Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2015年10月11日
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カテゴリ: 夢有無有
「思考と直覚」人間の霊魂を思考/トマス・アクィナス-5(二百五十六)
 トマス・アクィナスの生涯は、南イタリアはロンバルディアの貴族の子として紀元1225年頃生まれ、モンテ・カシノ修道院(Monte Cassino monasterium)の院長であった伯父の跡を継がそうとする両親によって5歳にして修道院に入れられますが、トマスにとり本人の意思は別にあったようです。其れは「母上様、お元気ですか、ゆうべ杉のこずえに明るく光る星一つ見つけました」の記録が残っている手紙(ふみ)からも読み取れます。しかし、トマス・アクィナスは親元を離れた寂しさ、時には厳しすぎる戒律の息苦しさにも耐えながら、それを自らの鬱屈した感情を学問への熱意に変えて日々刻苦勉励したとあります。毎日のように図書室に通い、鎖が付けられた分厚い書物を読みむさぼり、それらの悉くを記憶し、あとで暗誦して理解を深めたのは頭脳的には秀でた明晰さを持っていたからです。記録ではトマスは毎日の勤めも欠かさず、誰よりも早く、多くの仕事をこなし、夕食後には若い修道士の間で交わされる卑猥な冗談に耳を貸すことさえもなく、自室で神に祈り決まった時間に寝たとあります。修道院からナポリの大学に入ってからも常に模範的修道士として振舞う彼は、青春時代を同様に送る同僚からは、現代人同様に煙たがれがり勉・面白みが無い等の罵声を受けるのは致し方なかったと想像します。其のストレスからか、年齢的には禿げ上がります。此のストレスが彼を増々、人との交わりを避けて地下の図書室に篭もらせ書棚とテーブルの間の往復を除く運動を怠ったためだらしなく太り、日光をほとんど浴びないため青白くなった彼の体は実に醜悪で、不健康な生活を送る負い目から毎夜自ら鞭打ったために全身紫色に染まっていたと記されています。其の試練の中に彼に神の光明が齎らされます。

Monte-Cassino修道院1
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最終更新日  2015年10月11日 06時31分01秒
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