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December 28, 2012
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カテゴリ: 日本の小説

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北方謙三
角川書店 角川文庫 四六上製
☆☆☆☆◎
 次の巻でブラディドールシリーズと結合するのだが、このあたりでようやく面白くなってきた。正直、このシリーズの一巻・二巻の主人公若月・波崎はちょっと役者不足だったのかもしれない。もしかすると、作者自身が主人公の設定に悩んだのかもしれない。この巻あたりから、「街」の沖にある姫島に住んでいる久納義正とその一族の存在感が増してくる。ハードボイルドにはあまり血族の因縁は合わないような気がしていたが、日本のものには却って面白いかも。
 四巻目はその姫島の爺さんこと久納義正と父親を探して「街」にやってきた高校生がいい。ストーリーはこの高校生と顔見知りで彼の母親が経営するホテルや父親の巻き込まれた利権問題を調べているルポライターの一人称でストーリーが進む。この高校生は瀬名島という台湾の方が近い場所にあるサンゴ礁の島に住んでいる。この高校生と姫島のおじいちゃんがいい味を出すのだ。この姫島の爺さん、前巻まででは、超然とした街の支配者という印象が強かったのだが、ただの人嫌いのご隠居さんだったのかもしれない。この二人はかなり繋がりが強い。そして、ラストのこのじいちゃんの台詞はいい。これなら、50代で20代の女性といい仲になれるかもしれないね。このじいちゃんも気の若いハードボイルドな元軍医さんだ。
 五巻目は瀬名島が最初に登場する。元弁護士のマグロ漁師という訳の分からない履歴の木野の一人称でストーリーが進む。彼らは麻薬の取引に巻き込まれてしまうのだ。その抗争は夫を街に殺された悲しい、そして馬鹿な女が引き起こし、その女に惹かれていた元殺し屋で薔薇の栽培をしている山南は運命を翻弄されることになった。この巻でも姫島のおじいちゃんは暗躍。じいちゃんは直接動かないが、その腹心の水村が不気味に活動する。山南が出てくると、ストーリーの展開が滞らないし、腕が立つので読んでいてもサクサクいけたのだが、 タイトルの通りに呆気なくいなくなってしまった。





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Last updated  December 28, 2012 12:49:46 PM
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