{思考と直覚」人間の霊魂を思考/スピノザ1 バールーフ・デ・スピノザ(Baruch De Spinoza/1632年11月24日- 677年2月21日)、Baruchとはヘブライ語で祝福された者を意味しラテン語名ベネディクトゥス・デ・スピノザ(Benedictus De Spinoza)でも知られています。彼は哲学史に於いて「歴史上最も過激な思想家」と呼称されたオランダの哲学者です。当時は最も自由な国とされる経済市民世界の自由国家ネーデルラント連邦共和国に、両親がポルトガルでのユダヤ人迫害から逃れ、オランダはアムステルダムに移住してきたユダヤ人の富裕な貿易商の家庭に生まれ、ユダヤ教団の学校でヘブライ語と聖典を学び、カバラー(Cabbala)ユダヤ教の伝統に基づいた創造論、終末論、メシア論を伴う神秘主義思想です。其のユダヤ圏にあっても宇宙観の独自性から、しばしば仏教における密教との類似性を指摘されることがあるのは、専ら、積極的な教義開示を行わないという類似性です。 カバラーはユダヤ教の伝統に忠実な側面を持とうとしたという点において、他の宗教の神秘主義とは異なります。本来のカバラーは、ユダヤ教の律法を遵守すること、あるいは神から律法の真意を学ぶことを目的としたことにより、正統的なユダヤ教との親和性を持っていた時期もあったために、必ずしも秘教的な神秘思想とは断定されていません。しかし、キリスト教の神秘家に採り入れられるようになると、ユダヤ教の伝統からは乖離した極めて個人的な神秘体験の追究の手段として用いられることになる「カバラ」にスピノザが接したことは、スピノザに精神の深奥への興味を抱かせる一因になります。 哲学・思想 ブログランキングへ