Chain Reading

Chain Reading

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

ぶっく1026

ぶっく1026

Calendar

Comments

タクロウ@ ガラスのうさぎ像を見た二宮駅前 僕は東海道線の二宮駅前にあるガラスのう…
乗らない騎手@ ちょっとは木馬隠せw あのー、三 角 木 馬が家にあるってどん…
もじゃもじゃ君@ 短小ち○こに興奮しすぎ(ワラ 優子ちゃんたら急に人気無い所で車を停め…
地蔵@ 驚きのショックプライスw コウちゃんがこないだ教えてくれたやつ、…
ヒゲメタボ@ クマたんと呼ばれてます(^^; 最近はこれが流行ってるって聞いたので …

Freepage List

2007.01.22
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類


本日の一言-----------------------

「装うとは、着る人間がどのような個性を生きたいかで、決まるものだと
私は信じている。だからこそ、素晴らしいのだ。」

-塩野七生
----------------------------
 とても理知的で論理的な文章を書かれる塩野七生さんの「男」に対す
る考察・要望集です。さぞかし手厳しいだろうと思いながら読みましたが、
そう思うこともないほどかけ離れた世界のことのように感じました。
 ある意味ではほっと一息です。

 私事で恐縮ながら、本書を読んでいると自分のことをぐさぐさやられて
いるように感じてしまいます。

・「(「頭のよい男」とは、)よく言われる自分自身の「哲学」を持っている
人ということだが、哲学と言ったってなにもむずかしい学問を指すわけ
ではなく、ものごとに対処する「姿勢」(スタイル)を持っているかいない
かの問題なのだ。」

・「四十歳以前の運は天与のものである割合が大きいが、四十歳以後
の運はその人自身の「せい」である場合のほうが、大きくなるものだと
思っている。」

・「スタイルとは、見せかけの反対である。
 強い信念のことである。」

・「スタイルがある、とは?

 1.年齢、性別、社会的地位、経済状態などから、完全に自由な人で
あるということ。
 2.倫理、常識などからも自由であること。
 3.貧相でないこと。
 4.深いところでは、人間性に優しい眼を向けることのできる人。 」

・「成功する男、とは?

 1.身体全体からえもいわれぬ明るさを漂わせる男。
 2.暗黒面ばかりに目が行く人、ではない男。
 3.自らの仕事に、90パーセントの満足と、10パーセントの不満をもっ
ている男。
 4.ごくごく普通の常識を尊重すること。  」

 ファッションを気にしていたのは大学生ごろで終り、社会人になってか
らは最低線をかろうじてキープしている程度でしょうか。
 うーむ。これではいかんですね。

 本書を読んでいると、なぜかイタリアに行ってみたくなります。
また、トルストイなども読んでみたくなります。
 どうやら塩野さんの文章でそれぞれが魅力的になっているせいのよう
です。

[要旨](出版社)
インテリ男はなぜセクシーでないか?浮気弁護論、殺し文句についての
考察。男の色気、嘘の効用について。成功する男、わが心の男。腹が
出てきたらもうおしまいか等々、塩野七生が男たちに贈る辛辣にして華
麗、ユーモアと毒にみちた54章の「男性改造講座」。若者から老人まで、
男が本当の大人になるための最良のバイブル。

[目次]
頭の良い男について;イタリア男、イギリス男に圧倒されるの巻;古き皮
袋に新しき酒を;再び、古き皮袋に新しき酒を;嘘の効用について;再び、
嘘の効用について;「同じ言語」で語りあえることの尊さについて;装うこと
の素晴らしさ;「絵」になるということ;クロウトの意見;女には何を贈るか
;人前で泣く男について;おしゃれな男について;男女不平等のすすめ
;ひげの種々相について;ステキな男;殺い文句についての考察;女の性
について;オール若者に告ぐ;男の色気について;マザコン礼讃;男のロ
マンなるものについて;浮気弁護論;つつましやかな忠告二つ;女とハンド
バッグ;インテリ男はなぜセクシーでないか;嫉妬と羨望;食べ方について
;不幸な男;執事という種族について;『風と共に去りぬ』に見る男の形
;ウィンザー公夫人の宝石;銀器をめぐるお話;仕事は生きがい、子供は
命、男は?;スタイルの有無について;セクシーでない男についての考察
;男と女の関係;働きバチなる概念について;男が上手に年をとるために
;成功する男について;地中海的中庸について;自殺の復権について
;外国語を話すこと、など;外国人と上手くケンカする法、教えます;あな
たはパトロンになれますか?;肉体讃歌;続・肉体讃歌;イタリアの職人
たち;わが心の男;腹が出てきてはもうおしまいか

●for Chain Reading

・「再び男たちへ」塩野七生(文春文庫)

「ローマ人の物語」 1~28(文庫版・未完)塩野七生(新潮文庫)
 *紹介済み

・「イタリアからの手紙」同上(同上)

・「マキアヴェッリ語録」同上(同上)

・「チェーザーレボルジア」同上(同上)














お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007.01.22 18:11:40
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: