Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2020年06月29日
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カテゴリ: 時間考察
時間の陥穽196
 蛇に象徴される龍樹の「もの(事象・事物)」の先後関係が時間を呼ぶとしますが、中論の中村元訳の、「若しも、何らかの「もの」に縁って時間があるのであるならば、そのものが無いのにどうして時間があろうか。しかるに、いかなるものも存在しない。どうして時間があるであろうか。」は、読み解けば、「もの(事象・事物)」の「ある」を在るとは云えども自性が持つ永久不変性を持たない以上、自ら生じ存在を「もの」に干渉されない「有」即ち自性を自体にする時間は有り得ないことになります。且又、龍樹は「無」の無たるものを縁起としては認容しません。「無は敢然として無であり、有因に非ず結果にも非ず」、何事にも非ずを顕す語彙を「無」に冠します。此れに空白を意味しそうな「空」理論から西洋思考家は龍樹を虚無主義者と決めつける傾向にありますが如何なものでしょう。龍樹の世界観、特に論理の中心は、人間精神を中核とし宇宙の物理科学的なものとは異相な思考ですが、現代天文学の物理科学が観測上の事象から捉える宇宙のいたるところで「在った(物理学的には「有る」の意)」ものが「無きもの」に、将又、其の逆に物理科学上での「空間上はに何も無い」ところからから物理的「有る」ものが生じる事象は「縁起」と如何様に結び付くのでしょうか。



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最終更新日  2020年06月29日 06時37分57秒
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