水野文博の『日々の思考』

水野文博の『日々の思考』

2004/08/29
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 古代ローマを中心に観光。地球の裏側で2000年前の文明に想いを馳せてみました。

■日程

 8月8日:ローマ着→ホテル→ラテラーノ宮殿→ラテラーノ洗礼堂→サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ大聖堂→カラカラ浴場→コロッセオ→サン・ピエトロ・イン・ヴィンコリ教会→フォロ・ロマーノ→トラステヴェレのレストラン→ホテル

■行動、感想

 朝6時フィウミチーノ空港到着。まずはテルミニ駅周辺のホテルに向かう。運良く早朝チェックインできた。日本の旅行代理店にキャンペーンでお得と勧められたホテルだけあって、韓国人と中国人の団体観光客でごった返している。

 休息後、「イタリア旅行教会公式ガイド4ローマ・サルデーニャ」「地球の歩き方」「ストリートマップ」を持って、ホテル近辺から散策開始した。ローマは街を歩けば歴史建造物にぶつかる。街全体が大きな博物館のようだ。ぶつかった建造物の素性をとっさに調べるのに「公式ガイド」は便利である。

 最初にぶつかったのが、ラテラーノ宮殿、ラテラーノ洗礼堂、サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ大聖堂。宮殿はアヴィニョン捕囚まで教皇の居館であった場所にある。洗礼堂はコンスタンティヌス帝が建立した。堂前の広場には高さ31mのオベリスクがある。前15世紀にテーベのアモン神殿に置かれていたもので、357年にイタリアにもたらされた。

 続いてカラカラ浴場を見学。217年にカラカラ帝が完成し三百年間使われた娯楽施設であり、330m四方の敷地には、三種類の浴場(冷浴室・温浴室・熱浴室)、運動場、図書館が並ぶ。僕は東京ドームサウナでお風呂に入り、マッサージして、テレビを観るのが好きだが、古代ローマ人も同じようなことをして楽しんでいたんだと妙なところに感心した。

 コロッセオでは、K-1ならぬ剣闘士による本物の殺し合いが現代の闘牛のように行われていたのかと想像してゾッとした。セリエAの観客のように盛り上がって観ていたのかな。人間を人間として尊重しなくても平気な精神状態が普通だったのだ。文化をコンテンツ(明言された内容)とコンテキスト(無意識の状況、背景)に分けると、人間は時代文化のコンテキストのバイアスを無自覚に受け入れてしまいやすい存在だと思った。

 サン・ピエトロ・イン・ヴィンコリ教会はコロッセオの近くにあったので入ったのだが、ここでミケランジェロのモーゼ像を発見した。ローマ史跡群の層の厚さを感じた。

 フォロ・ロマーノの見学後、同じ時期にローマにいたブランディング研究会のリクルート西山さんと待合せ、ローマの下町であるトラステヴェレのレストランでディナーした。

■思索の断片

~地球の裏側で2000年前の文明に想いを馳せる意味~

 それは、普段と異なった視点で日本での日常生活を反省できること。異なった視点の例として、時間軸の目盛りの違いを取り上げてみよう。

 日常生活では昨日と明日くらいしか視野に入らないのが普通である。長期といっても元日に一年の計を立てるのが精一杯。

 ローマでは2000年前に想いを馳せた。。。彼らの日々の営みは現代とそれほど変わらないのではないか(例えば、朝起きて、食事して、仕事して、恋をして、結婚して、など)。。。また、文明は滅びたけど現代までの進歩に貢献した試みは何だったのか(例えば、政治制度の試みなど)。。。

 次に、2000年後、西暦4000年の文明を想像してみる。。。

 そこでフッと現代日本での日常生活を眺めると、あら不思議、普段重要だと思っていた今期の予算達成や不透明な状況下での中期戦略策定(中期=今後3年)がどーでもよくなってしまう!!!??? ・・・まぁ、足元をすくわれないようにはしておこう。

 本当に人生で大事にすべき価値観ってなんだろうと考え込みました。





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Last updated  2012/04/07 02:55:49 AM
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