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・ひさびさに新宿駅近くに仕事で行きました。 なんだかしばらくぶりですので、きょろきょろしてしまい、まるで同じ新宿区に勤めている人間とは思えませんでした。 たまには見聞をひろめないとどんどん頭が固くなっていきそうです。
2007.11.09
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・バタバタしていて良くおぼえていませんです。ハイ。
2007.11.01
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・読書をしても書いている暇がありませ~ん。 何とかして~。
2007.10.31
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・このところ打合せに引っ張り出されることが多くなり、自分で何かする時間がなかなかとれません。 それに加えて各部署からの電話、突然の訪問・呼び出しなどきりがありません。 もちろんいろいろ判断業務もあるのでですが、強制的かつ優先的に自分の枠を確保するしかないようです。 会議や打合せに出て仕事をしたかのようにしている人もいますが、成果・進捗がない限り仕事をしたとはいえません。 忙しいからこそ気をつけましょう。
2007.10.30
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・美味しいうなぎが食べたくなったのでネットで検索し、車で食べに行きました。 いなかの一軒家ということで、すごく細い道を入り田畑の広がるところにその店はありました。 老舗のようで、構えがいかめしかったのですが、入り口の大きな炭火ではうなぎがいい香りをただよわせていました。お昼すぎにいきましたので、それだけでおなかがなります。 あいにく風情のある座敷はいっぱいだったため、テーブル席へ。 定番の「うな重」を注文。 結構早くでてきました。 うなぎはかなり肉厚で、焼きが強めの感じです。 たれも辛目で良い味でした。 どうやらその周辺は昔は沼・池がたくさんあったようで、天然物の宝庫だったようです。 たまに行くと良いものです。 比較的近くに美味しい店があることがわかると今後使えて便利ですね。
2007.10.29
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・大量の本の整理をずっとしています。 狭い家なので、ひとつの壁中を全て本棚にして収納能力と耐震性を確保しました。 そこに前後2列でびっしり本をいれていきました。 とてもゆっくり分類している余裕がありませんでしたので、箱詰めの本や棒積みの本をとにかくいれました。 同時に二度と読まないような本をなるべく処分しました。 その分のダンボールと処理本だけでも出すのに苦労したくらいです。 ようやく部屋の床が見えてきて隙間ができました。 どんどん増殖させないで減少させることも考えなくてはなりません。 でも、処分した本に限ってすぐに必要になったりするのですよね。
2007.10.28
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・10/26は台風が接近するということでしたが、予約していた寿司屋に行きたかったので、車で某所へ。 最近、その駅周辺は大規模開発があったため、車は大渋滞する、道は変更中、台風で風雨が強くて周囲が良くわからない、という大変なことになってしまいました。 こういう時に役立つだろうナビもこわれているようで、周辺がわからない、地図もない(ナビ頼みだったので)、家人ともなかなか合流できず、と散々な目にあいました。 勘で動いた脇道や方向がたまたまあっており、家人と合流、細い道の奥に寿司屋も発見。 これだけ苦労して来たのだから、美味しいお寿司を期待してしまいました。 結果は、とても美味しかったです。つまみ(残念ながら車なので、お茶で我慢)も全てが美味しく、これは評判通り。銀座などの有名店だったら大変な価格だったでしょう。 おまかせで満足するまで食べても納得する値段でした。 あまり混雑しない道もわかりましたので、これなら今後お寿司が食べたくなったら来ることができそうです。(車でいきたくありませんが・・) まあ、あまりこういうことが無いので、たまには良いですかね。
2007.10.27
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・なんだか台風が発生したとかで、大雨になってきました。 ちょうど出勤時は助かったのですが、その後は窓から見る東京が煙っているかのようでした。 運の良いことに帰りもポツポツ状態の時でしたので、さっさと帰りました。 土曜日の夕方に楽しみにしていたところに食事に行く予定ですので、大丈夫でしょうか。 少し心配ですね。
2007.10.26
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・昨日から同じような人たちと複数の案件で打合せをしています。 あれやこれやで似たような顔ぶれになってしまうので、時折お互いに混同してしまいます。 いやはや。
2007.10.25
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●本日の一冊:「歎異抄」親鸞/述(岩波文庫) 初めて親鸞の教えを読みました。あまり集中できなかったためか、頭にはいりませんでした。 やはりこの手のものは基礎知識を少しつけて現代語訳でおおざっぱに理解する方法が良いようです。 何冊かそのような本が出ていますので、そちらを読んでみたいと思います。要旨数多い仏教書の中でも「いづれの行も及びがたき身なれば、とても地獄は一定すみかぞかし」といった『歎異抄』の文言ほどわれわれに耳近いものはあるまい。親鸞滅後、弟子唯円が師の言葉をもとに編んだ本書には難解な仏典仏語がなく、真宗の安心と他力本願の奥義が、和文によって平易に説かれている。段ごとに大意を付した。 ●for Chain Reading
2007.10.24
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・ひさしぶりに会社の人と帰りに飲みに行きました。 会社の近所においしい水餃子の店があるのです。 紹興酒をのみながらいろいろ話をしました。 前半はかな聴いていたのですが、後半は酔ってきて私もがんがん話してしまいました。 たまにはストレス発散もよいものです。
2007.10.23
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●本日の一冊:「ブックマップ」工作舎/編(工作舎) かつての知の最前線に並んだ900冊の本のガイドです。久しぶりに書棚の奥から出てきました。 F・カプラ、L・ワトソン、I・プリコジン、G・ベイトソンなどすごいメンバーです。今では科学的に妥当とはいえない説の著者もいるようですが、当時は「ニューサイエンス」に興奮しました。(実は今でも大いに興味を持っているのです) 本のデザインや選書にもセンスが感じられてつい全部目を通してしまいました。最近は工作舎もこの手の本はつくっていないのでしょうか?あまり見ません。今ではブッククラブ回の「スピリチュアル・データ・ブック」という年度版がこれに相当するかもしれません。2007年度版は1500冊が収録されているようです。こちらも見たくなりました。(そしてまた読みたい本が増えるのです)●for Chain Reading
2007.10.22
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●本日の一冊:「レバレッジ勉強法」本田直之(大和書房) この著者の本は思わず買ってしまいます。大筋においては以前の著作とかぶるところが多いように思います。 今回はそれらの実践編といったところでしょうか。英語などでは具体的な教材名や選定理由などもあげられています。 普段は忙しいと感じていますが、仕事後や休日は何をしていたのかわからない、あるいはボーッとテレビを見ている時間などが多いものです。 「目的をはっきり」、「具体的で期限付き」、「できるところから」、「スケジューリング」、「時間割」など当たり前のようでいて、できにくいところが指摘されています。 著者によれば、これからのビジネスに必須の要件は下記の3つです。1.英語2.IT3.金融目次1 あなたの「ビジネス偏差値」は?2 何を勉強するかを決める3 ラクに勉強できる「仕組み」づくり4 成果に直結するスケジューリング5 どんな試験にも受かるテクニック6 挫折しない英語マスター術7 最速で情報を「勉強する」法8 勉強しやすい環境をつくる●for Chain Reading・「レバレッジ・シンキング」本田直之(東洋経済新報社)・「レバレッジ時間術」同上(幻冬舎新書)・「レバレッジ・リーディング」同上(東洋経済新報社) *全て紹介済み。
2007.10.21
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●本日の一冊:「なぜ会社は変われないのか」柴田昌治(日本経済新聞社) 会社を変革するビジネスストーリーです。今回はコアの部分に重点をおいて読みました。私にとっては切実なテーマのひとつに感じます。 著者は、「どうせ言ってもムダ」、「言い出しっぺが損をする」という状態をなくし、社員が働きがいを感じながら協力して会社を変えていく姿を目指しています。 組織・制度・手法などだけではなかなかできない部分にスポットをあてていますが、多くの日本人ビジネスパーソンに共感される考え方だと思います。 その中核となる考えは、「気楽にまじめな話ができる関係」をつくること。職場を離れてできるという意味で「オフサイトミーティング」と呼んでいます。 ここでは「会社を良くする」ためのことが自由闊達に語られます。私の印象では、良いことは自分で決めて自分から動くということが重要に感じられました。目次第1章 あきらめるのはまだ早い第2章 突破口を開く第3章 改革はなぜ失敗するのか第4章 動き出す自律のサイクル第5章 スピードの勝負第6章 ビジョンを掲げる第7章 正念場の危機第8章 奇跡の再生●for Chain Reading・「コアネットワーク 変革する哲学」柴田昌治(ダイヤモンド社) *紹介済み・「なぜ社員はやる気をなくしているのか」同上(日本経済新聞社)
2007.10.20
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●本日の一冊:「思考の整理学」外山滋比古(ちくま文庫) 古い本ですが、近年書店員がコメントして再び脚光をあびているようです。改めて読んでみましたが、著者の取り入れているノウハウが随所にあって参考になりました。 思い付きを時間をおいてふるいにかけたり、統廃合したりして次第に使えるものにしていく方法などはぜひとも使ってみたいと思います。 最近の本でもいわれていますが、「拡大」と「収束」の両方が必要なことと、それにはある程度「寝かせる」時間がいることも本書で再確認できました。 書いてある表現は異なっていても、本質的に同じ物を見つけ出せると本がものになったということなのでしょう。目次グライダー;不幸な逆説;朝飯前;醗酵;寝させる;カクテル;エディターシップ;触媒;アナロジー;セレンディピティ;情報の“メタ”化;スクラップ;カード・ノート;つんどく法;手帖とノート;メタ・ノート;整理;忘却のさまざま;時の試錬;すてる;とにかく書いてみる;テーマと題名;ホメテヤラネバ;しゃべる;談笑の間;垣根を越えて;三上・三中;知恵;ことわざの世界;第一次的表現;既知・未知;拡散と収斂;コンピューター●for Chain Reading・「「読み」の整理学」外山滋比古(ちくま文庫)
2007.10.19
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10/18:このところビジネス書を見たり、読んだりする機会が増えています。それぞれいいことが書いてあり、実際にそのようなことを自分の仕事に適用できたらいいだろうと思うことばかりです。実際にはそれがなかなかできないのです。思わず「笛吹けど踊らず」などということわざを連想してしまいます。会社や組織が大きくなると難易度があがってしまうようです。それなら大きな組織にしないという手もあるのですね。
2007.10.18
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●本日の一冊:「コアネットワーク 変革する哲学」柴田昌治(ダイヤモンド社) 著者はこの後に続く著作のビジネスストーリーが大ヒットしました。そのストーリーで会社の組織・風土が変革していく理論的背景が本書で語られています。 鍵になるのは、「気楽にまじめ話をする」ための「オフサイト・ミーティング」です。自主的・自立的な集まりで立場にとらわれないで話をするための場です。 本書に出てくる事柄は、いわれてみると当たり前のことばかりですが、なかなかそれができません。 かっちりした戦略やフレームワークではなく、なんだか日本的でなじみやすい考え方です。 現在の仕事に少しでも活用していきたいものです。目次第1章 「活性化」している企業体質とはどういう状態か第2章 なぜ大企業病は発病するのか第3章 なぜ今までの変革の試みは成功しなかったのか第4章 「コアネットワーク」という考え方第5章 変革の動きを可能にする条件第6章 問題を発見する視点の持ち方第7章 日本型リエンジニアリングにつながる情報創造●for Chain Reading・「なぜ社員はやる気をなくしているのか」柴田昌治(日本経済新聞社)・「なぜ会社は変われないのか」柴田昌治(日本経済新聞社)
2007.10.17
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●本日の一冊:「遊覧日記」武田百合子(ちくま文庫) 名エッセイと名高い「富士日記」の著者・武田百合子さんのエッセイ集です。東京下町を中心にぶらっと遊びに行った時に著者の興味をひいたことがまとめられています。 著者は描写が極端に客観的なところがあり、それが著者の興味をひいたところとの対比が際立って感じられます。現在とその場所にまつわる過去のできごとがいりまじっているうえに、書かれたのが昭和ですから何となく懐かしいイメージがあります。 写真は娘の武田花さんですが、モノトーンの調子があっています。 これはぜひとも「富士日記」読まなくては・・。目次浅草花屋敷;浅草蚤の市;浅草観音温泉;青山;代々木公園;隅田川;上野東照宮;薮塚ヘビセンター;上野不忍池;富士山麓残暑;京都;世田谷忘年会;京都;あの頃●for Chain Reading・「富士日記」(上・中・下) 武田百合子(中公文庫)・「日日雑記」同上(同上)
2007.10.16
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●本日の一冊:「eエコノミーの企業戦略」内田和成(PHP研究所) 2000年刊行の本ですが、いまになって読むと著者の先見性がおおむね正しかったように思います。 世の中ではITなど言葉だけが遊離していたようですが、徐々に私たちの生活を変化させてきています。ビジネスでもあまり関係がなさそうに思っていた分野の境界があっという間になくなっています。 その変化のスピードも加速化されているようで、音楽業界でのCDからダウンロードへの流れは1年程度で大きく変ってしまいました。 内容的には今も参考になることがありますので参考にさせてもらいます。目次第1章 eコマースが変えるビジネス第2章 ネット時代のビジネスモデル競争第3章 ネットワーク型組織へ第4章 eエコノミーのビジネス新潮流エピローグ―大企業の逆襲 ●for Chain Reading・「プロフェッショナルの鍛え方」高橋/内田(ゴマブックス)・「コンサルティング入門」内田和成(同上)・「仮説思考」同上(東洋経済新報社)
2007.10.15
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●本日の一冊:「自省録」マルクス・アウレリウス(岩波文庫)先日読んだ「ローマ人の物語」がちょうど本書の著者・マルクス・アウレリウスの巻でした。この本は確か以前にも読んだ記憶がありますが、関連して再読しました。 プラトンが理想形態とした哲学者による政治。それを史上初めて実現されたのがこの皇帝の時代です。五賢帝の一人として歴史に名を残しましたが、その後に続く時代までは残せなかったようです。 その哲人皇帝が、時には戦場で、時には宮殿で折りに触れ思索した断章をまとめたものが本書だそうです。 実は前回読んだ時には読みにくい印象を持っていましたので、今回は親しみやすくなっているので、もう少し理解が進むかと思ったからです。 結果は、やはり読みにくかったです。本には相性というものがあるように思いますので、この本はあまり合わないのでしょうか・・。●for Chain Reading
2007.10.14
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●本日の一冊:「グループ連結経営」伊藤邦雄(日本経済新聞出版社) 少し古い本ですが、グループ経営の本質的なことをおさえられました。この手の本で大きな概念を把握してから落とし込むように考えると、現状からの発想だけでなく思考を拡大できるように感じます。 実際に今の会社に当てはめてみると・・。それがどこまで現実的にできるかが本をうまく役立てているかのポイントですね。目次第1部 グループ経営の再構築(グループ経営とは何か;戦略分析モデル―効率とスピードを重視する;自律連携モデル―自由と創造性を追求する ほか)第2部 グループを連結する五つの力(グループ本社の役割・能力;グループ人材価値創造力;グループ・インフォマティクスによる情報活用力 ほか)第3部 グループ経営の創発展開(即興劇グループ経営―新世紀の行動原理;グループ経営のメタボリック展開)●for Chain Reading・「ゼミナール企業価値評価」伊藤邦雄(日本経済新聞出版社)・「ゼミナール現代会計入門」同上(同上)
2007.10.13
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●本日の一冊:「誰も語らなかったIT9つの秘密」山本/鈴木(ダイヤモンド社) ちょっと気になっていた1冊です。システムは専門家だけにまかせておけばいいものではありませんが、素人には分かりにくい点も多いものです。 本書はビジネスで情報システムを構築していく際に気がつきにくいポイントを教えてくれています。 ある意味ではこのような情報リテラシーを会社のマネジメント階層に理解させておく必要があるということでしょう。目次1章 意思決定のプロセスの秘密2章 システム投資のコストの秘密3章 業務標準化パワーの秘密4章 1+1=2.5の秘密5章 アメリカ流マネジメントの秘密6章 ユビキタス社会のビジネスの秘密7章 知られざるパソコン能力の秘密8章 見過ごされがちな情報セキュリティの秘密9章 e‐コラボレーションの秘密●for Chain Reading・「進化する企業のしくみ」鈴木/宇治(PHPビジネス新書)・「要求定義・要求仕様書の作り方」山本修一郎 (ソフト・リサーチ・センター)・「会社のしくみは変えられますか?」鈴木貴博(ダイヤモンド社)
2007.10.12
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●本日の一冊:「ローマ人の物語31」塩野七生(新潮文庫) 賢帝の後の愚帝は暗殺され、その後はしばらく混迷状態へ・・。事件は加速していくように内乱へ。要旨の引用失政を重ねたコモドゥスは暗殺され、ローマは帝位を巡って5人の武将が争う内乱に突入した。いずれもマルクス・アウレリウスの時代に取り立てられた彼らのうち、勝ち残ったのは北アフリカ出身のセプティミウス・セヴェルス。帝位に登った彼は、軍を優遇することで安全保障体制の建て直しを図る。だがそれは、社会と軍との乖離を促すものでもあった。衰亡の歯車は少しずつその回転を早めていく。 目次第3部 内乱の時代―紀元一九三年‐一九七年(軍団の“たたきあげ”;皇帝ペルティナクス;帝位争奪戦のはじまり;ローマ進軍;首都で;ライヴァル・アルビヌス;もう一人の“たたきあげ”;イッソスの平原)第4部 皇帝セプティミウス・セヴェルス―在位、紀元一九三年‐二一一年(軍人皇帝;思わぬ結果;東征、そしてその結果;故郷に錦;ブリタニア;死) ●for Chain Reading・「ローマ人の物語」1~30 塩野七生(新潮文庫) *全巻読破中です。*他著作多数あり。
2007.10.11
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●本日の一冊:「ローマ人の物語30」塩野七生(新潮文庫) 哲人皇帝・マルクス・アウレリウスは様々な困難や病苦と闘うなかで命を落としてしまいます。後継者は実子ですが、その皇帝としての器というと・・。 全てに完璧といかないのが人の世の常なのですが、ここから大帝国の凋落の兆しがあったとは驚きです。 要旨の引用弟ルキウスの死後、単独の皇帝として広大や帝国を維持すべく奮闘するマルクス・アウレリウス。その後半生は蛮族との戦いに費やされ、ついにはドナウ河の戦線で命を落とすという運命を辿る。さらにマルクスは、他の賢帝たちの例に従わず、後継者に実子コモドゥスを指名していた。そしてこれが、コモドゥス即位後の混乱を生む土壌となる―「パクス・ロマーナ」はもはや過去のものとなってしまうのか。 目次第1部 皇帝マルクス・アウレリウス(承前)―在位、紀元一六一年‐一八〇年(ローマ人と蛮族;時代の変化;「マルクス・アウレリウス円柱」;ドナウ河戦線 ほか)第2部 皇帝コモドゥス―在位、紀元一八〇年‐一九二年(映画と歴史;戦役終結;「六十年の平和」;人間コモドゥス ほか) ●for Chain Reading・「ローマ人の物語」1~29 塩野七生(新潮文庫) *全巻読破中です。*他著作多数あり。
2007.10.10
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●本日の一冊:「ローマ人の物語29」塩野七生(新潮文庫) 毎年原作が1巻ずつ文庫化されています。全巻読破の頃は40冊以上になっていると思われます。 ちょっととりつきにくいところがありあますが、一度読み始めてローマの時代に入り込むと止められません。一気に今回の文庫化3冊を読んでしまいました。 今回は、五賢帝の一人で哲学者としても名高い皇帝マルクス・アウレリウスが主人公です。プラトンが政治形態の理想としてかかげたという「哲学者による政治」が実現した例ですが、実態は平和とは大きく異なる外的要因だらけだったようです。そして繁栄の後には必ず衰退が・・。要旨(引用)2世紀後半、五賢帝時代の最後を飾る皇帝マルクス・アウレリウスが即位した。弟ルキウスを共同皇帝に指名した彼に課されたのは、先帝たちが築き上げた平和と安定を維持することであった。だがその治世は、飢饉や疫病、蛮族の侵入など度重なる危機に見舞われる。哲学者としても知られ賢帝中の賢帝と呼ばれた彼の時代に、なぜローマの衰亡は始まったのか。従来の史観に挑む鮮烈な「衰亡史」のプロローグ。目次第1部 皇帝マルクス・アウレリウス―在位、紀元一六一年‐一八〇年(育った時代;生家;子育て;少年時代;成人式;帝王教育;ローマ人のフィロゾフィア;ローマ帝国の安全保障史;次期皇帝マルクス;ローマ人の一日 ほか)●for Chain Reading・「ローマ人の物語」1~28 塩野七生(新潮文庫) *全巻読破中です。*他著作多数あり。
2007.10.09
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●本日の一冊:「幸福な食卓」瀬尾まい子(講談社) とんでもないと思うようなこと-ある日突然、父であることをやめてしまう父、家を出てしまうが食事を作りに来る母、などなど-が淡々と日常的なことのように書かれています。 実はそのようなことはふつうの家庭でも充分に起こりうることだと次第にわかってきます。家族といえども表面的にしかわかっていないことだらけです。それでも家族はかけがえのないもの。 主人公にふりかかる様々な出来事の後に「ほっ」とするひとときの可能性が・・。何気ない日常の象徴のような「食卓を囲む風景」。 いっきに読んでしまいました。 ●for Chain Reading・「卵の緒」瀬尾まい子(新潮文庫)・「図書館の神様」同上(マガジンハウス)
2007.10.08
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●本日の一冊:「P・F・ドラッカー 理想企業を求めて」E・H・イーダスハイム(ダイヤモンド社) 本書はドラッカー最晩年の考えを著者が聞き取りまとめたものです。本人が書いているよりも、ある意味ではわかりやすい部分があり、あらためてドラッカーの思想にふれることができたように思いました。 基本の主張は一貫しており、あらためて「自分たちの事業は何か?」「顧客は誰か?」など問い直してみたり、「組み合せ自在のレゴ」のようなコラボレーションなど印象深い部分が数多くありました。目次序章 何のためのマネジメントか第1章 組み合わせ自在の世界第2章 すべては顧客を理解することから始まる第3章 イノベーションのために何を廃棄すべきか第4章 コラボレーションが根本から発想を変える第5章 企業は人である第6章 意思決定が成果をあげるための方法第7章 21世紀の経営における最大の問題●for Chain Reading*P・F・ドラッカーの著作多数あり。
2007.10.07
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●本日の一冊:「求めない」加島祥造(小学館) 著者は英文学者・翻訳家・詩人ですが、近年は「伊那谷の老子」と認識されていることが多いようです。老子にであって人生観が激変したとのことです。 自由口語訳の「老子」は私も何回も読みました。とても良い解釈だと思います。「荘子」も同様です。中国古典として単語レベルで解釈するよりも、全体イメージから著者の人生を通したもののほうに共感できます。 本書は「訳」ではありません。著者の全編が「求めない」で始まる詩集です。シンプルながら真理をついているようで衝撃を受けました。 年齢を重ねて違う価値観を得、自分の解釈を深めて自分のものとしていくという読書姿勢-老子を自分のものとする-もさることながら、自分のことばや価値観を創り出し、日々新たになっていることが素晴らしいことです。目次はじめに 誤解しないでほしい求めない―するとなぜ、こんな田舎に居るのかって?あとがき 私は日誌をつけていますあんたがたどこさ●for Chain Reading・「老子までの道」加島祥造(朝日文庫)・「荘子 ヒア・ナウ」同上(パルコ出版) *紹介済み・「タオ」同上(ちくま文庫) *紹介済み
2007.10.06
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●本日の一冊:「禅的生活のすすめ」ティク・ナット・ハン(アスペクト) ニュースではどちらかというと「悪い」話が多いのですが、世界にはまだまだ素晴らしい人たちがいるものです。本書の著者もその一人でしょう。 ベトナム戦争中からみずからの命をかえりみずに平和活動-それもガンジーのような非暴力的な活動-をしていたのですから驚きです。 その説くところは個々人の内面の平和から、というシンプルなことです。結局、一人ひとりが平和で善良な精神状態を保っていない限りは争いごとはおさまらないということなのです。 簡潔な原理原則ですが、なかなかできないことです。日々心がけなくてはなー。家や職場でときおり殺伐とした気持ちになることを反省しました。目次第1章 真の平和とは何か第2章 矢を花に変える―内面の変革の実践第3章 平和は自分から始まる―個人の実践を世界へ第4章 正しい行動は正しい理解から生まれる第5章 和解―個人とパートナーのための平和の実践第6章 愛するとは真に存在すること―子供と行なう平和の実践第7章 平和を守る―共同体とサンガの実践第8章 大いなる哀れみへの呼びかけ終章 新しい世界倫理付録 『わたしの平和宣言』●for Chain Reading・「禅への道」ティク・ナット・ハン(春秋社)・「仏の教え ビーイングピース」同上(中公文庫)
2007.10.05
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●本日の一冊:「図解雑学 禅」中尾良信(ナツメ社) この図解シリーズは全体を概観するのに時折読んでいます。 なかなか取り付きにくい「禅」ですが、読み切りと図解で興味のあるところを拾い読みできました。 私には厳しい修行はおろか、座禅すら組むことができない(体が固い)のですが、せめて気持ちだけでもと思っています。目次第1章 インドの禅と禅の基本概念第2章 禅の衣食住第3章 日常会話の中の禅第4章 中国の禅宗第5章 日本禅宗の歴史第6章 禅問答はなにを言いたい?第7章 禅僧は個性の固まり第8章 これも禅寺、あれも禅寺●for Chain Reading・「図解雑学 道元」中野東禅(ナツメ社)
2007.10.04
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●本日の一冊:「渡辺篤史のこんな家を創りたい」渡辺篤史(講談社) TV放映されたものがまとめられたシリーズです。個性的な家がビジュアルにまとめられています。シンプルで落ち着きのある家にはひかれます。逆にモダンすぎるものや複雑な建築は住む家としては魅力を感じません。 いろいろな人のそれぞれのこだわりを感じさせられます。現在はマンション(本来の意味ではアパートですね)暮らしで、ごたごたした空間に住んでいますが、何とかもう少しすっきりさせたいものです。目次黒い木壁 鎌倉に似合う名作の家―中田邸(神奈川県鎌倉市)設計=柳沢孝彦+TAK建築研究所下町情緒 隅田川の辺りの現代町家―村山邸(泊楓居)(東京都江東区)設計=村山隆司/村山隆司アトリエ軒下空間 宙に浮く暖炉のある家―大槻邸(東京都多摩市)設計=堀場弘・工藤和美/シーラカンスK&H絵画の窓 逗子になじむ黒壁の家―久世邸(神奈川県逗子市)設計=堀部安嗣/堀部安嗣建築設計事務所樹木と光あふれる新2世帯住居―古谷邸(ZIG HOUSE/ZAG HOUSE)(東京都世田谷区)設計=古谷誠章/NASCA100種の植栽親緑住居―村田邸(神奈川県川崎市)設計=村田靖夫/村田靖夫建築研究室独身男性 こだわりのガラスの家―中島邸(東京都大田区)設計=田井幹夫/アーキテクトカフェ・田井幹夫建築設計事務所完全バリアフリー 白く輝く平屋―谷口邸(千葉県千葉市)設計=前田紀貞アトリエ熟年現役夫婦 丘の上のSOHO―手嶋邸(teshihouse)(神奈川県川崎市)設計=納谷学+納谷新/納谷建築設計事務所揺らぐ光 スケルトン空間の調和―村上邸(千葉県習志野市)設計=布施茂/fuse‐atelier〔ほか〕 ●for Chain Reading・「渡辺篤史のこんな家を建てたい」渡辺篤史(講談社文庫)
2007.10.03
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●本日の一冊:「ロングセラーデザイン」(平凡社コロナ・ブックス) この手の本はパラパラ眺めるのが好きです。ロングセラーの製品はやはりなじみやすく、北欧のものが多いようです。 たいていが何度も本で見ているような製品です。時代・国籍を超えて愛用され続けるものには何かがあるのでしょう。目次1 Designer―かつては前衛、今ではスタンダード。グッド・デザインの原点、12人の創造力(アルヴァ・アアルト―フィンランドの自然から生まれた、有機的デザイン;チャールズ&レイ・イームズ―世界のデザイナーを刺激する、新しい素材・技術・デザインの追求;ル・コルビュジエ―シャルロット・ペリアンと共に開発した、「機械的」な家具 ほか)2 Manufacturer―世界に誇る、4メーカーのデザイン力(アレッシィ―独創的でユーモアあふれるハウス・ウェア;イッタラ―透明なガラスに込められた、フィンランドの森と湖;ノール―デザインへの情熱が家具をアートにする ほか)3 Product―人と時間がつくり出す、逸品たち(バウハウスデザイン;キッチングッズ;北欧の照明器具 ほか) ●for Chain Reading
2007.10.02
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●本日の一冊:「コーチング」山田/井上(ファーストプレス) 「ライトワークスビジネスベーシックシリーズ」は手軽に経営技法などの基礎知識が学べるシリーズだと思います。薄いわりには内容はつまっており、ひととおりの知識が得られました。 コーチングは簡単そうに思えますが、意識してみるとなかなかできていないことばかりです。「上司」ではなく「支援者」として接することはとても難しいですね。 ●for Chain Reading・「クリティカル・シンキング」(ファーストプレス)・「リーダーシップ」(同上)*シリーズあり。
2007.10.01
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●本日の一冊:「日本の弓術」オイゲン・へリゲル(岩波文庫) 薄いながらもインパクトのある本です。3回は読んでいると思います。禅の境地、特に言葉で教えられない部分について西洋哲学者が理解する過程をみずから記したものです。 禅の精神などは、日本人である私などもこのような形式でないとわかりにくくなっているように思えます。 要旨紹介的にあてることを考えるな、ただ弓を引き矢が離れるのを待って射あてるのだ、という阿波師範の言葉に当惑しながら著者(1884‐1955)は5年間研鑽を積み、その体験をふまえてドイツに帰国後講演を行なった。ここには西欧の徹底した合理的・論理的な精神がいかに日本の非合理的・直観的な思考に接近し遂に弓術を会得するに至ったかが冷静に分析されている。 ●for Chain Reading・「無我と無私」オイゲン・へリゲル(ランダムハウス講談社)・「弓と禅」同上(福村出版)
2007.09.30
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●本日の一冊:「戦略グループ経営」伊藤/須藤(東洋経済新報社) ちょうど考えなくてはならないテーマのひとつでしたので、読んでみました。大筋を把握するのに役立ちました。 これからの経営には企業グループとして総力をあげていったり、異業種等との提携などが重要となります。 そのためには従来通りのマネジメントでは通用しなくなってることを認識し、早期に修正しなくてはならないことがわかりました。目次序章 企業グループ価値創造経営へのパラダイム転換第1章 グループ経営―トップマネジメントの役割第2章 事業ポートフォリオの再構築第3章 ハードの仕組みのつくり込み第4章 ソフトの仕組みのつくり込み第5章 グループ経営成功への鍵第6章 事例研究―欧米に見るグループ経営の実際 ●for Chain Reading・「マーケティング実践講座」須藤美和(ダイヤモンド社)・「成功するビジネスプラン」伊藤良二(日経新書)
2007.09.29
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●本日の一冊:「家郷の訓」宮本常一(岩波文庫) 著者が生まれ育った瀬戸内海の小島。そこに残る昔からの教えを丹念に記述しています。本の少し前の生活の知恵は、口伝えや体験で伝えられてきたのですが、それらがどんどん希薄になっていくということを著者は語っています。それはいつの時代でもある程度あるものなのかもしれませんが、現代のスピード感・情報量の氾濫からすると加速度的になっているように思われます。 懐古的に昔は良かった、などという気持ちはありませんが、それでも何か大切なものまでなくなっているような気もします。 そうした時に著者のような「歩く」民俗学者が丹念に取材し、編集・記録していることはたいへん貴重です。 ●for Chain Reading・「忘れられた日本人」宮本常一(岩波文庫) -紹介済み・「日本残酷物語」1~5 同上(平凡社ライブラリー)*他、著作多数あり。
2007.09.28
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●本日の一冊:「パパ、お寿司たべたい!」入江和夫(文藝春秋) 小さい頃からお寿司は好きです。もちろん大衆的な店で食べるものばかりですが、それなりにおいしいものが食べられるところが良いな、と思っています。 簡単な本を時折見ていますが、たいていは高級店や回転寿司などのガイドブックです。 そんな中で眼をひいたのが本書です。子供っぽい表紙のイラストのインパクトがありました。あとでわかったのですが、このイラストは小学生の作品だそうです。何と小学生にして高級寿司店の常連のようです。 どうやら小学生程度向きの本ですが、楽しく読めました。急激にお寿司が食べたくなりました。本書とは関係ありませんが、先日読んでいた本に「立ち食いすし」の記述があり、散歩がてら行ってみたいものだと思いました。目次1時間目 こんなに深いぞ!お寿司の世界(ファストフードのご先祖さま;ふしぎなレストラン;おいしさを科学する ほか)2時間目 「旬」をマスターしよう!(春のネタ(4~6月);課題研究 魚市場ってどんなとこ?;夏のネタ(7~9月) ほか)3時間目 おぼえて「つう」になる!(えんの下の力もち―お寿司屋さんの小物たち;お好みでにぎってもらうとき;お寿司のみらい―魚と資源) ●for Chain Reading
2007.09.28
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●本日の一冊:「世界の名景ベスト50」渋川育由(河出書房新社) 世界には素晴らしい景色があるものです。たまにはこういう本で息抜きしましょう。 このところ海外旅行のチャンスがありませんが、ぜひとも行ってみたいところばかりです。 ヨーロッパのいくつかの国が魅力的にみえてしかたありませんでした。目次ロワールの華シャンボール城(フランス)ドロミティアルプスの湖(イタリア)村はずれの緑の教会(イタリア)モノトーンの木組みの町(ドイツ)ノイシュヴァンシュタイン城(ドイツ)ハイデルベルクの荒城(ドイツ)スリルと絶景のアルプス鉄道(スイス)マッターホルンとグリンジ湖(スイス)モーツァルトの街ザルツブルク(オーストリア)ヨークシャーの「嵐が丘」(イギリス)〔ほか〕●for Chain Reading・「自分探しの日本の名景ベスト50」渋川育由(河出書房新社)
2007.09.27
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●本日の一冊:「お散歩写真のススメ」原康(エイ出版社) この「写真文庫シリーズ」はカメラや写真に興味を持ち始めてから重宝しています。現役の写真家がカメラや写真の楽しみ方をうまく伝えてくれているように感じます。 本書では、お散歩と写真の組み合せです。これまた魅力的です。ちょうどフィルムのコンパクトカメラ(中古クラシックカメラ)も入手しようかどうか考えていたところでしたが、本書に後押しされた感じで購入してしまいました。 ここで紹介されているような川の風景や、下町の立ち飲み屋などを撮りに行きたいとわくわくしているところです。入手したカメラはテスト撮影中です。フィルムですから全部とって現像・プリントしないとどんな写り具合かわからないのです。-ちょっと楽しみではありますが・・。目次第1章 お散歩写真事始め第2章 猫町歩き第3章 さらにお散歩 雨の日も夜も。第4章 川から海へブラリお散歩第5章 お散歩写真の終わり方オマケ ぼくのお散歩カメラ紹介 ●for Chain Reading
2007.09.26
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●本日の一冊:「ソフトランディングの科学」池内了(七つ森書館) 天文学者のエネルギー、持続可能性についての実践論です。日本では前の時代までは体験的に実践されていた自然資源の再生利用と、近年の科学技術が可能にした省エネ型の生活。-この両者を自分のライフスタイルにあわせて利用しようとする等身大の姿が描かれています。 自宅で実践しているわけですから説得力があります。多くの人(特に日本などの先進国といわれる国)が限りある資源を有効に使い、人間にとって再生可能・持続可能な社会へと価値観を転換していくことが必要だと改めて思いました。 そのためには時間の概念も現在のスピード至上主義ではなく、ゆっくり、すこしづつというように変えていかなくてはなりません。 普段からゆっくり歩き、考えることも大切だと思いました。目次第1章 わが家の暮らし第2章 恒環境動物となった人類第3章 地下資源文明第4章 ソフトランディングのために第5章 私たちにできること第6章 ゆっくり、時間を長く●for Chain Reading・「宇宙論のすべて」池内了(新書館)・「これだけは読んでおきたい科学の10冊」同上(岩波ジュニア新書)*他、著作多数あり。
2007.09.25
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●本日の一冊:「お菓子と麦酒」W・S・モーム(新潮文庫) 高校時代の英語の先生が好きな作家で、その影響か何冊か読みました。しばらく絶版となっているものが多かったようで、本書も中古本で入手しました。 本書は著者晩年の作品だとのことです。私は著者の切れ味鋭い短編が好みなのですが、この作品はちょっと異なっていたようです。 途中退屈に感じるところもありましたが、後半はモームらしい人間心理の深さを見るような展開でした。 ●for Chain Reading・「人間の絆」W・S・モーム(新潮文庫)・「月と六ペンス」同上(同上)・「雨・赤毛」同上・「サミングアップ」同上(岩波文庫)
2007.09.24
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●本日の一冊「君主論」マキアヴェリ(中公文庫) 本書のイメージは「権謀術数」、「目的のためには手段を選ばず」の代名詞のように思っていましたが、読んでみるとそんなことはありませんでした。 きれいごとを並べ立てずに古今の歴史から学んだ政治の本としてかかれていたことがわかりました。 引用されている史実がわからないのでいまひとつ親近感がわきませんが、一部の言葉は箴言集となりそうです。時折ひもとくのによいかもしれません。 出版社の要旨小国が群立し絶え間ない戦火に脅かされる十五世紀末のイタリア。祖国フィレンツェの危機的政治状況のなか、マキアヴェリは官僚政治家としての第一歩を踏み出す。豊かな外交経験に裏うちされた現実的な歴史把握と冷徹な人間認識は、彼の名を不朽のものとした『君主論』に結実する。本書は、あらゆる道徳の仮面を剥ぎとり、力の概念による政治独自の運動法則をうちたてた名著の新訳に、近年の研究成果を盛り込んだ訳注を付した決定版である。 ●for Chain Reading
2007.09.23
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●本日の一冊「建築入門 世界名作の旅100」松永安光(彰国社) 図書館で何気なく借りた本です。時折建築の本を眺めると、その作者の想像力の豊かさに驚かされます。 もちろん、自分でも住んでみたい建築物もあり、とてもじゃないけど醜悪にしか見えないものもあります。個人的には東京都新庁舎の威圧感はどうも好きになれません。」目次ウォーリーを探せ―東京都新庁舎立体百科図鑑―日光東照宮自動車王の記念碑―クライスラービル二十世紀のさざえ堂―ソニービル教授たちのガンダム―東京工業大学百年記念館情熱の老僧―東大寺南大門渦巻き迷路―国立西洋美術館復元された幻の名作―バルセロナ・パヴィリオントレンディドラマの舞台―中目黒Tビル渋いバロック―桂離宮〔ほか〕 ●for Chain Reading
2007.09.22
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●本日の一冊:「スカンジナビアン・モダン」(ブーマー) 北欧インテリアの書籍です。以前から魅力を感じていましたが、モダンすぎるデザインよりも、シンプルなぬくもり感のある木の感覚が好みです。目次ELEMENTS―要素(木材;ガラス;テキスタイル;陶器;金属;プラスチック;照明)LIVING―住空間(ミカエル・アンデルセン;グレーテ・マイヤー;ミッコ・プオティラ;フィン・ユール&ハンネ・ヴェルヘム・ハンセン ほか)●for Chain Reading
2007.09.21
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●本日の一冊:「地球のためにわたしができること」枝廣淳子(大和書房) ふつうの主婦から一念発起して通訳・翻訳家となり、環境問題からエコロジカルな生活提案へ。どんどん進化しているように感じる著者です。 自分たちでできることから始め、次第にその輪を広げていく活動姿勢には敬服します。何としてでもやろうという強い意志と実行力で自らのフィールドを切り開いているようです。 目次風で織るタオル―「ふつうのタオル」に使われる農薬は世界中の四分の一いらない携帯が資源に変わる一トンの「使用済みケータイ」からとれる金は、二八〇グラムトイレにある「いらないモノ」―日本人が使うトイレットペーパーは、一日平均八メートル一〇〇万人のキャンドルナイト―いまや五〇〇万人以上が参加中レジ袋を減らして石油を守る―一枚のレジ袋に、おちょこ一杯分もの石油が必要カレンダー名刺でジグソーパズル―日本人が使う紙の量は世界平均の五倍わりばし・マイはし―一日三食×三六五日×七〇年=七万回の食事えんぴつで時間をつくる―一本の芯で五〇キロメートルの線が引ける海と空のエコロジー消しゴム―「消しプラスチック」は五〇年前、日本で誕生グリーン電力のススメ―「わが家で使う電力」を選べるしくみがある〔ほか〕●for Chain Reading・「入門!システム思考」枝廣/内藤(講談社現代新書)・「朝2時起きで、なんでもできる!」枝廣淳子(サンマーク文庫)
2007.09.20
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●本日の一冊:「人間失格」太宰治(新潮文庫) 学生時代にはまった太宰治を久しぶりに読みました。当時は著者の「暗い」部分になぜか興味をもち文庫を全部読んだおぼえがあります。 なかでも本書は別格で何回も読みました。 懐かしい思いでページをめくりましたが、内容をほとんど忘れており、しばらく読んでから思い起こす始末です。いい加減な頭脳ですねー。(苦笑) 読み返してみると、主人公の身勝手さはあるものの「人間失格」というほどではないのではないかというような感覚も持ちました。それは時代が違うからなのかもしれません。 反面、「人間失格」の言葉が持つ主人公にとっての意味合いや、人に好かれたいのに、人間嫌いといったような人間性の深いところに触れる微妙さなどは良くわかるようになりました。 最近はこの本の表紙を人気の漫画家が描くことによって爆発的に売れているそうです。私にはそちらの装丁の本は逆にイメージと違うように感じました。 本を手に取ることにもいろいろな要素があるものです。●for Chain Reading・「斜陽」太宰治(新潮文庫)*他、作品多数あり。
2007.09.20
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●本日の一冊:「ざっくりわかるファイナンス」石野雄一(光文社新書) 財務会計、管理会計とファイナンスの違いって何だろう?-このような基本的なことから解説されています。意外にわからないまますませていますので、基本の整理に良いと思いました。 後半はキャッシュフローから企業価値の理論になりますので、少し難易度があがりますが、あくまでも全体像を把握させることに重点が置いてあるため、専門書にありがちなやたらに細かいところに入っていないことに好感が持てました。 本書も読んでみてコンパクトにまとめられているので、部署のスタッフにもすすめておきました。目次第1章 会計とファイナンスはどう違う?第2章 ファイナンス、基本のキ第3章 明日の1万円より今日の1万円―お金の時間価値第4章 会社の値段第5章 投資の判断基準第6章 お金の借り方・返し方 ●for Chain Reading・「道具としてのファイナンス」石野雄一(日本実業出版社)
2007.09.19
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●本日の一冊:「緋文字」N・ホーソーン(新潮文庫)アメリカ文学の古典です。神と罪と人間の性(さが)について考えさせられる本です。現代日本 に生きる私たちからすると、こんなことはどうってことないじゃないか、というように感じるかもしれません。 それが大罪だったときのプレッシャーと、それでも優先して守るものがあるという女性の強さに驚きます。 人間は環境に容易に支配される動物なのに、時として敢然と立ち向かうこともあるのです。●for Chain Reading・「ウエイクフィールド」N・ホーソーン(新潮社)
2007.09.18
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●本日の一冊:「モルグ街の殺人事件」E・A・ポー(新潮文庫) 久しぶりに探偵小説の原点を読みました。「モルグ街の殺人事件」は今読んでも新鮮な部分があります。探偵デュパンものでは盲点をついた「盗まれた手紙」もいいですが、「マリー・ロジェの謎」はどうも・・。 その他のスリラーものはやはり秀逸。「早すぎた埋葬」の息苦しさや「落とし穴と振り子」(このイメージはずっと以前に読んだ時のものがよみがえってきました)●for Chain Reading・「黒猫・黄金虫」E・A・ポー(新潮文庫)
2007.09.18
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●本日の一冊「仰臥漫録」正岡子規(岩波文庫) なまなましい「生」への執着が記載されています。ほんとに死の直前まで感じたことを何かしら書いていたことに驚きます。出版社の要旨子規が死の前年の明治34年9月から死の直前まで、俳句・水彩画等を交えて赤裸々に語った稀有な病牀日録。現世への野心と快楽の逞しい夢から失意失望の呻吟、絶叫、号泣に至る人間性情のあらゆる振幅を畳み込んだエッセイであり、命旦夕に迫る子規(1867‐1902)の心境が何の誇張も虚飾もなくうかがわれて、深い感動に誘われる。 ●for Chain Reading・「墨汁一滴」正岡子規(岩波文庫) -紹介済み・「病床六尺」同上(同上) -紹介済み
2007.09.17
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