「入籍していない」という場合に使う言葉ですが、さすが子供がいても結婚していないカップルも多いフランス、普段の会話では「結婚していないけれど彼(彼女)がいる」という人には適用されません。つまりこの単語、略して“セリバ”は「結婚どころかパートナーもいない全くの独り者」を指して使われるのです。フランスの世界的なイメージの一つに「恋愛の国」というのがあるくらいなのでセリバなんて人はいないのだろうと思いきや、「募集中」の人は男女問わず結構いっぱいいます。日本にいるときに習っていたフランス語の先生によると、「フランスだから彼(彼女)がいて当然」みたいな世界的イメージがあるために、セリバの人々は必要以上にプレッシャーに感じてナーバスになるとのこと。一方でフランスは完璧なカップル社会。どこに行くのもカップルで。日本では例えば、ある夫婦の妻の側の友達が結婚するとき、その友達が夫のことを知らない場合は、結婚式に呼ばれるのは当然のごとく妻だけですが、フランスではそういう状況であっても必ずカップルで招待されます。どこに行くのも一緒であって当然。単身赴任なんて考えはありえない感じです。ですから独り者にはよけいにプレッシャー。だからでしょうか?ちょっと強引なナンパもみかけます。以前は独り者であるということはある意味タブーっぽいところもありましたが、時代は変わりました。今ではそれを逆手にとった出会い系の商売が花盛り。とくに夜のラジオなんかいったいいくつ出会い系があるのか?というくらい、広告はすべて出会い系というすごい状態です。1人2分ずつあらゆる参加者と話していくスピードデートなるものも盛況らしく、申し込んでもキャンセル待ちだったと落ち込んでいる人もいました(この人は最終的にネットで出会った人と結婚することになったとか)。ある百貨店では、バレンタインの時期だったか、食品売り場にセリバ用特別カゴを用意。そのカゴを使うことによって、一目で募集中ということがわかるのでアプローチに便利とか(実際の成功率は知りませんが・・・)。GOOGLEでCELIBATAIREをタイプしてみてください。あらゆる出会いのサイトが目白押しです。独身男の奮闘を見るには、こんな映画がおすすめ。出会いの場は人の結婚式とばかり、あらゆる見ず知らずの人の結婚式にある友人、あるときは親戚と称してもぐりこむところが笑えます。既婚者でないという意味での独身者の方、CELIBATAIREという単語の使い方には要注意です。が、募集中の場合はさりげなくアピールできますよね。 クリックよろしくお願いします!→
Sep 9, 2005
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昨日、「20世紀少年」というマンガをご紹介しました。このマンガを最初に貸してくれたのがフランス人だったため、しかたなくフランス語で読んでいるのですが、フランス語で読むとときどき名前が変わっているので、日本語で読んだ人とは話がかみ合わなくなることがあります。ですからやっぱり原書でなきゃと思いながらも、今日のお題は「フランス語でマンガを読む」。私は読みませんが、「キャプテン翼」ってこちらでは「OLIVIER ET TOM」。ってことは翼くんはOLIVIERかTOMって名前なんですよね・・・。そう言えば、昔旅行でパリに来たときに、ホテルのテレビでアニメの「キャプテン翼」を見たのですが、翼くんがいるのは日本のチームなのに、フランスのチームであるかのように放送されていて違和感がありました。だって、応援の横断幕は日本語でがんばれ!って書いてあるんですよね・・・ (^^;そうそう、「ルパン三世」って、「LUPIN III」って言っても全然通じないし、きっと映画の「カリオストロの城」が宮崎ファンの中で知られてるくらいで全然メジャーじゃないのかと思っていたら、なんとタイトルは「ルパン三世」じゃなくて「EDGAR DE LA CAMBRIOLE」でした。今朝の新聞のDVDの広告で知ってびっくり。ルパンがエドガーだなんて・・・。アルセーヌ・ルパンの国では、三世なんて名乗られると困るんでしょうか?フランス語でマンガが流行り始めた当初って、誰もかれもが「DRAGON BALL」でした。当時まだ日本にいて、フランス語で本なんか読んだこともなかったので、マンガだったら読みやすくていいかもなんて思っていたのですが、当時通っていたフランス語学校の人に1冊見せてもらったところ、!!! 「読みにくい・・・」日本のマンガってセリフが縦書きなので必然的に右開きになるわけですが、フランス語の場合は左開き。もともと右開きのものを左開きにするのですから、当然無理があります。日本のオリジナルは右から左に目が行くようにコマ割り、絵が工夫されているのですから、左開きにするためには逆に左から右に目が行くようにしなければなりません。そこで、オリジナル原稿のネガを表裏逆に印刷しているのです!ということは、オリジナル版では左を向いていた孫悟空はフランス語版では右を向いているわけです。鳥山明くらい完璧な絵を描く人なら、絵を裏返してもデッサン的に問題はないのですが、裏返されると絵の稚拙さが露見してしまう場合が多々あります・・・。それに服に書いてある漢字も裏返っちゃうんですよね・・・(ああ、だからたまに裏返った漢字を刺青しちゃってる人がいるのか・・・)。などなど、やっぱり無理があったのでしょう。今のマンガはすべてオリジナル通り、右開きです!台詞は横書きで本が右開きでも全く違和感ないです。フランス人も普通に読んでるようですし。そう言えば、日本のマンガだって外人がしゃべってる場合は、台詞は日本語でも横書きっていうお約束がありますよね。ただ、Brunetteさんが指摘されたように、セリフのふきだしの大きさは変えられないので、縦書きのセリフを横書きにすると、縦長のふきだしに無理やり横文字を入れることになるので、単語が切れ切れになってしまいます。absolumentという単語だと、うまく行けばabsolu-mentヘタをすると、ab-solu-mentとなります。読みにくいですよね~。幸い「20世紀少年」ではあまり気になりませんが、細かいセリフがいっぱいある「スラムダンク」は読みにくくて1巻目の途中で断念しました。医療関係のフランス語を勉強したければ、「ブラックジャックによろしく」がお勧め。これは大学病院のインターンの男の子が外科、内科、小児科などあらゆる科で研修する姿を描いているので、医学用語必須です。手術の難しい用語なんかは、私は逆に飛ばし読みしてますが、ガンの話では「自覚症状がなく、なかなかガンが発見できない難しい部位」という説明だけで、「あ、すい臓だ」って当てられる単語もあります。こういう風に覚えた単語って忘れないのでいいですね。ちなみにすい臓はpancréasです。ここ数年、日本にいた頃も昔のマンガを繰り返して読む程度で新規のマンガには手を出していなかったのですが、フランスに来てたまたまマンガを貸してくれる人がいたので、また読み出しました。仏語版は1ヶ月になんと50種類くらい発行されていて、これからもますます充実していくはずなので、ちょっとうれしいです(でも日本語版の方が手に入れば、もちろんそちらを買いますけど)。ちなみに今は、ひよこさんの影響でますます「NANA」が読みたくなっています。あれから調べたら、8ユーロくらいすると思っていたのに(「20世紀少年」は8ユーロ99もするので)、1冊5~6ユーロでした。近々買うかも。クリックよろしくお願いします!→
Sep 6, 2005
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もう少しで恥をかくところでした。「おばあちゃん」って単語、GRAND-MEREだったんですね・・・。私はもうてっきり、GRANDE-MEREだとばかり思っていました・・・。フランス人がこの単語を書いているのを見て、私は恐れ多くも、「あ、間違ってる」と思ったのです。言い訳をすると、うちはもう祖母は2人とも亡くなっていますから、私がこの単語を使うことはほとんどないんですね。ただ、自分の思い描く「GRANDE-MERE」という綴りと人が発音する「グラン・メール」にはなにか隔たりがあるとどことなく気付いてもいたので、これまでこの言葉を発する機会があるときは、なんとなくその辺のところをあいまいな発音にして生きてきました。こういうときには即座に調べないとだめですよね・・・。幸いフランス人の書いたGRAND-MEREを綴り間違いと指摘する寸前に、ふと悪い予感がよぎったものですから、笑われずに済みました。MEREが女性名詞なんだから、GRANDEにすりゃいいものを・・・。これがハイフンでつないだ単語の落とし穴ですね。ハイフンの前と後が性数一致しないもの、複数になるとハイフンの後先両方にSがつくもの、つかないもの、どっちかにしかつかないもの、はたまたどっちでもいいもの・・・。なんだかいろいろあるようですよ。ま、これはフランス人でもはっきりわかってないようですから安心ですけど。だいたい、フランスでは綴り間違いが平気で印刷されています。公的文書ですら、誤りがあったりして。だから、こっちも間違えても「ま、いいか」みたいな。でも、こういう綴り間違いってフランス語だから平気なんですけど(どうせ外国人だし)、日本語で漢字間違えるの嫌いなんですよ。「はかる」「かたい」なんかはどれがどれだか・・・。わからないので間違った漢字を書くよりいいかなとひらがなで対応しています。ブログの中でもへんにカタカナ表記しているのは、わざと書いているっぽく見えますが、「はは~ん、また漢字わからなかったな」と思っていただいてけっこうです。こうしてだんだん文章がどんどんひらがな・カタカナ表記になっていく・・・。小学校の時に漢字博士と言われた慣れの果てです(あれ、ナレノハテってこんな字でしたっけ?)。
Jun 27, 2005
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私が日本を出たのは、ちょうど携帯電話で打つメールが普及し、確かiモードが出始めた頃だったと思います。当時私が持っていた携帯はメール対応ではありませんでしたが、それでも不自由のない時代。日本出発までその機種を使い続けました。ですから私の携帯メールデビューはこのフランスで、それもここ2年くらいのことです。デビュー後、一時帰国の際に母に借りた携帯でメールを打ってみましたが、漢字変換があるにもかかわらずなんと打ちやすいこと!漢字は文字数が少なくなるし、便利ですよね。フランス語はアルファベットだけなのに、携帯メールは非常に打ちにくい。それでも、友達は私がメールを送った10秒後には返事を送ってきます。この速さは指使いの早さもそうですが、略語をうまく使っているのが秘訣のようで。携帯メールだけでなく、去年から特に速記が必要になってきているので、できるだけ略式に書くことは私の今の課題になっています。略語の例として、私が初めて目にしてから3年以上意味がわからなかった言葉が「K7」。ビデオを売っている店によく書いてあって、私はずっとビデオ製作会社か何かの名前だと思っていました。それが、ある日突然目が覚めました。カセット・・・ Kはフランス語発音で「カ」7はフランス語で「セット」なのです。日本でずっと「月極」というのを「ゲッキョク」と読み、これがあちこちにあるのでてっきり手広くやってる駐車場管理会社のことだとばかり思っていたある日(恥ずかしながら結構最近までそうでした)、これが「ツキギメ」であるとわかった時と同じくらいの衝撃でした。でもちょっとわかれば、あとは簡単。ピザ屋で「AC RAPIDE」というのを見かけましたが、このACはA=ア C=セ でアッセ=ASSEZ。すなわちASSEZ RAPIDE=結構早いという名前の店ということになります。最近ではKDO=CADEAUなんてのもよく街中でみかけますね。このようにK7事件以来、不信感を持って物事を見ていますので、こういう読み方には若干慣れましたが、まだまだ勉強不足。そしてつい先日、絶好の勉強の機会がやってきました。ある携帯メールが間違って送られてきたのです。内容は「○○(女の子)がXX(男の子)と出かけたというのは本当か。ムカツク。○○は俺を怒らせるためにわざとやってるのだから」という、本人にとっては重要事だろうけど、こっちとってはちょっと笑っちゃうものでした。まあ、こんな大事なときに電話番号を間違えるっていうのもどうかと思いますが。興味深いのは、その書き方。c pr menerve kil sort ensemble (c'est pour m'enerver qu'ils sortent ensemble.)なんてちょっと感動ものです。アポストロフィーなんかは全部省略されていましたし、単語の最後の発音しない子音も省かれているものがありました。私なんて、いつもちゃんと文頭は大文字にしていますが、この人のは全部小文字。ピリオドなんかもありません。確かに全部小文字にするだけでもかなり時間短縮できるはず。いやあ、書きなれた人のものは違います。悪いけどこの間違いメールは参考までに保存してさせていただきます。今のところ、ヘタに一部だけ略語にしても返ってカッコ悪い気がするし、私はほとんど略語なしでメールを打っていますが、いつかはc pr menerve ...みたいな書き方ができる日が来るでしょうか・・・?
May 10, 2005
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