Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2013年04月16日
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カテゴリ: 夢有無有
「時間」を紐解く(40)仏教哲学-時間観(十五)ナーガールジュナの13
 ナーガールジュナの時間論は、インドでは時間を流れとしてではなく、過去・現在・未来の「三つの時」として理解されていた事実が、彼の縁起説(無自性)にとって非常に都合のよいものとなります。仮に「時」が自性(有)していることを認めれば、ものの自性は常住していることになりますから、過去・現在・未来はそれぞれまったく区分別の事象を指しているのか、それとも同一の事象を指しているのかという問題になります。もし、それぞれが同じものを指しているとすると、過去も現在も未来の三区分が溶解して、その区別がなくなってしまいます。他方、それぞれがまったく独立した事象であるとすると、明らかに認められる過去と現在と未来の関係が全く離れ、断絶されて解き難い矛盾を抱えます。また時間が縁起に縁ってあるのであるならば、相対する「モノ」が無いのにどうして時間が縁起するのか。しかるに、相対する「モノ」は存在しない。ナーガールジュナの結論は「時間は自性としては存在していない」つまりはそれ自体では実在しないことになります。「モノ」から離れては時間は存在しないというのがナーガールジュナの語る時間です。

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最終更新日  2013年04月16日 06時15分36秒
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