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2012.07.02
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カテゴリ: カテゴリ未分類
ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると 、シリアが海岸線に配置していた対空砲によってトルコの戦闘機は撃墜されたとアメリカの情報関係者は指摘している。国防関係者も対空ミサイルで撃墜された痕跡はないとしているようだ。公海上でシリアの対空ミサイルによって撃ち落とされたとするトルコ政府の主張に説得力がないとアメリカ側も考えているのだろう。

 撃墜に関するシリアとトルコ、両国政府の主張を比較したならば、シリア側の説明に説得力があることは明白で、アメリカ側の分析が「驚き」というわけではない。トルコがシリアの防空システムを調べていたという見方も、常識的なものだ。ただ、アメリカからこうした発言が出てきたのは興味深い。

 考えてみると、リビアの体制転覆でもそうだったが、積極的な国はイギリスや湾岸の産油国。アメリカの場合はジョン・マケイン上院議員やジョー・リーバーマン上院議員のようなネオコン(親イスラエル派)、あるいはヒラリー・クリントン国務長官のような戦争ビジネスを背景に持つ人びと。日本のエリートたち、つまり政治家、官僚、大企業経営者、その周辺に蠢いている学者やマスコミ社員などは、こうした好戦派に従い、偽情報を撒き散らしてきた。

 しつこいようだが、 ウェズリー・クラーク元欧州連合軍最高司令官によると 、こうした好戦派が中東や北アフリカを軍事制圧する作戦を練り始めたのは遅くとも1991年。その中心にはネオコンのポール・ウォルフォウィッツがいた。

調査ジャーナリストのシーモア・ハーシュ は、ジョージ・W・ブッシュ政権はサウジアラビアなどと手を組み、シリアやイランを攻撃する秘密工作を始めたと2007年の時点で警告している。

 また、 2001年9月11日の直後、ブッシュ政権は攻撃予定国リストを作成、そこにはイラク、イラン、シリア、リビア、レバノン、ソマリア、スーダンが載っていたとクラーク元司令官は語っていた





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最終更新日  2012.07.02 17:40:57


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