Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2013年04月17日
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カテゴリ: 夢有無有
「時間」を紐解く(41)仏教哲学-時間観(十六)ナーガールジュナの14
 「時の考察」の章のなかで、「過去」が「現在・未来」に依存しているという論証のすぐ後、ナーガールジュナが特別に空間についても説いています。「過去が現在・未来に依存しているという論証の例によって、順次に、残りの二つの時期(現在と未来)、さらに上・下・中など、多数性などを解すべきである。」この「上・下・中」が空間に相当すると考えられます。したがって、時間が「過去・現在・未来」という事象の先後関係として理解されるように、空間も「上・下・中」あるいは「左・右」などの物の位置関係として理解すべきだと説いているのでしょう。ナーガールジュナが「上・下・中」を皆同様に解すべきだという空間論は、「上・下」「右・左」は独立した別々の存在でもなく、また、同一存在の単なる別名でもない。それらは依存関係(縁起)を示している。「上下・左右」の位置関係そのものも、事物に依存して縁起しているから、事物がなければ空間もない。その空間が依存しているところの事物さえも、それ自体では成立しているのではなく他に依存している。即ち空間はさまざまな「モノ」の縁起によって成立している。結論として、時間とは「先後関係」のことであり、空間とは「位置関係」のことであって、時間や空間は事物の背景として実在するものではなく、事物の間にある先後関係や位置関係そのものにすぎないというのが、ナーガールジュナの時間論・空間論です。したがって、「時の流れ」というようなものをナーガールジュナは認めていません。

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最終更新日  2013年04月17日 06時14分36秒
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