全2件 (2件中 1-2件目)
1
前回からの続編です。なぜ漢方は長く飲まないと効かないのか?今回からその理由を一つ一つ書いていこうと思います。1.そもそも体の状態にその薬が合っていないまず患者さんの現在の体の状態をよく調べそれに合った漢方を出すのは当たり前のことです。これを証(しょう)を立てるといいます。漢方に興味のある方ならばよく御存知だと思います。前回のブログで風邪に対する葛根湯の例を出しましたが一言で風邪と言っても、症状によって使う漢方は様々なのです。例を簡単に挙げていきましょう。■風邪のごくごく初期(まだ背中やわきの下に汗を書いていない状態)に使う「葛根湯」■葛根湯と同じく風邪のごく初期だけど、より症状が強い時(インフルエンザ等)に対して使う「麻黄湯」■風邪が少し進み、背中やわきの下から、暑くもないのに汗をかきだした時に使う「桂枝湯」■風邪がさらに進み、吐き気や胃腸症状を伴い、長引いてしまったときに使う「柴胡桂枝湯」■老人や元々体力の弱い人に使う「香蘇散」風邪だけで、こんなに様々な出し方があるのです。それどころか、まだまだ沢山あります。しかし、日本の病院で出される風邪の漢方薬といえば、大抵「葛根湯」です。東洋医学を知ってる人間にはありえない話なのですが日本の医療業界ではこれが常識になってしまっています。昔の落語で、どんな症状の患者に対しても葛根湯をのませるという「葛根湯医者」が藪医者の代名詞として出てきましたが、現状をみていると、笑えない話なのかもしれません。ではどうすれば体に合った漢方に出会えるのか。次回はそちらをテーマに書いていこうと思います。
2011.02.17
コメント(0)
近頃寒さや乾燥のせいもあってか、多くの方からのご相談を受けていますが、その中でよく耳にすることがあります。漢方薬は長く続けて飲まないと効かない。なるほど。一般の方が持つ、漢方に対するイメージなんだと思います。果たして本当にそうでしょうか?例えば、もう何年も腰痛、高血圧で悩んでいるなどの症状でしたらわからないこともありません。しかし、病気というのは慢性病だけではありません。風邪や急性胃腸炎など、急にかかり、かつ長引かないものもあります。そういう病気に対しても長く続けて飲まないと効かない!!となると、はっきり言って薬の意味がなくなってしまいます。今すぐどうにかしたいわけですから。実は漢方薬とは本来、慢性病ではなく、急性病のために考えられてきたものなのです。そして、その病気に対して、いかに早く効かせるかということを、かれこれ二千年以上悩みぬいて来たのです。「じゃあなんでそれが現在の医療では全く役に立ってないの?」という疑問が生まれるかもしれません。確かに、病気によっては西洋医学のほうがはるかに優れている部分もあります。だからといって東洋医学や漢方が西洋医学の足元にも及ばないかというと、実際そんなことはないのです。現代に生きている私たちには、西洋医学では治せない(あるいは病気として認めてももらえない)症状がたくさんあります。そういったものに対しては、東洋医学のほうがはるかに優れていると私は考えています。ではどうして漢方薬は長く続けて飲まないと効かないのか?風邪のひきはじめに、とよく「葛根湯」が市販されていますがあれで治ったという話はあまり聞きません。いったいどこに問題があるのでしょうか?次回からその理由を一つ一つ挙げていこうと思います。みなさんにはぜひ漢方を始める前に知っていただき、より効果の出る飲み方をしていただければと思います。。
2011.02.08
コメント(0)
全2件 (2件中 1-2件目)
1


