学習する組織を創りたい!!

学習する組織を創りたい!!

2005/03/30
XML
カテゴリ: 学習する組織
 ピーター・センゲ著「最強組織の法則」の中で、学習する組織の5つの要素の一つとして
「自己マスタリー」という言葉が使われている。

 「自己マスタリー」という言葉は、個人の視野を常に明瞭にし、深めていくことを表している。
本の中で説明している部分を抜粋してみる。

 「自己マスタリーに、心の解明や解放を扱うものでないが、心の成長を必要とする。
  それは人生を創造的な仕事として受けとめていくことであり、人生を受け身の視点ではなく、
  創造的な視点で生きることだ。」

 「この自己マスタリーによって二つの基本的は活動が具体化する。」

 「ひとつは、自分にとって何が大切かをつねに明らかにしづづけることだ。
  われわれは、この過程で突き当たる問題にあまりに多くの時間を取られるため、
  そもそもどうしてその道を歩いているのかを忘れてしまう。」

 「二つめは、どのうにすればいまの現実の姿がもっとはっきりと把握できるようになるか、
  学習をつづけることだ。
  非生産的な関係に巻き込まれることがあることはだれもが知っている。
  どうしてそこで身動きがとれなくなってしまったかといえば、
  何か問題がないふりをしつづけているからである。」

 私は、この説明を聞いても、依然として理解できなかった。
さらに読み進むと、

 「クリエイティブ・テンションの原則は、自己マスタリーの中心原則であり、
  このディシプリン(規律)では、あらゆる要素の中核となる。」

という説明があった。 
キーワードは、クリエイティブ・テンションという創造的緊張となる。

 自分が考える「望ましい未来の映像」としてのビジョンをかかげ、
現実とのギャップを縮めようとする力が創造的緊張の力となる。

 例えば、自分が「学習する組織」のセミナーを開催している映像をビジョンとしてイメージする。
100人の参加者は、私の身体から発信されるメッセージに、活性化の希望を感じる。
夢のような仮想体験となる。
100名の参加者に「学習する組織」の持つ力を分けてあげたい。
単純かつ、明確なビジョンは、創造的緊張のアンカーとして、しっかりと根付くことになる。
そして、現状の自分の姿と、ビジョンとのギャップを、どうにかして縮めるようとする力が、
創造的緊張の力となる。

 自己マスタリーに対する組織の抵抗についての記載があった。

 「自己マスタリーのもたらすこれほどのメリットに、だれが抵抗できるというのだろうか。
  ところが、抵抗感を感じている人々や組織は多い。
  自分の会社の人々の全面的な発展を望む立場をとれば、従来の従業員と組織の契約関係から、
  根本的な飛躍を遂げることになる。
  いくつかの面では、伝統的なビジネス習慣からのもっとも過激な離脱となる。」

 このような創造的緊張を続けていると、不安になることが予想される。

 「目標が高すぎるのではないか。」
 「自分には達成できないのではないか。」
 「職場から抵抗されるようなビジョンを持ち続けていいのだろうか。」

 そんなネガティブな感情に負けてしまうとき、安易な行動は、
ビジョンを「現実的な目標」に置き換えてしまうこと。
自分のビジョンをあきらめて、少し高めの目標に向かって行動を進めていく。
この状態で、創造的緊張は、かなりゆるんでいる。
さらに、実現可能な目標まで下げることにより、安心感と一時的な成功を手に入れようとする。
創造的緊張は、伸びきったゴムのように、力なくゆるんでしまう。
現在の開発現場における、伸びきった緊張感とつながるものがあるように感じる。

 個人のビジョンとか直感を、評価することが可能だろうか。
自己マスタリーの効果を定量的に測定しようとする伝統的ビジネス習慣そのものが、
自己マスタリーに対する抵抗となりえる。

 未来のリーダたちが、日常の生活の中で自己マスタリーを育もうとする場合、
必要となるのが、「ビジョンを自由に語る環境」の整備である。
通常の会議、会話の中で、ビジョンを語ることについて、強い抵抗を感じる人が多い。

 コーチングのように、安全で何でも話せる場を用意し、
その中で自分の中にある本当のビジョンを語り、自分のやりたいことを再認識してもらうことを、
一つのアイデアとして提案したい。
私は、ビジョンをもった人たちが、創造的緊張を持ち続けることができるよう、
継続的に支援していきたいと考える。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2005/03/30 07:04:04 PM


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

csfcw

csfcw

カレンダー


© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: