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京都 高雄の紅葉あいかわらず“鬼平”気分に浸りたい 軍鶏鍋琵琶湖の幻の魚になりつつある“もろこ”万願寺とうがらし椎茸の軸軍鶏出汁で雑炊 .......また ぼちぼちブログやろっかと思ってます
2011年12月07日
久しぶりの緑地公園。5月最終日、天気予報を翻す陽射しの中を歩いた。芦生の森、醍醐寺、と連日天候に恵まれた。雲間から現れるジャンボ機の腹、旋回し上昇する姿、普段は目に出来ない光景を今回もいっぱい見ることが出来た。帰りは空港内を車でぐるり、何機も見れた。美味しい食べ物、大好きな飛行機、緩やかな稜線、寛げる空間・・・西の空には、大好きなものがひろがっている。
2009年05月31日
『成相寺』に続く西国三十三ヶ所巡拝。大阪滞在中に京都府伏見の『醍醐寺』へ。世界遺産であることを知らぬまま境内を歩いていた。茶店も開いていない、参道では打ち水をしている時間帯だった。敷地面積の広さに驚くとともに、曇天ながら際立つ生茂る青い木々に目を奪われた。 総持寺、中山寺と、網越しで無く見上げることが出来た仁王様。まるで子供の頭のような大きさに愛嬌を感じたが、ジっと見れば愛嬌などと言える表情ではなかった。ここから本堂に向う参道は、5月の緑の清清しさと、四方に野性的に立つ木々に圧倒され、歩調が緩む。 鐘をつこうと近づくが、残念ながら通常ではつくことが出来ません。しかし組まれた建築の壮美さに佇み見上げるばかりだ。史跡に指定された境内が、下醍醐、上醍醐に分かれ、100余りの堂塔が散在することも知らなかった。やはり、参拝前の知識を得ることは必要だと反省している。 豊臣秀吉が催した「醍醐の花見」を彷彿させる光景がひろがる。紅葉のプロペラが満開であり、青くたゆたう枝垂桜。新緑の季節に訪れることが出来て良かった。高野山から始めた三十三ヶ所は、番外を含め十八箇所となっている。時間をかけて巡拝していきたい。
2009年05月30日
昨年の11月末日、初めて『芦生研究林』に訪れた。根雪で閉ざされる為、その年最後の入林となった。今回は5月の芦生を見るために、コースは『下谷・ブナノキ峠コース』に決定。早朝立ち寄った美山町茅葺の里では初夏の青空を仰いだけれど、河鹿荘をあとにすれば瞬く間に雲はひろがり、霧に被われた森を体感出来た。 上谷と下谷が合流する中山から、『由良川』の名称となる。林道からの視界は、谷辺、そこに群生する植物、右手の山肌と岩壁に在る植物、奥深い獣道に見える窪みなど、そのすべてに霧がかかり幻想的にする。 道端には鹿の頭蓋骨。美しい声を自慢するかのようにイカルが鳴き、幸せの青い鳥オオルリは、高い杉の頂上で囀る。ミソサザエは元気が良い。霧の木立に浮かぶ今年見納めとなる山藤、ピンク鮮やかなタニウツリ、白いうの花(ウツギ)、十文字の白い花は山ボウシ、腹の赤いイモリ(?)に、掌大の蛙の名前はなんだっけ。その上の画像はホウの花。朴葉焼きの『朴の花』 白い子馬が俯いたような植物は『銀竜草(ギンリョウソウ)』 林道から谷辺に下りしばらくすると、霧の中に巨大な桂が現れる。数名のハイカーが見上げている。幻想的な森の中で、さらに異次元にいる感覚を覚えた。なにものにも代えがたいエナジーを湛え、その力は光のように降り注ぐ。後にして振り返り見た姿も忘れられない。(上・右上画像)大桂から、『トチノキ平保存林』に向かう。様々な姿形の木々は語りだしそうだ。幾重もの枝葉は巨大なドーム状の屋根となり、森に抱かれていると思う。この辺りから陽が射し込み、葉葉が揺れて眩い。ハイカーが聳え踊る巨木を撮影している。(上・右下画像) トチノキ平保存林から林道に戻れば青い空が見えるが、雷の音が追いかけてくるようだった。『ケヤキ峠』にて一呼吸おき、『ブナノキ峠』を目指す。雷の音によっては引き返すことになるが決行できた。急勾配であっても湿り気帯びた足場は柔らかく、登っていて体に優しい。節節に程よい付加がかかってくる。横倒れになった巨木の幹が真二つに裂けていた。その先をたどれば大きく曲がり天に向かっていた。たとえ朽ちたものも養分となる。自然の中に存在し生きるものに不要なものは無いと思う。それが素晴らしいサイクルとなっている。・・・はずなのに。次第に周囲の山々が低く見え始める尾根歩きは、吹き抜ける風の心地良さもあいまって本当に気持ちがいい。三角地点に到達!生茂る木立の中からの展望になるけれど、大満足。復路にて通り過ぎた『ブナの森』に立つ。この木に抱きつき耳を寄せた。(画像中央)
2009年05月29日
天橋立から何処へ向かうのか知らなかった。途中の公園でお昼ご飯。早朝作ったお弁当を開ける。牛肉のガーリック焼き、蕗の佃煮、玉子焼き、お土産のシュウマイ、タコういんな、ブロッコリーにトマト、太刀魚塩焼き、手作り梅干の生姜・・・。スペシャル弁当のメインディッシュは~ 『じゅ~!じゅ~っ!』 北近畿丹後鉄道、山陰本線と、のどかな山間を走る電車を横目に、こうのとりの町を通り、松葉蟹で有名な町を過ぎ、およそ100キロとなる浜坂漁港に到着。宿に到着後には近くの温泉に向かってぶ~らぶら散歩。戻れば入口前で炭を熾していた!
2009年04月29日
140km走らせて、初めての“天橋立”に到着。見たこともなかった私は、恥ずかしながら“橋”の存在を探した。観光船から、やっとこの松並木の存在を知り、有名なスポット“股のぞき”から、日本三景たる所以を納得。深く頷いたのであった。股からの眺めは、天地の境界線をゼロとしたようで、その宙に浮かぶ橋のようだった。 リフトで昇った“股のぞき”の傘松公園より、バスに乗り急勾配の道を行く。『西国三十三ヶ所 二十八番 成相寺』へ。久しぶりの札所となる。寺院を彩る季節の花は石楠花、山門から続いていく階段まで咲き誇っていた。そこにはヤマブキ、桜が相まって、春の名残、初夏の訪れがワンシーンにあった。成相寺、願う事必ず成り合う寺という。三十三ヶ所をまわっていて、願い事はしたことがない。一言、「ありがとうございます。」と心で呟く。今回も、感謝のみ。この地に来れて、感謝出来ることが夢のような幸せな時間。この時間を頂けたことが嬉しい。“左甚五郎作” 『真向の龍』 龍の絵、彫り物は特別に好きだ。過去見た中で一番だった。本堂内は撮影禁止だが、この龍は撮影出来た。“静”と“動”が一致した凄みに見惚れた。 右下画像は『智恩寺』 すぐそばにある観光船から一の宮に向かう。船上ではカモメが餌のかっぱえびせん(幼児用)を求め、追いかけてくる。指先のえびせんを見事にキャッチしてくれた。一の宮で降り、“元伊勢丹後一の宮”『籠神社』に参拝しリフトで傘松に向かう。 ◆成相寺の御本尊は 『聖観世音菩薩』 通常は非公開となっているが、今回は33年ぶりの御開帳と時が重なった。次に拝顔できるのは33年後となる。
2009年04月29日
大きな大きな手作りプリンは、甘さひかえめの香ばしい味がした。全部食べれたけれど、翌日のおやつにと掌分ほど残したが、翌朝ぺろりと食べてしまった。12時間以内にこの特大プリンをすべて食べれたことは、幼き日に夢見たことかも。シロップも美味しかった!
2009年04月27日
好きな町に訪れ、お気に入りの店で待ち合わせして、美味しい日本酒にぴったりのアテを戴きつつメインディッシュを待つ気分は、最高だ。食材で旬のものを堪能出来るほど幸せなことはない。お刺身の盛り合わせに山菜の天ぷら・・・ 夢見心地の後にも最大のメインディッシュは待っていた。素敵な夜だった。
2009年04月27日
なんじゃもんじゃの木。暖かな陽射の中で、新緑に囲まれ一際目立つ雪化粧。雪というよりも、綿帽子のよう。堪能できるのはほんの2週間だろうか?僅かな期間この光景を満喫できる。毎年楽しみにしているひとつだ。お昼に間に合うように出かけた。なんじゃもんじゃを見上げて、焼き鳥と手巻き寿司に、冷たいビールを飲んだ。 若い方から年配の方まで、ひとりで訪れている方が多かった。カメラを携え移動していく姿を見ていた。季節の中で、お気に入りのショットを求め探す光景は、こちらまで楽しい気分になってくる。池に面した東屋では、70~80代の男性がひとり、一眼レフを構えたまま池に身を乗り出していた。夢中になっているようで少々心配になり眺めていたが、・・・落ちそうで落ちない。見事なバランス感覚だった。◆Chionanthus(チオナンサス) なんじゃもんじゃの木 ギリシャ語の 「chion(雪)+ anthos(花)」が語源になるそうだ。
2009年04月23日
雨上がりの朝、澄んだ空気と眩い陽が、草花の薫りを立ち上らせる。濡れた土に広がる花弁から、芽吹く木々から・・・。公園で深呼吸するのは久しぶり。
2009年04月22日
先週の御岳山ハイキングの翌日は皇居周辺を散策した。小高い場所にあるベンチで千鳥ヶ淵の桜を眺めつつ朝食。葉桜と満開の八重桜が重なり合って、新緑の中にいっそう鮮やかに浮かび上がっていた。いつのまにか、見上げる花弁の天井の隙間からは陽光が射し、曇り空は淡い水色となってひろがっていた。
2009年04月12日
電車、バス、ケーブルを乗り継いで、御岳山駅に到着。初夏のような陽射の中で、あらためて季節の花々を満喫できる。これから迎えるツツジは眩しく色をはなっていた。早起きして良かった。のんびりハイキングを謳歌した。 一度見たかった“カタクリの花”を見ることが出来た。息切れするような山道も、こんな楽しみが幾つも待っている。芽吹く季節は殊更に嬉しい。落葉樹の枝枝が創り出す世界は神秘的な絵となる。踏み込む度に聞こえる足音は、鳥の囀りや重なり合う葉葉と一緒になって、すべてが山の音になる。
2009年04月11日
雨上がりの朝、蕾を見つけてはホッとする。もうすこし頑張って咲いていてほしい。 桜の花弁 やっと、四方に広がる枝は艶やかに揺れ、はらはら舞い散りながら地面を彩る。木の根から見上げる全身があって美しい。・・・・・早朝の静かなひと時を楽しみに訪れてがっかりした。一面に張りめぐらされたブルーシート、禁止されたロープを張っての陣取り、数箇所には、桜の枝と枝に渡して、ブルーシートを屋根にしていた・・・。山のように積まれた前日のゴミ。驚いた。この枝垂れ桜の足元にもブルーシートが敷いてあった。見事な枝ぶりの木の根、地があっての桜の木を撮りたかった。毎年秋から楽しみにしている場所なのだ。
2009年04月05日
昨夜、アンジェラ・アキの『サクラ色』を初めて聴いた。歌詞は、サクラ色だったアナタも、サクラ色だった私自身も忘れない、という過去形ながら、過去の苦い経験、その中で桜並木を歩いた、互いにサクラ色だった日々も含め、アノ頃の私を忘れずに、それをステップとして今を前向きに生きる・・・というように勝手に解釈した。私の時間に色をつけるなら、今がサクラ色なんだ・・・としみじみ思った。このサクラ色を決して褪せさせるものかと思った。いつまでも、サクラ色でいようと思った。私自身もサクラ色であり、パートナーの顔を浮かべれば、やはりサクラ色なのだ。満開の桜並木をふたりで歩く気持ちを、いつまでも忘れずにいたい。そして、そんな時間を大切にしたい。思い遣りをもって、いつまでも薄紅の優しさある、陽だまりの様なふたりでいよう。
2009年03月27日
2009年03月26日
ひさしぶりの峠越えをした。トレッキングというよりもハイキングコース。前日までの雨のおかげで、陽射を浴び風に揺れる青い葉葉は眩しく、野の花はより鮮やかに目に映る。土の匂いが優しい。(『蔦の細道』宇津の谷入口より、岡部方面に向かって)
2009年03月21日
躍動する枝枝の動きは、冬の楽しみ。 ・・・芽吹き始めた木木は、もう直ぐに青い葉を揺らしはじめる。それも待ち遠しい。冷たい空気の中で、木木はとっくに目覚めていた。
2009年03月08日
鈴懸の球形の果。見かけると、必ず立ちどまって見上げてしまう。ほぼ同じ大きさのボンボンがぶらさがっていて可愛い。そして不思議。見上げた後は、地面をきょろきょろとする。1個も落ちていないんだよなぁ・・・、ボンボン。 〆は、振り返り見ながら、『鈴懸の径』を歌うのダ。一応、ジャズ風に♪
2009年03月07日
さすがに、16年も経つと致し方ないことが増えてくる。人間と同じだ。日中、久しぶりに音をたてる雨が降り続いた。繰り返し抱っこしながら散歩する。家人にアンジュだけ濡れないように傘を差し出してもらうが、どちらにしても一緒にずぶ濡れになる。・・・すっきりして微睡んでいる。我が家のソファーは現在逆さまに置かれている。お気に入りの場所であるソファーの背を床にして、来客者が見れば大掃除中?え!?と驚くだろう。床との段差を最小限にしないと・・・ すべてがアンジュ中心となっている。まだまだ元気 頑張らなくていいから、ワガママに甘えて、長生きしてほしい。
2009年03月06日
この景色の中に鼓動が在る。私の中でも、それは激しく脈打っていた。 そう思うほどに、人々を運ぶ飛行機が好きなのだ。 そこに物語りがあるからだ。『浪漫』なのだ。
2009年02月15日
皇居周りを一周し、北の丸公園からこの鳥居を見た。今年初めての参拝となるので、武道館前を通り過ぎ歩いて行った。学校帰りの学生達が、何人もこの参道を歩いて来る。ちょうど静まりかえった時、なんともいえない世界が目の前にあった。
2009年02月09日
やっと、大好きな寅さんに会えた。お正月休みのような久しぶりの楽しい休日を過ごした。寅さん記念館の入り口に居る寅さんの表情が見えるのだ。あの茶の間があって、寅さんの部屋に行く階段があって・・・。その階段を見た時、思わずすりすりと撫でてしまった。 寅さんの鞄の中身。こういうのって嬉しい。帝釈天参道に、一度は行きたいと思っていたけれど、こんなに興奮するとは思っていなかった。すごく寅さんが好きなんだと我ながら改めて実感したのだった。同じような鞄を、昔購入したことがあった・・・。まるでお医者さんが持つようなものだったけれど、高かったのに使いこなせなかった。寅さんになりたかったんだよなぁ。延々、『男はつらいよ』のテーマソングを口ずさみながら、あの土手に向かった。江戸川をのぞむ河川敷は整備されていて、映画のワンシーンとはちと違っていたけれど、それにしたって、寅さんが葉っぱを口に、ひょいと現れそうな気がしてしまう。そんなことを想像できる場所なのだ。矢切の渡しが行き交っていた。この土手の背には、なんと富士山の頭がくっきりと聳え見えた。こんな幸せな時間・・・経験出来ていることが幸せでならなかった。 参道にて、やっぱり蕎麦屋の暖簾をくぐった。熱々の鴨南を待ってる間には、どデカ~い出汁巻き玉子とミニ生ビール。その後は当然、日本酒なのだ。これ、最高・・・♪駅や参道ですれ違う人々を見るのも楽しかった。みんな寅さんファン!と思えて、それだけでも楽しくなってしまうのだった。実はもう一回行きたい。また寅さんの階段の手摺にしがみつきたいのだ。そして、お腹いっぱいで入らなかった焼き鳥を食べたい。
2009年01月26日
年の瀬に、クリスマスとお正月を総一まとめで満喫した♪大事なことを忘れないように、立ちどまらないように、同じ間違いを繰り返さないように、今年は徹底して学習能力を高める年にしよう。もちろん、笑顔を忘れないこと。明るくスタートです。
2009年01月01日
いつもの河原から見える山の方、こちらは昔ながらの河原の面影を残している。グラウンドも無く、冬枯れた木々と、すすきがうっそうとしている。西日に照らされたその光景には郷愁があり、なんだか優しい気持ちになる。
2008年12月16日
以前にもアップした大好物の『スパイシーチキン』。今回はオリーブオイルに、ニンニク風味をじんわりつけて焼いた。肉にはチリペッパーも強く効かせている。これはスペシャル・メニューだなぁ。Pinot Noir59さんの画像とレシピに触発されて、マネシごんぼデス♪
2008年12月13日
トロッコ道を歩き終え、『須後』の駐車場に到着。今回、通常6名からのネイチャーハイキングで、2名キャンセルが出たことで特別4名での決行だった。そのうえで、ガイドさんとワゴン運転手さんからの素敵なはからいがあった。私達はワゴンに揺られ、また森へと入って行った。ワゴンは大粒の雨の中、ガイドさんが鍵を開けてくれた門を抜ける。そこは『メタセコイア』が続く山道だった。 ワゴンから降り、高く繁るメタセコイアを仰いだ。画像ではわからない・・・。その高さは通常でも50メートルを超えているという。霧と雨、山の息で煙る世界。美山の紅葉はぼんやりと濁ったように柔らかい色だ。メタセコイアの朱がよく馴染む。最後の最後まで、お伽の世界を歩いていた。雨の芦生の森は、想像を超えた美しさだった。ありがとう。 添付し忘れていた・・・ これは河鹿荘であるけれど、京都大学のHPには現在の芦生の森の状況が記されています。
2008年12月11日
私達が歩く道は『七瀬』に向かっているが、ふたご谷を前にして此処で終わる。この先ではふた月の間に事故が相次いだそうだ。このトロッコ道に架かる木板も、いつ崩れるかわからない状態になっていた。3メートルほどだろうか?画像ではわからないが、この下は沢になっている。ハイカー達は、この目の前の足場悪い危険な道を見て、足元ばかりを注意して歩く。とくに雨が降っていれば、私達のようにフードを被り視界は限られる。 危険な道を前にしたその頭上には、なんと・・・!!!巨大な岩を掴むように根付いた大杉が聳えていた。それは頑強な翼を天に掲げているようだった。案内してくれたガイドさんが発見したそうだ。それまでは誰も気づかなかったという。この大杉を見せてくれるために、行き止まりとなる此処まで連れてきてくれた。その存在は山の神だった。岩の陰から鹿が覗いているような、カモシカがいるような・・・此処で生きるものを、大杉が守っているようだった。ガイドさんが教えてくれなければ、私達は誰も気づくことはなかった。復路では降り続ける雨のおかげで、いっそう幻想の森にいる様だった。滴が落ちた葉の動きに、何度もハっとして振り返った。動物の気配と勘違いする動きなのだ。山肌を被う幾種もの苔から零れ落ちる滴は、七色に光っている。右手となった由良川の川岸を覗けば、人間の足跡とは思えない深く沈む足跡が見える。熊だろう。湿潤なこの地帯の木木、トチの木、カツラ、ミズキ、等水分要求度の高い種が見られ、それらが幹から枝にわたって青く輝いて見える。苔生しているのだ。平坦なトロッコ道であっても、まるで夢の中を彷徨っている気分になる。屋久島以来、体感できた特別な世界だった。 To be continued.
2008年12月11日
芦生ネイチャーハイキングのお弁当は素晴らしい。容器は2段重となっている。美山川で採れた鮎の甘露煮、焼き鱒、地鶏、山菜、卵焼き・・・と具沢山。『河鹿荘』で作ってくれる。大きな木の元で食べ始める時には雨が降っていた。森の雨は美しい!ホっとする休憩をとり、雨具を装着した。雨の芦生を見れることが嬉しかった。ここからステッキの使用開始(私のみ)。あまりに運動不足でした。 『小蓬作業所跡』は台風や豪雪の影響だろうか、見晴らしよい広場となる空間には廃材が積まれていた。大きな銀杏の木を囲み、以前は此処が最高の休憩場所だったにちがいない。その正面には白樺と見間違ったケヤキの植林。落ち葉の中に連立する姿にため息が出た。後方には背高いメタセコイアの朱が枝垂れるように映っていた。雨の中の復路の際、ここで温かい珈琲を飲んだ。冷たい雨など気にならない。ただただ目の前の光景をじっと見つめてしまうだけだった。 小蓬谷を過ぎると、誰の仕業か動物なのか?研究者達も見当がつかない『道をふさぐ大岩』が現れる。その岩上に重ね積んだ石の蓋を開けると小銭が入っている。通り過ぎるハイカーが入れるんだろうなぁ。とにかく摩訶不思議な大岩だった。ここから大蓬谷に向けて、道は狭まりカーブも険しい。雨も激しくなっていた。私ひとりがステッキに縋り、緊張の糸はどこまでも切れないのだった。ともに歩いたメンバーの足取りは軽く、余裕を見せていた・・・。 To be continued.
2008年12月10日
京都大学の研究林となっている『芦生の森』 詳細については最後に添付するとして・・・。冷温帯下部に属する天然林(原生林)は、低標高の地域で大規模に残された森林として西日本では屈指であり、大変貴重だと言われている。生息する動物の種類はもちろん、植物に関しても膨大な種類を誇っている森だ。由良川最上流の集落である『須後』の駐車場までワゴンで向かう。森にはトイレ設備が無いためここで済ませる。民家並ぶ道を程なく歩くと、紅葉の中から昭和5年に建てられた趣ある研究林事務所が現れる。ガイドさんが立ち入り許可証をポスティングし、少し行けば現在も資材運搬用に利用されているトロッコを見る。なんとも言えない風合いがあるけれど、稀にみる豪雪地帯である、想像つかないご苦労もあるんだろうなぁと思う。 由良橋自体がトロッコ道となっている。屋久島の時の恐怖感は薄れ、それでも慎重に歩み始めた。しばらくは平坦な道が続き民家もちらほらと見える。やがて大きな石ころが散らばりはじめ、落葉が積もっていたり、道も狭くなったりし始める。急なカーブを折れ、振り返り撮影した。大群の魚が肉眼で見える澄んだ川。植物はじめ、釣りも禁止となっているらしい。左手には僅かに見えるトロッコ道。 トロッコ道が崩壊しているのがわかるだろうか?道をそれて数メートル下に降り、沢をまたいで向こう側に渡りまた登る。この手前には、昭和36年に最後の一軒が離れたことで廃村となった『灰野』がある。石垣が残され、苔生したその一帯で立ちどまった。その静寂の中で、ここで暮らした人々を思い描いた。灰野谷を渡り、目の前にトチの巨木を見る。その蔭にはひっそりと灰野神社の祠が奉られてあった。トチは神木だった。今も地域の人々や、訪れるハイカーが大切に奉っている姿が在った。この先の整備された歩道橋では、強い獣臭が漂っていた。熊(ツキノワグマ)の生息数は相当のものだし、鹿、テン、天然記念物である日本カモシカもいる森だ。アニマル・トラッキングの様に、倒れた木の幹から爪あとを見たり、マーキングの臭いを体感する。此処は生きものの聖地であり、私達はそこに入れてもらったのだ。大変残念だったことは、今回デジカメ修理中だったこと。この目に焼き付けたことが一番なのだけれど、振返り見たい箇所があまりに多く、やはり携帯では枚数を撮らなかった。To be continued.
2008年12月09日
昨日、『芦生の森』の続編を書き終えたら消してしまった・・・。よくあることだ。気分転換に出かけた河原にて、こんな光景に出会えた。背中には真白な富士山が聳えていた。ひさびさにアンジュも連れて行った。土手の階段、途中途中と抱っこになるが、嬉しそうに飛び跳ねていた・・・いや、そんな素振りで歩いていた。
2008年12月08日
美山町自然文化村にて。その上空は、まるで山山が強い力で雲を引き寄せるように、厚い雲を重ねていった。突き抜けるような青空も、暮れはじめるとともに淡く霞んでいく。明日は『芦生の森』に入る。確実に雨となりそうだった。その雨は、どこか楽しみでもあった。 宿は河鹿荘。 建物の直ぐ前には、茅葺屋 根の建物があった。 銀杏の葉はワンカップを美 味しく呑んだあの場所で。 山の夕暮は早そうだ。 それでも夕食にはまだたっぷり時間があって、部屋にて銘酒をいただいた。 夕食は『ぼたん鍋』 数日前にとれた新鮮な猪 肉だった。これが絶品で、 脂は口の中で赤身とバラ ンス良くとけ、肉の弾力が ありながら軟らかい。 以前食した猪鍋とは別物 で驚いた。 ネギ、ごぼう、春菊、白菜諸々すべてが新鮮だった。シメには雑炊にした。どんな出汁となってコクがあるか・・・絶品です。あまりの美味しさに肉のおかわりをして、食べ過ぎた。 早朝。雨はまだ降っていない。辺り一帯をおおう靄と、山からは霧が立ち込める。それは音を包み込むようで、まるで霧雨が降っているかのように静かな山間となる。私達は珈琲を飲みながら、窓から眺めていたけれど・・・ ここを歩かないわけにはいかない。お伽の世界のようだ。昨日歩いたりんご園、その側には薔薇園もあり、まだいく種か咲いていた。ケートラも、近所のおじちゃんも、此処では幻想的になってしまう(笑) 何度も深呼吸した。 宿に戻ると、暖炉では火を起し始めていた。ぱちりぱちと、薪が燻され爆ぜる音が優しい。山里ならではの美味しい朝食を済ませ、待ちに待った『芦生の森』へと出発した。
2008年12月07日
美山かやぶきの里からさらに進み、宿となる河鹿荘に到着。当日は美山町文化村のお祭りが開催されていた。地域の新鮮な農産物が並べられ、鹿肉の串焼き、焼きそばの肉は猪だったかな?売り切れてしまっていたけれど、地域の方々が思いきり楽しんでいる光景と、それらの模擬店の様子はとっても素朴であり、眺めているだけでも良い雰囲気だった。和みました。 会場で購入したのはお酒。銀杏の黄葉が輝く絨毯となり、落葉樹の枝の動きは目を楽しませてくれる。少し先にはツリー・ハウスのようなものが・・・。夏に賑わうだろうバーベキュー用の洗い場のトタン屋根には、眩いばかりに積る黄葉。山間の雲の流れははやく、様々な顔を見せてくれる。なにやら雨雲も近づいている。・・・すべてがお酒のアテになる。此処に座ってぼんやり眺めて味わった。これは贅沢な酒のアテ。此処での一杯が堪らない。少し歩けばりんご園。美味しそうに実っていた!足元には可愛らしい姫りんごもあった。いい薫りだった。※画像の容量がここまでらしい。ざ~んねん!To be continued.
2008年12月06日
京都北山方面に向かう途中、見上げ感 激した紅葉。見事鮮やかに青空の中で くっきりと浮かびあがっていた。周囲は 優しく包み込んでくれるような柔らかな 稜線。その表情も淡くぼんやりと錦を 見せている。 燃えるような朱はいっそうの際立ちを 見せ、燦燦と光輝いていた。 画像は振り返り見た道をパシャリ♪ 目の前に現れた『美山かやぶきの里』 突然、別世界を訪れた気分になった。この日は月に一度の茅葺屋根への放水があった。そのせいだろう、苔生した茅葺屋根は色濃く在って、その佇まいにはどっしりとした風情と生気が感じられた。 かやぶきの里を背中に、流れる川は『美山川』 すすきが波打ち、川沿いには紅葉が立ち並ぶ。色鮮やかな落ち葉広がる足元を楽しみ、喉かな里を振り返り見ては歩いた。観光客は多いが、けっして気にならない。両手に大根を持って帰るひとも見かける。この一帯の雰囲気は別世界なのだ。無駄な騒音は、その不思議な空気と景色が消してくれる。誰もが郷愁を感じる場所に思える。
2008年12月06日
昨夜書いた深夜番組・・・、録画にと思いつつ放送時間まで確認した。なんと・・・、『桂米朝60年の軸跡』だった。録画どころか、生で見たいにきまってる。眠れるわけがなく見入ってしまった。枝雀、吉朝のVTR、彼等とのエピソードや対する想いについても語られ、『老い』についても赤裸々に踏み込まれた内容だった。こんな時間に、こんなに大事なことは書ききれない。またゆっくり書きましょう・・・。
2008年11月07日
桂米團冶と、何とかっていう女性が司会する、上方落語の番組を深夜放送していた。ベットに横になったまま、再放送を繰り返すその番組を延々見てしまった。関西で行われた寄席の諸々の催しの中から、ピックアップされた何名かの噺を聞いた。ぜ~んぶ米朝さんと比較してしまう・・・。それでも、東海地方の深夜番組で、上方落語番組を取り上げてくれてることだけでも、なんだか異常に嬉しくて喜んだ。米團冶は、先日テレビ番組で聞いたばかりの、同じ『青菜』をやった。おんなじ『青菜』でも、前回とは全く別物のようなテンションだった。それも面白い。上方で最近襲名披露を終えた人、直、襲名する4人の集まりのトリをつとめたのだ。格別、力が入るはずなのだ・・・。これから毎週放送してくれるのかなぁと、淡い期待を込めつつ、オフタイマーの時間になるまえに眠りの中に入った。放送時間、遅過ぎ・・・。うう・・・新聞見たら、2時近くから『関西選』とだけある。今夜は漫才なのか?また落語やってくれるのか?録画セットしておこう~っと。
2008年11月06日
なかなか、毎日書くことが出来ない。新しい日記帳を購入しては、数ページでとまってしまったことを思い出す。それでも、日をおいても書き重ねていた時期があった。とびとびの日付でも、それは数冊になっていた。・・・せっかくこうして始めたのだから、できるかぎり頑張ってみましょう。楽しみながら。 最近、かなしい別れを体験した。病院と家とを往復したのは、短くとも特別な時間だった。そんな出来事の中で、私の中に言葉では表現出来ないモノが置かれていった。私に欠けていたモノであり、必要なものだった。辛かった時間も、二度と会えないかなしみ、さみしささえも、和らげてくれるような・・・ これから生きていく自信と言えば近いだろうか。泣きつづけて、数日が経ち、そのことに気づいた。先に旅立ったもうひとりの祖母からも贈り物があった。そして、またもうひとりの祖母からも。こうして今、私にある時間に感謝して生活していきたい。与えてもらった貴重な時間に気づけたことを、無駄にしないようにしなくちゃ・・・。
2008年11月05日
金木犀の薫りに包まれると、歩いていても、自転車を走らせていても、しばらくの間はその甘い香りを纏っているような気分になる。角を曲がり、消えかければ、また何処からともなく漂う10月の薫り。郷愁をそっと撫でるような優しさを覚える。 あの服を着て、あの道を歩いて、・・・その頃抱いていた不安までをも思い出す匂い。不安ながらも全速力で走っていた時間。秋晴れの空を見上げ、目をとじ感じた風の匂い。・・・遡れば幼い頃まで、運動会の練習をする土埃の匂い、旬の青いみかんの酸っぱい香りも、金木犀の薫りの中に甦る。 今日もこの薫りに包まれながら、今ある私が新たな薫りの記憶の中に残るんだなぁと思った。そう思っただけで物凄く嬉しくなった。そう思えたから嬉しかったのかも。幸せだと思った。
2008年10月08日
見上げるほどに背の高い秋桜。 花弁をはらはらと落としていた。それは静かで、美しかった。揺れる秋桜の中で、蜜蜂、蝶は、忙しく動きまわっていた。 小春日和には・・・まだ早いか。
2008年10月04日
米朝さんの落語を聞いて、すっかり上方落語のファンになった。・・・米朝さんから始まったというわけで、なかなか他に惹かれる人がいない。ここで登場は息子である桂小米朝。先日は『青菜』を聞き、地元のローカル番組にも出演していて思わず喜んでしまった。『五代目桂米團治 』襲名も近いので、見かける機会が増えた。そこで、師匠であり、父である米朝さんが伴っていることもあり、それが嬉しくてたまらない。静岡では上方落語を見れる機会も少なく、ましてローカル番組に出演するなんて・・・。いつから“米團治”になるのか? と、初お披露目となる京都南座さんから質問されたそうで、京都の日の出時間としたそうだ。県内でも何箇所かの披露公演があるけれど、やっぱり関西に行きたくなる。今夜、小米朝さんは繁盛亭への出演となっていた。また天満宮に隣接した『繁盛亭』に行きたい。
2008年09月26日
青空のもと、木陰のベンチは賑わいだ。サングラスのおばあちゃんとは犬繋がりのお友達なので・・・ちょっとした撮影会。笑顔と笑い声に癒された。
2008年09月20日
瞬く間に青空がひろがっていく。
2008年09月20日
2008年09月19日
今日は主役。輝く黄昏の空を見つめている。
2008年09月17日
これから人が集まり始める公園。滑り台には、子供達の足跡が残っている。ハトは地面に丸くなり、傍を通っても動かない。揺れる葉の音が聞こえて得した気分になった。
2008年09月17日
人気疎らな、こんな場所が側にあって幸せ。 特別出演 アンジュ
2008年09月16日
今にも降り出しそうな、青空見えない午後の公園。じっとりと汗ばむ中でも、歩けば風は流れる。 足音からも、秋の音。これから変化していく色が楽しみになる。 朽ちる中で生まれる美しさ。 ささやかな楽しみをいっぱい見つけようと思う。
2008年09月15日
人の出入りが少なければ、ソファーで一日アイスノン を枕に寝入っている。一度起きてしまうと思い出した かのように「おしっこ、おしっこ!」とせがんでくる。 ベランダからの風にあたり、煙草を吸ってぼんやりし ていれば、こんな風に、外へ連れて行ってと甘えてく るのでした。まだまだ吠えてない・・・鼻で鳴くのを無 視していれば、あちこち走り回ってアピールし始め る。元気になった。以前よりも甘やかしている。 そのとき出来ることは、なんでもしてあげたい。
2008年09月14日
000000 【ケータイで見る】 【ブログ管理】 ブログ右上のアクセスカウントがこの通り、『000000』のまま。管理画面では確認できるけれど、通常画面ではコレ。他のブログを見ても時々同じように正しく表示されていない。楽天に質問してみたら、反映されるのに時間がかかり、このようなことが起こる可能性があるとか。時間おいても変わらないんだよなぁ。同じ箇所から秒刻みでアクセスが異常に多くカウントされることも不思議のひとつ。楽天の方にもわからないことなんだそう・・・。わからないのにそのまま運営されてるって、ある意味コワイ。
2008年09月14日
お彼岸、中秋の名月、敬老の日・・・というわけで、午前中は車椅子で祖母を連れ出すことになっていた。長引いた入院もあってか、一段と気弱になり言葉数が減った。喜怒哀楽が乏しくなっていく。周囲の影響も大きいのだと思うと、反省することが多い。往きはタクシー、帰りはゆっくり歩いて戻った。大きな橋を渡りきるまで30分ほどだったろうか。晴れていれば真正面に富士山が見えるのに、今日は雲が多くて望めなかった。ハイサンソを車椅子のステップに置き、祖母は楽チンだ。橋のたもとの餅屋でへそ餅を買い、むかいにあるうどん屋に入った。小奇麗で広々とした店構えでも、入り口が二段の階段、店内4人がけテーブルは、凝った造りでテーブル下の木組みが厚く、車椅子一台入るのは精一杯で並んで座れない。トイレまでもステップがあり、汗をかいた。こうした時間を持つと、ありとあらゆる場所に不便さを感じる。新しくなった駅はどうなったことか・・・。期待できない。在る物を新しく立て替えるばかりじゃなくて、無いものを新たに増設していってくれる町になってくれればいいのにと思う。祖母は買い物が好きなので、途中にあるスーパーマーケット(って、今も言うのか?)に寄った。みかんと甘いカップケーキだけを選んだ。昨年までは、様々な惣菜類を手にとり選ぶのを楽しんでいた。・・・・・涼しい季節になるので、今日のような時間をまた作ろうと思った。
2008年09月14日
あんじゅと河川敷に散歩。頭上は瞬く間に雨雲におおわれた。ぽつんぽつんと、空を見上げて「あ~あ」と言える小雨から、ぼたりぼたりと帽子を打つような雨粒に変わるのは早かった。帰宅して、その後雨上がりの空にひろがる夕焼けは輝く彩だった。明日は晴れるかな~と期待したけれど、また今も降り始めた。明日はどうにか・・・晴れてほしいのだ。
2008年09月13日
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