Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2015年03月12日
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カテゴリ: 夢有無有
「思考と直覚」ギリシア哲学の変容(六十五)
 ヘレニズム時代のギリシア哲学も觀方(見方)によればプラトンの「国家論」のごとき国家や汎用的統治社会論等を信奉する思考家から言えば個人倫理其れも人間の精神の有り様を問う哲学は矮小化されたと映るかもしれません。其の理由をギリシア国家の基板ともいえるポリス的社会が滅び、ヘレニズム世界では社会的権力に関与しなくなり、政治的に無関心になったことであると取り上げます。しかし、彼らは世界市民としての自覚からコスモポリタンの道を歩みます。此の現象をプラトン及びアリストテレスの統治者の哲学からアレクサンドロス3世(大王)の出現により地中海国家とオリエント文明さらにはインド文明をも包含した世界国家によりギリシアがもはや統治者としての可能性を奪われたことによる卑小化された哲学、逆に世界国家建設の統合的政治論が失われたと嘆くのは哲学に唯物論を持ち込む立場です。自然哲学と形而上哲学及び観念的な思想哲学を思考の大小で比較すること自体、近世から現代にもてはやされた「唯物論」の影響を見ます。逆に捉えれば国家如きの枠に因われない世界理法、人間精神の存在理由及び生命神秘を追求する人間個人個人の辛苦の苦抜きをも追求する理法を求めた個人主義的哲学が唯物論的世界を思考的には遥かに広大深淵で其れを凌駕していることを「思考と直覚」は訴えます。

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最終更新日  2015年03月12日 14時31分23秒
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