Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2013年04月08日
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カテゴリ: 夢有無有
「時間」を紐解く(32)仏教哲学-時間観(七)ナーガールジュナの5
 第19章「時間の考察」の読み下し文を見てみよう。
1もしも現在と未来とが過去に依存しているのであれば、現在と未来とは過去の時のうちに存するであろう。
2もしもまた現在と未来とがそこ(過去)のうちに存しないならば、現在と未来とはどうしてそれ(過去)に依 存して存するであろうか。
3さらに過去に依存しなければ、両者(現在と未来)の成立することはありえない。それ故に現在の時と未来の 時とは存在しない。
4これによって順次に、残りの二つの時間(現在と未来)、さらに上・下・中など、多数性などを解すべきであ る。
5未だ住しない時間は認識されえない。すでに住して、しかも認識される時間は存在しない。そうして未だ認識 されない時間が、どうして知られるのであろうか。
6もしも、なんらかのものに縁って時間があるのであるならば、そのものが無いのにどうして時間があろうか  。しかるに、いかなるものも存在しない。どうして時間があるであろうか。
(『龍樹』 中村元著 p.365)
 一般に人は不可視・見えざるモノは信じない傾向があります。釈尊の否定した、絶対存在・「有」としての常住不変の神は勿論のこと、果てなき無限の宇宙空間などは代表的なものでしょう。しかしこと時間に関しては信じている方の多いのが事実です。そのことは人は時間を空間に表象して考えがちなことからくる性向と言えます。其の不可視である筈の空間にしても聞けば必ず立体的な球或いは楕円球を想定した答えが返ってくるはずです。理由を問えば宇宙内物質が全て球若しくは円運動から想像できるとの答えでしょう。しかし銀河系にしろ平面的な円運動の存在であって、立体的な球とは呼べない存在です。まして暗黒物質(dark matter)ともなれば見えるどころか、存在を疑問視する方さえおられます。但し其の見えざるモノに対して、人は考究せざるを得ないのも人間の性でしょう。

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最終更新日  2013年04月08日 06時18分39秒
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