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2006.08.01
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カテゴリ: 思想


本日の一言-----------------------

「この本では、現代思想を個々バラバラなものとしてではなく、現代思想
の出発点であるニーチェからの流れから歴史的にとらえるという視点と、
現代思想がどういう問題意識を有しているかという二つの視点から、大
胆に整理し、難解とされる現代思想をできるだけわかりやすく伝えようと
こころがけた。」

-小阪修平
----------------------------
 やっぱり「図解」はわかりやすいです。難しい現代思想も何となく全体
の輪郭が見えたように思いました。

 この手の図解シリーズは手軽にあるテーマの全体像が把握できて便
利ですが、誤った概念を持ってしまうこともあります。(一般の書籍でも
それは同様ですが・・)

 なるべく信頼できそうな出版社、著者を選び、自分の知識のある項目
で確認してみると良いでしょう。
 索引があるものも便利です。

 本書では、ニーチェ以降を現代思想のはじまりとして主要な思想家と
その思想を概観しています。

 基本が見開き2ページで1項目となっており、左ページが解説、右ペー
ジがその図解となっていますので、サクサク読めます。

 本書でも紹介されていますが、ニーチェの思想の変化を表した模式は
SF映画の傑作「2001年宇宙の旅」で出ています。こういう知識を持って
から見ると興味が持てます。(この作品はそんなこと抜きに面白くて何回
もみましたが、実に象徴的な映画でした)

 終章では「現代思想の全体像」として、現代思想の批判対象と特徴が
まとめられています。

批判対象
 ・主体・真理・全体という発想への批判
 ・ヨーロッパ中心主義と人間の理念への批判

特徴
 ・欲望的存在としての人間と自己同一性の批判
 ・透明な主体の神話の崩壊と意味を増殖させるテクスト

・「現代思想は、ユートピアが終焉したあとのこの複雑で、どこに抑圧が
 あるのかよくわからない社会のなかで、自由を求めようとする試みで
 ある。」

目次

序章 古典的な哲学と現代思想の違い
第1章 ニーチェ―現代思想のはじまり
第2章 精神分析学と言語学の革命
第3章 実存の哲学と現象学
第4章 ウィトゲンシュタインと分析哲学
第5章 フランスの戦後思想とフランクフルト学派
第6章 構造主義の登場
第7章 ポストモダン思想の展開
第8章 フーコー
第9章 その他の重要な思想家たち
終章 現代思想の全体像  

●for Chain Reading

・「考える技法 小論文で頭がやわらかくなる」小阪修平(PHP新書)

・「そうだったのか現代思想 ニーチェからフーコーまで」同上(講談社
 文庫)







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Last updated  2006.08.01 09:14:59
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