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ちーこ♪3510

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2019.05.10
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カテゴリ: 東京生活
ダブルワーク、バングラデシュ青年からの相談である。30歳前半の彼が4年以上も働くクリーニング工場のバイトは何年働いても最低賃金である。国に三カ月帰ったりする時は優遇してくれるが、当たり前に休んだ分だけ賃金はない。「また戻って働いてね、頼りにしているよ」と工場のボスは言うらしいが、ハードな仕事で日本人同様、外国人の若者も長続きしない。4年も続いているのは彼だけだから貴重な人よ。ならばアルバイターもスキルで昇給して、やる気を引き上げて欲しいよ!
ダブルワークは、知り合いのバングラデシュ人が働いているお弁当屋さんに追加で働こうという彼の相談だった。しかし漢字が嫌いな彼が弁当屋のメニューを理解できるのか疑問だ。裏方スタッフならばつとまるかな?しかし彼が調理に興味があるのかどうかも問題だ。
そして、ラマダンの時にも食事の仕事はどうなのか。お弁当屋では豚肉を調理するのは必須だよね。

とりあえず、私が彼が持ってきた履歴書を代筆してみた。履歴書の項目の漢字さえ読めないのだから。来日して数年、漢字に目を背けてきたツケはやってきた。宿題を出してもやって来なかったし。自分の住所を漢字で書くのだけはなんとかマスター。
定食 唐揚げ 大盛り 特価 海苔 鮭弁 炒飯 餃子 味噌汁 梅干し 予約 追加、弁当屋で出会う漢字は果てしないよ。
バングラデシュ青年は母国でテクニカル関係の大学院まで行っているので、頭は悪くないはず。
ただ語学が嫌いなだけと言っても、このままだと彼の学歴にあう仕事は見つけにくい。収入も最低賃金のままだ。英語を使う仕事も嫌だって。
肉体労働を重ねてもいずれ限界が来てしまうので、私が東京を去った後にも日本語をさらに勉強してほしいのだが、私と一緒に退会してダブルワークしたいと言う。


別な話、
昼間に田園都市線の電車に乗った時、席は空いてなくて出口より少し中に立っていた。隣の車両からお腹の目立つ妊婦さんが入ってきて優先席の前に立った。が、優先席に座っていた20代の男女3人、反対側に40代前半くらいのサラリーマン男性2人組、70代らしき女性。しかし誰も席を譲らず、妊婦さんもため息混じりの表情だった。私がどうしたらいいのだろうと心配していたら、隣の車両から50代くらいの女性が妊婦さんを呼びに来て、自分の席に座るよう話して、妊婦さんはすまなさそうについていった。妊婦さんを目で追っていたのだろう。ホッとしたよ。
私が一番ムカついたのは優先席に座っている若者にではなく、優先席に座っている会社員だった。二人とも家族を持っていてもおかしくないきちんと身体のサイズに合ったスーツ姿だ。結婚、妊娠、家族というワードに疎い若者と違い、家族に妻や子供がいそうな、何より経験値が高そうな会社員二人の、想像力の無さと、人としての思いやりの無さと、会社員のスーツに輝く社章の惨めさが、もうすぐ去りゆく東京の冷たさを感じる出来事となった。でも若い女の子も妊婦さんのせり出したお腹は見たのだ。イヤホンで音楽聴きながら目をそらしたままだ。あなたも同じ時が来るかもしれないんだよ。

もうすぐ食べられなくなるベトナム料理レストランランチを一人で。用事を済ませてうちに帰ったら、朝食で使った食器を夫が初めて洗っていたよ。@@






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最終更新日  2019.05.10 15:57:28
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