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2023.09.02
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カテゴリ: 読んだ本
『赤い月の香り』 千早茜さん

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赤い月の香り [ 千早 茜 ]

内容紹介(出版社より)
天才調香師は、人の欲望を「香り」に変えるーー。
直木賞受賞第一作。『透明な夜の香り』続編!

「君からはいつも強い怒りの匂いがした」
カフェでアルバイトをしていた朝倉満は、客として来店した小川朔に、自身が暮らす洋館で働かないかと勧誘される。朔は人並外れた嗅覚を持つ調香師で、その洋館では依頼人の望む香りをオーダーメイドで作り出す仕事をしていた。
朔のもとには、香りにまつわるさまざまな執着を持った依頼人が訪れる。その欲望に向き合ううちに、やがて朔が満を仕事に誘った本当の理由が分かり……。
香りを文学へと昇華させた、第6回渡辺淳一文学賞受賞作『透明な夜の香り』に続く、ドラマチックな長編小説。



描写がとても美しく、文章から香りが感じられるようでした(ハーブや花の描写は特に)。
とはいえ、お話としては美しいだけでなく。人の感情の激しさや、生々しい欲望。そして現実の残酷さなども感じられました。

気になっていた前作の登場人物、一香と朔のその後の関係は、とても静かなものでしたね。この二人ならそうなるか、と思いつつも、少しもどかしく感じたり・・・。
でも、朔が朔である限り、普通の(ありがちな)ハッピーエンドにはならない気がするなぁ。二人にとって(あるいはどちらかにとって)、ベストな形はどんなものになるんだろう。また続きが読みたいな。





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最終更新日  2023.09.02 17:09:36
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